白カビを気づかずに食べてしまった時の対処方法とは?有害?無害?

カビは食品に雑菌などが多く繁殖すると目視できるようになるもので、一般的には人間にとって有害なものという扱いです。カビが生えた食品をあえて食べるという方はなかなかいませんよね。

しかし一般的に有害に思えるカビですが、実はすべてが有害というわけではありませんその代表格がチーズで、あえてカビを発生させる製法はとても有名です。

今回は、カビの種類の一つである「白カビ」について解説していきます。白カビと聞くと、カビの中でも比較的安全なイメージを持たれる方も多いですよね。誤って食べてしまっても食中毒などの危険性はないのでしょうか?そこで今回は、

  • カビとはどのようなものか?
  • カビによる人体への影響とは?
  • 白カビの対処方法

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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カビとはどのようなものか?

まずは「カビとはそもそも何なのか?」ということについて解説していきます。カビは一体何でできているのか、どうしてカビが生えるのか、詳しく解説していきます。

カビは何菌なの?

カビは現在発見されているだけでも、世界で約8万種類も存在すると言われています。人体に有益なカビであったり、食中毒を引き起こす危険性がある有害なカビであったりと、様々な種類が存在します。

カビは菌類や微生物の集合体で、目視できるようになったものを一般的に「カビ」と呼びます。種類も当然様々あり、アオカビやフザリウム、ケカビやクラドスポリウムなど、見た目も種類も様々です。

カビは何でできている?

先ほども少し紹介しましたが、カビは菌類や微生物の集合体であり、「カビ」という名前自体は通称なのです。ですので、本来カビを見かけた際は、「あ!クラドスポリウム(黒カビ)だ!」などと呼ぶのが正確とも言えます。

しかし、目視できるカビがどんな菌の集合体なのかは、顕微鏡などで観察しないとわかりませんよね。そのため黒カビや赤カビ、緑カビなど、人間がわかりやすいように名前を付けたのです。

何故食品にカビが生えるのか?

カビが目視できるようになるためには、相当数の雑菌が増殖しなければなりません。本来食品には、空気中に潜む雑菌や、人間の皮膚などに潜む雑菌など、様々な雑菌が付着しています。

これらの雑菌が温度や水分などを栄養とし、増殖することでカビが目視できるようになります

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カビによる人体への影響とは?

カビは人体にとって有益となる種類も多いですが、多くは有害となる菌です。カビを食べてしまった場合は人体にどのような影響をもたらすのでしょうか?

人体へ影響のあるカビとは?

カビ菌の種類は様々で、一概に悪いと決めつけることはできません。色で判断するのであれば、黒カビは確実に有害な菌類と言われています。青カビは有害なものと無害なものがあります。

赤カビも危険な雑菌の集合体であるため、絶対に食べないようにしましょう

カビによる感染症

カビは人体に取り込むことで、様々な感染症を招く可能性があります。カンジダ症やアスペルギルス症といった様々な病を引き起こす可能性があるのです。

カビが原因となった病により死に至る方も非常に多いため、カビはとても危険です。

カビによるアレルギー反応

カビは食品のみならず、空気中の様々な場所に漂っています。お風呂場や窓際など、水気の多い場所ではカビがみられる場合も多いですよね。これらのカビを体内に取り込むことで、様々なアレルギー反応を示す場合もあります。

アレルギー性鼻炎や気管支炎、水虫やシックハウス症候群など、様々な病を引き起こす可能性もあります。

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白カビの対処方法

白カビは、なんとなくカビの中でも安全性が高いというイメージがありますが、果たして本当に大丈夫なのでしょうか?食べてしまった場合の対処法や、食べられるものかどうか見分ける方法などについて解説していきます。

白カビを食べてしまったら?

白カビが生えている食品を誤って食べてしまった場合は、自身の健康状態によっては食中毒の症状を引き起こす場合が多いです。腹痛や下痢、嘔吐などの症状が起こるでしょう。

発がん性物質を持っている白カビの種類なども存在するようですから、間違っても食べないようにしましょう。もし食べてしまったら、症状が出たら病院へ行く、出なかったら経過観察、この2つしか手はないでしょう。

白カビが生えていたら食べれない?

実は「白カビは安全」というイメージは誤りなのです。というのも、白カビが一体何の菌でできているのかわからないからです。チーズや味噌など、白カビを活用して作る食品もありますが、通常の食品にはカビ菌は活用されていません。

購入した際、本来カビが生えていない商品に白カビが生えた場合は食べないようにしましょう。

白カビの見分け方は?

白カビの特徴は「フワフワとした胞子のような見た目」が特徴的です。その多くは食品の表面に発生しますから、開封後時間が経過した商品を食べる際は注意深く確認しましょう。

まとめ

今回は、白カビの人体への影響や、カビの種類などについて解説していきました。

この記事をまとめると

  • カビは菌類の集合体が目視できるようになったもの
  • 有害なものから無害の物まで、8万種類以上の菌がある
  • 「白カビは安全」は全く根拠のない情報のため、誤っても食べないように

いかがでしたか?カビについて少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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