白いんげん豆の効能は?ダイエットに効果があるって本当?ファセオラミンとは?

皆さんはいんげん豆を調理した経験はありますか?いんげん豆はあまり家庭料理にはつかうことがない食材で、どちらかというとスーパーのお総菜コーナーにある出来合いのものを買いがちですよね!

今回の記事ではいんげん豆の種類や栄養成分、効果について紹介していきたいと思います!またダイエットを始めたい人にも、いんげん豆はとてもおすすめなので、その理由も紹介しますね!

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いんげん豆とは?

いんげん豆の種類

いんげん豆は日本では北海道が主産地となっており、最近はサラダでも使用されています。「煮豆」や「甘納豆」「あんこ」に用いられることが多いです。豆腐や納豆の原料となる大豆と違って、どちらかといえば「甘い豆」というイメージが強いかもしれないですね。

いんげん豆には以下のような種類があります。

この記事をまとめると

  • 白いんげん豆(大福豆、手亡ともいわれる)
  • 赤いんげん豆(キドニービーンズ、金時豆ともいわれる)
  • うずら豆(ピントビーンズともいわれる)

いんげん豆の産地

いんげん豆はメキシコなどの中南米が原産地といわれています。いんげん豆は歴史が古く、17世紀頃に中国を経由して日本に伝わったとされています。現在の日本では北海道が主な産地となっています。

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いんげん豆の栄養と効果

いんげん豆のカロリー

いんげん豆のカロリーは、100gあたり約143kcalとなっています。かなり低カロリーかと思いますが、いんげん豆を食べるときは甘い味付けがされているものが多く、この場合はカロリーが砂糖の分だけ上がりますので市販のものを購入する際は注意が必要です。

いんげん豆の栄養成分

いんげん豆の主な栄養は、タンパク質、脂質、炭水化物、食物繊維、ビタミンA、カロテン、ビタミンB1、B2、B3、C、E、カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどであり、中でもカルシウムが高いことで有名です。

100gあたり349mgのカルシウム含有量は、大豆の2倍に匹敵します。また鶏肉と比べるとカルシウムは7倍、鉄分は4倍、ビタミンB群も数倍高くなります。

さらに食物繊維やカリウムも多く含み、その含有量は小豆よりも高いことから、夏場にいんげん豆を食べれば効果的にミネラル補給ができるんですね。

いんげん豆の糖質は?

糖質はいんげん100gあたりの糖質は約2.7gと、豆類の中では平均的な高さです。しかし、野菜全体でみるとかなり低めなため、糖質制限をしている人でも安心して毎日摂ることができます。

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白いんげん豆はダイエット効果が高いって本当?

白いんげん豆のファセオラミンに注目が集まっている

ファセオラミンは、白いんげん豆抽出物に含まれる成分のひとつです。ファセオラミンには、食べ物から得られる糖が体内に取りこまれることを阻害する働きがあるといわれています。

私たちは食べ物から栄養を得て活動するためのエネルギーにします。食べ物から摂取したデンプン質やグリコーゲンといった糖質・たんぱく質は口内や消化器官から出る様々な酵素によって細かく分解され、小腸の粘膜で吸収されます。

白いんげん豆に含まれるファセオラミンは糖質を分解する酵素の働きを抑制してくれるので、食事から摂取した糖の吸収を穏やかにします。吸収しきれなかった糖は体外へ排出されていきますで問題ありません。現代人は糖質を摂りすぎる傾向にあるので、こうしたファセオラミンのような糖質吸収を抑えてくれる成分は非常に重宝されるのです。

このような作用から、肥満の改善とともに、糖尿病や脂質異常症改善にも効果があると期待されています。白いんげん豆の抽出エキスを1日に445mg、1ヵ月のみ続けた結果、体重が4%、体脂肪量が約10%減ったという報告もあるんですよ!

いんげん豆は生で食べると危険?

ダメ

ファセオラミンのような血糖値を上げないようにしてくれる素晴らしい効果をもっているいんげん豆ですが、一方で注意しなければいけないことがあります。いんげん豆は、充分に熱を通してから食べるのは、食品安全上問題はありませんが、生や加熱が不十分なものを食べると、嘔吐や下痢、胃痛といった症状を引き起こすことがあるといわれています。

この原因として考えられているのは、いんげん豆に含まれる「レクチ」といったタンパク質によるものです。

このレクチンは水で洗っただけでは落ちてくれませんので、食べる前に沸騰状態のお湯で10分以上煮る必要があります。また体に影響を与える可能性があるため、妊娠中や授乳中の女性の方は食べるのを控えた方が良いとされています。

ファセオラミンを摂りたいならサプリメントでもOK!

ファセオラミンを摂取したくて、いんげん豆を調理するとなると少し手間がかかってしまうので意外と食べるのは大変です。ですがファセオラミンのサプリメントも販売されています。

ファセオラミンはサプリメントだと、「ホワイトキドニービーンズエキス」や「カーボブロッカー」というような名前で販売されていることが多いので、サプリメントを選ぶときに気にしてみてくださいね!

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まとめ

この記事をまとめると

  • いんげん豆には赤いんげん豆・白いんげん豆・うずら豆の三種類がある!
  • いんげん豆はカルシウムをはじめとしたミネラルや食物繊維が豊富に含まれている!
  • 白いんげん豆にはファセオラミンと呼ばれる糖質の吸収をブロックしてくれる作用がある!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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