塩昆布をスーパーに買いに来たけど塩ふき昆布と2種類あって、何が違うのか疑問に思った経験はありませんか?塩昆布は水溶性食物繊維や鉄分が豊富で色々な調理にも役立つので詳しく知っておきたいですよね。そこで今回は、
- 塩昆布とは?
- 塩昆布と塩ふき昆布の違いは?
- 塩昆布の美味しい食べ方レシピ
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目次
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塩昆布とは?
白い粉を吹いたように見える昆布
塩昆布は、一般的には昆布の周りにうま味成分の結晶が白く粉をふいたように見えるものを指します。江戸時代に塩ふきこんぶを見た人は白カビが生えていると間違えられたらしいのですが、その白い粉がうま味の塊なのですぐに誤解は解け、塩昆布のとりこになる人も多かったらしいです。
大阪での消費量が多い
塩昆布は関西地方、特に大阪で多く食べられております。飲食業だけではなく一般の家庭の食卓でも多く消費されています。塩ふき昆布の元になった「えびすめ」などが有名ですね。
昆布の生産地でもない大阪で昆布がこれほど定着し理由は、江戸時代に「天下の台所」と呼ばれた大阪には、昆布を加工する為の刃物や締め具などの工具の制作、修理ができる職人が大勢いたと言われています。そのため加工も大阪で行われる事が多くなり、大阪での塩昆布の消費量は全国一位となっています。
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塩昆布と塩ふき昆布の違いは?
塩昆布は佃煮
呼び名が似ていますが昆布を佃煮にしたものを、よく塩昆布と呼ばれ。ちりめんじゃこやかつお節と和えれば簡単なおつまみができますね。塩昆布には、カルシウムやマグネシウム、カリウム、ヨードなどのミネラルが豊富に含まれています。
ミネラルには骨や歯をつくったり、からだの機能を正常にしてくれる作用があります。 カルシウムやマグネシウムは歯や骨を丈夫にしてくれて筋肉の収縮を正常に保つ役割もあります。カリウムは体内の余分な水分を体の外に出してくれてむくみや高血圧の予防になります。ヨードは基礎代謝を助けたり成長を促がす効果が期待できます。
塩吹き昆布は塩をまぶしたもの
それに対して塩吹き昆布は昆布の炊いたのを干して塩をまぶしてあるもののようです。表面についている白い粉は塩ではなく昆布から出たうま味になりますので洗い流さないように注意が必要です。形は角切りにしたもの、千切りにした2つの種類があります。塩のみ、醤油、砂糖醤油を使うなど、様々な味付けがあります。
そのまま食べられるタイプやお茶漬けや煮物などお湯で戻して食べるためのハードタイプの2種類があります。酢を入れると浸透圧とセルロースとアルギン酸カルシウムの性質が変わって昆布が柔らかくなるので酢を加えてから煮ることをおすすめします。
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塩昆布の美味しい食べ方レシピ
塩昆布の製造方法は「入り炊き」と呼ばれ、調理釜に最低限の調味料を入れて炊き込む方法です。炊きあがった際には釜の底に調味料は残っておらず、全て昆布が吸い込んでしまっています。そしてこの昆布が乾燥する際に昆布の旨味成分が結晶となって表面に粉を吹くのです。
オイルをプラスした塩昆布おにぎり
ごま油が香る塩昆布のおにぎりはいかがでしょうか?ごま油は塩昆布に和えるか、握ったあとに風味付けでスプーンで上から回しかけてあげてください。握る前にご飯にかけてしまうとご飯がパラパラになってしまい崩れやすくなってしまいます。
塩昆布とチーズのトースト
朝の忙しい時間にお手軽に食パンに塩昆布のとチーズをのせたトーストはいかがですか?よくサラミやハムをパンとチーズに挟んで焼くことがありますが塩昆布にすることで栄養価的にも高くなっています。塩昆布は和だけではなく洋食や中華にも合わせやすいので便利でいいですね
塩昆布のパスタ
・パスタ 80g
・ニンニク 小1
・鷹の爪 1/2本
・アンチョビ 2本
・塩昆布 5g
・キャベツ 2~3枚
・青じそ 適量
1.ニンニクはみじん切りに、鷹の爪は半分にして種を抜く、アンチョビは粗みじん切りにする
2.フライパンを傾け手前にオリーブオイル入れ1の具材を加え焦がさないようにオイルに香りを移す
3.パスタを水に対して1%の塩を加えた鍋でゆでる
4.フライパンにざく切りのキャベツと塩昆布を加えて、パスタのゆで汁を加えて蓋をして蒸す
5.茹で上がったパスタをソースと和えてお皿に盛り付けたら、飾りに青じそをのせる
まとめ
この記事をまとめると
- 塩昆布は佃煮、塩ふき昆布は塩をまぶしたもの
- 塩ふき昆布はそのまま食べれるものから、お茶漬けなどに入れるハードタイプがあるので用途によって使い分けましょう
- 昆布の表面の白い塊は塩やカビではなく昆布から出たうま味成分
いかがでしただしょうか?塩ふき昆布は少し手間を加えればお家の電子レンジのオーブンで乾燥させれば手軽に作れます。自家製なので無添加で作れますので、興味がある方は是非試してみてください。
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