- 「古い塩昆布ってカビとかダニとか湧いたりするの?」
- 「腐るとどうなるの?見ただけで判断できるのかな。」
- 「塩昆布が棚奥から出現!賞味期限切れの許容範囲はどのくらいなんだろう?」
塩昆布といえば、どこのスーパーでも売っている加工食品です。見た目が白く粉を吹いた感じなので、古くなると食べられるのかがやや不安に感じてしまう食品でもあります。
そんな塩昆布は開封後、開封前、古くなった見分け方など、余りいつもは考えないような一面を詳しく調査してみました。この記事では、塩昆布の傷み具合の見極め方や賞味期限への知識を深めることができます。
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目次
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塩昆布とはどんな食べ物?
塩昆布と聞くと、”フジッコ”や”くらこん”などが有名ですが、実際のところどんな食べ物なのかと聞かれると表現するのに少し困ってしまいます。有名メーカーであるフジッコのホームページで調べたところ、以下のように書いてありました。
昆布のうま味、しょうゆの風味、砂糖の甘味、塩味がバランスよく合わさり、ふっくらやわらかでまろやかな味わい。おにぎり、お茶漬けはもちろん、炒め物やサラダなどの味付けに使えば、さっと手軽に美味しいお料理が出来上がる!
出典元;フジッコ株式会社/塩こんぶ
大手企業さんの情報からも万能調味料に近い使い方が出来る食材なのがお判りいただけたと思います。まとめると「塩昆布はひとつでカンタンにお料理の味付けが完成する“スーパー調味料”」なんですね。
という事で、今回は塩昆布の事について、疑問に思った内容を詳しく調べてみることにしました。塩昆布について、もっと理解を深めていただき、いろいろな料理に活用してもらえたら幸いです。
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塩昆布の賞味期限はどれくらい?
塩昆布の賞味期限は気になっていた方も多いでしょう。メーカーによって違いはあるものの、有名メーカーフジッコ株式会社の塩こんぶで11ヶ月です。塩昆布の製造工程などの条件の違いから、賞味期限には違いがありますので購入の際には賞味期限の確認と、保管状況はしっかり確認しましょう。
未開封
未開封での賞味期限は早いのもで6ヶ月、平均は11ヶ月~1年ほどです。
開封後
湿気を嫌うので、しっかり封をして冷暗所常温保存で1カ月以内に消費します。
賞味期限切れはいつまで食べられる?
賞味期限切れは食べれないと思っている方はまだまだ多い印象です。食品メーカー勤務の専門家として賞味期限とは美味しく食べられる期限であり、それ以降でも食べる事は出来ます。未開封なら1ヶ月程度普通に食べる事が出来ます。
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塩昆布は腐るとどうなる?
カビが生える
湿度が高いと、塩をまぶして殺菌効果があるとしても白カビなどが生える場合が有ります。白カビはふわふわした菌糸上の見た目とカビ臭がします。
変色する
原料は昆布ですから、時間が経つと酸化により赤身を帯びた色になります。黒っぽい昆布独特の色から、赤茶っぽい枯れたような色合いになります。
異臭・変な匂いがする
塩昆布に白カビ等が発生して腐敗してくると、昆布とは違う不快な匂いがしてきます。腐った場合は昆布独特の旨味を感じる磯の香りではなく、カビの様な鼻をつくような腐敗臭がします。
ダニが付く
昆布のうま味成分をこのむチリダニ、ニコナダノは保存状態が悪いと塩昆布にも湧くことが有ります。ダニは白や透明な粉状に見えますから、一見ダニとは分からないかもしれません。
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塩昆布の白い粉はカビじゃないことも
旨味成分マンニット
白く粉を吹いたような状態はカビにも見えますが、昆布のうま味成分マンニットが表面に浮き出ている場合もあります。カビとの違いは匂いでわかりますので見た目だけではなく匂いにも注意するようにしましょう。
塩昆布の正しい保存方法
冷凍できる?
冷凍すると長持ちしそうですが、塩昆布は冷たい場所で出来る結露などの湿気を嫌います。湿度があるとカビの繁殖リスクが高くなるので、保管は乾燥剤などを用い、密閉して常温の冷暗所に保管しましょう。
まとめ
塩昆布にカビ・ダニが湧くのか、実際に腐るとどうなるのか、などの疑問を調べてみたところ、カビも保存状態が良くないと湧きますし、ダニも2種類のダニが湧くということが分かりました。
賞味期限切れについても、期限が過ぎても食べられることが分かりました。未開封であれば期限が来ても1か月程度であれば問題なく食べられることも分かりました。
万能調味料とも言える塩昆布は、風味を大事にするのであれば、賞味期限内で消費することを心がけたほうが良いみたいです。今回学んだ知識を有効活用して、美味しい塩昆布を購入後、長期保管する際にはお役に立てて頂けると幸いです。
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