お正月食材の有名どころである塩数の子ですが、皆様はお正月に食べましたか?
塩数の子はこのシーズン、食べきれる量で売られていないことが多く、賞味期限などが心配です。そこで今回は…
- 塩数の子の賞味期限
- 塩数の子は冷凍してもよい?
- 塩数の子の保存方法
塩数の子の扱い方について今一度確認して頂けたらと思います。
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目次
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塩数の子の賞味期限
塩数の子はどのくらいの賞味期限が設定されているのでしょうか?
塩数の子と味付け数の子の違い
【塩数の子】
塩数の子はおせちでよく使われている黄色の数の子です。その名の通り塩漬けにした数の子で、食べる際は塩抜きする必要があります。上手に塩抜きしないとえぐみや苦みが出てしまい、せっかくの数の子の風味が損なわれてしまうおそれがあります。また塩漬け数の子には白い薄皮がついているのが特徴です。
塩抜きした塩数の子はそのまま食べることが多いため、歯ごたえがしっかりとしたカナダ西海岸産やアメリカ産の数の子を使うことが多いです。
【味付け数の子】
一方、味付け数の子は醤油や出汁で味付けした数の子です。 塩数の子のように塩抜きする必要がなく、下処理も済んでいるため、そのまま食べられるのが大きな違いです。
味付け数の子には、水分量が多く柔らかいカナダ東海岸産の数の子やオランダ産の数の子がよく使われています。
塩数の子の賞味期限
- 塩抜き前の塩数の子の賞味期限:冷蔵/2~3カ月 冷凍保存/2~4カ月
- 塩抜き後の塩数の子の賞味期限:7日間程度
塩数の子は塩気がしっかり効いている商品なので、冷蔵庫で2〜3ヶ月程度保存可能です。 なお、数の子は生ものですので冷蔵庫で保存するのが基本ですが、保存期間を延ばしたい場合は、解凍前の状態で冷凍保存すると良いでしょう。冷凍するとさらに1ヶ月ほど日持ちします。
味付け数の子の賞味期限
- 味付け数の子の賞味期限:開封後冷蔵庫で5日間程度(手作りは3日程度)
味付け数の子は水分が多いため塩数の子より日持ちしません。未開封の場合はパッケージの賞味期限までですし、市販品の味付け数の子を開封した場合は冷蔵庫で5日間ほど、手作りした味付け数の子の場合は、冷蔵庫で3日ほどと短いです。
腐るとどうなる?
- 卵の粒がふやけている
- ぬめりがある
- 強い生臭さや腐敗臭がする
- 極端な苦みや酸味がある
本来塩数の子はプチプチとした食感があり、ぬめりなどはありません。生ものですので臭いで気づくことが多いです、怪しさを感じた場合は嗅いでみたりしてみてください。
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塩数の子は冷凍してもよい?
塩数の子は解凍後、再冷凍して良いものなのでしょうか?
塩数の子は冷凍に適さない
解凍後・塩抜き後の塩数の子は冷凍に適しません。
塩数の子は塩抜き前で、もともと冷凍の状態でしたら日持ちする物ですが、解凍された状態の塩数の子の場合、再冷凍してしまうと、数の子を包んでいた膜が破れてしまうため、バラバラになってしまいます。さらに、数の子特有のプチプチとした食感もなくなってしまいます。残念ながら一度そうなってしまった数の子は元に戻すことはできません。
冷凍してしまった場合は?
間違いは誰にでも起こりえます。冷凍庫に入れてしまった方はすぐに取り出し、冷蔵に切り替えしましょう。もしバラバラになってしまっても数の子は、サラダやマリネなどにいれると美味しく食べられますので、違う方法をお試しくださいね。
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塩数の子の保存方法
塩数の子の基本的な保存方法を解説します!
基本は冷蔵
塩数の子は生ものですので基本の保存は冷蔵です。上記でも述べたように解凍した塩数の子を冷凍してしまうのは見た目、食感、味と塩数の子の良さを総じて損なってしまうためあまりおすすめできません。
塩抜き方法
水1リットルに対して小さじ1の塩を入れ溶かします。
塩抜きをするのに「塩を入れるの?」と思いますよね!これは呼び塩と呼ばれる方法で、塩が早く抜けやすくなるのです。
塩抜きをすると数の子の塩分が水に抜けていき、数の子と水が段々と同じ塩分濃度になろうとします。その際、真水よりも少しの塩が入っている方が溶けだしやすくなり、塩抜きの時短になります。作った漬け込み液に数の子1パックを入れ、3~6時間かけて塩を抜きます。塩加減の好みによって時間を調整してください。
塩抜き後に味付けする場合は、上記の方法を繰り返して味見をしながら塩味を調整してください。長く浸して塩抜きしすぎると旨味が抜け苦味も出るので、味見をしながら行うと良いでしょう。
塩抜きが終わったら薄い膜をそっと取り除くと口当たりがよくなります。
味付け数の子は冷凍可
塩数の子と違い、味付け数の子は冷凍が可能です!
味付け数の子は漬け汁ごと冷凍することで乾燥を防ぎ、プチプチとした食感を保つことができます。市販品で漬け汁ごとパックに入っている場合は、未開封の状態でそのまま冷凍できます!
まとめ
この記事をまとめると
- 塩数の子はその名の通り「塩漬けにした数の子」で、食べる際は塩抜きする必要があります
- 味付け数の子は醤油や出汁で味付けした数の子で、 塩数の子のように塩抜きする必要がなく、下処理も済んでいるため、そのまま食べられるのが大きな違いです
- 塩数の子は冷蔵保存が基本です
- 解凍後・塩抜き後の塩数の子を再び冷凍してしまうと、数の子を包んでいた膜が破れてバラバラになってしまうため冷凍に適しません!
- 塩数の子は塩水に漬ける「呼び塩」と呼ばれる方法で塩抜きすると、塩が早く抜けやすくなります
- 塩数の子と違い、味付け数の子は冷凍が可能です!
塩数の子は比較的通年手に入る商品です、日常の食卓でも塩数の子を是非美味しく召し上がってください。
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