乳脂肪は太る?ヘルシー?食べ過ぎは危険?副作用・デメリットは?

私たちが普段の生活のなかで、よく口にする牛乳や乳製品には乳脂肪が含まれていることが多いです。脂肪とついていると太るイメージがありますが、乳脂肪は本当に太るのでしょうか。ここでは、

  • 乳脂肪とはどんなもの
  • 食べると太る?
  • 摂る危険性・副作用について

以上のテーマについて解説していきます。乳脂肪は食べると太るのか、危険性や副作用も含めて解説していくので、ぜひ知りたい方は最後までこの記事を読んでください。

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乳脂肪とはどんなもの?

牛乳などに入っている脂肪成分である乳脂肪。含まれている食品によっては、お菓子作りや料理にも欠かせないものにも入っています。乳脂肪はこのような特徴を持っています。

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特徴

乳脂肪とは牛乳などの乳製品に、はいっている脂肪成分です。消化や吸収されやすい小さな粒子が特徴で、脂溶性ビタミン群の吸収も手助けしてくれます

特に牛乳には約3.8%もの乳脂肪の割合が入っており、溶けて入っているのではなく脂肪球として独立しています。吸収や消化しやすい乳脂肪は、胃や腸に負担をかけずに体に取り入れられますよ。

含まれている食品

乳脂肪が含まれている食品は主に乳製品です。

  • 牛乳
  • チーズ
  • 生クリームなど

このような乳製品は日常生活のなかでもよく口にしますよね。どの食品に乳脂肪が入っているかは、パッケージの裏に書かれているので一度確認してみてください。では、乳脂肪にはどのような成分が入っているのでしょうか。

栄養成分

乳脂肪にはこのような栄養成分が入っています。

  • トリグリセリド
  • ジグリセリド
  • リン脂質
  • モノグリセリド
  • 遊離脂肪酸
  • 脂溶性物質

ほとんどが脂肪性の物質であることが分かりますね。また乳脂肪の脂肪酸には、

  • 飽和脂肪酸(パルミチン酸31%・ミリスチン酸12%・ステアリン酸11%・短鎖脂肪酸11%)
  • 不飽和脂肪酸(オレイン酸24%・パルミトレイン酸4%・リノール酸3%・リノレン酸1%)

以上で構成されています。ですが一方で、飽和脂肪酸素は取りすぎるとコレステロールが増加するので、心疾患の危険性もありますよ。乳脂肪の栄養素が分かりましたが、食べると本当に太るのでしょうか。

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乳脂肪は食べると太る?

結論から言うと、乳脂肪は食べると太ります。では、カロリーと脂質量から見てみましょう。

カロリー・脂質量

乳脂肪は乳製品に主に入っている成分になるため、カロリーや脂質量を知りたい時は使う乳製品を参考にしましょうここでは、乳脂肪が含まれる代表的な食品として牛乳のカロリーと脂質量をご紹介します。

牛乳100ml

  • カロリー:66.9kcal
  • 脂質量:3.8g

乳脂肪単体だけで太るより、含まれている食品の食べ過ぎで太ると考えましょう。また、牛乳は脂質は多く入っていませんが、生クリームなど他の食品になるとカロリーも違ってきます。

太るのが気になる人は、食べる量を少なくした方が良いでしょう。

牛乳は低脂肪の方がいい?

 牛乳は、カロリーや悪玉コレステロールが高い人は、低脂肪の方が良いです。 低脂肪のものは、「無脂乳固形分が8%以上」「乳脂肪分が0.5%以上で1.5%未満のもの」になります。

低脂肪の牛乳は、生乳から乳脂肪分が取り除かれて作られているので、その分カロリーも低いです。
また、太るのが気になる方も一度低脂肪牛乳に変えて見るのも良いですよ。

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乳脂肪を摂る危険性・副作用

ですが、乳脂肪は取り過ぎるとこのような危険性や副作用が働きます。

  • 動脈硬化を進展させる
  • 肥満

どんな食品・食材も取りすぎるのは危険です。具体的な危険性についてご紹介していくので、過剰摂取にはくれぐれも気をつけましょう。

たんぱく質量が少ない

乳脂肪自体には、タンパク質が少ないので過剰に取りすぎるのはよくありません。また、乳脂肪が入っている食品もそれ程多くタンパク質が入っていません。

必ず、たんぱく質が入っているお肉やお魚など不足している成分を一緒にバランスよく取りましょう。

動脈硬化を進展させる

また、乳脂肪は動脈硬化を進展させる恐れがあります。乳脂肪には、悪玉コレステロール値を上昇させる働きがあり、動脈硬化や心筋梗塞などのリスクを高める可能性があります。

MEMO

動脈硬化とは、体内の血管が固くなって収縮や拡張ができなくなる病気で、進展すると柔軟性がなくなった血管が破裂する原因にもなります。

肥満

また、乳脂肪は脂肪分が多いので太る可能性もあり肥満にも繋がります。乳製品によっては、脂肪やカロリー以外にも糖質が入っています。そのため、とりすぎると太る原因になりますよ。

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まとめ

乳製品や牛乳に含まれている乳脂肪だけが原因で太るよりは、食品の食べ過ぎによって太る可能性が高いです。この記事でご紹介したことをまとめますね。

この記事をまとめると

  • 乳脂肪は、牛乳などの乳製品に入っている脂肪成分で、吸収や消化がされやすいものである
  • 牛乳やチーズ・生クリームなどに入っており、カロリーや脂質量も食品を基準にすると良い
  • タンパク質量の少ない乳脂肪の取りすぎは、動脈硬化を進展させる原因にもなりうるので食べる量には気をつける

私たちの生活のなかでは乳製品は多く食べられていますが、合わせて乳脂肪もとっている状態です。乳製品ばかり食べるのではなく、栄養バランスを考えて食べると体にも良いでしょう。

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