しば漬けは失敗しやすい?その原因は?失敗せずに作る方法を解説!

皆さんはしば漬けはお好きですか?しば漬けといえば色鮮やかな赤色をした漬物のことで、独特の酸味や素材の美味しさを楽しむことができるのでとても人気のある食べ方ですよね!

そんなしば漬けですが、家で作るとなるとかなり失敗しやすいとも言われています。

今回の記事では、

  • しば漬けとはどのような食べ物なのか
  • しば漬けを失敗してしまう原因
  • しば漬けを失敗せずに作る方法

これらについて解説していきたいと思います。

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しば漬けってどんな食べ物?

しば漬けは茄子などを乳酸発酵させたもので塩漬に分類される漬物です。京都の三大漬けと言われ、「しば漬け」は「すぐき」「千枚漬け」と並びます。

一般に「紫漬」として流通するものは胡瓜を主体として茄子、生姜、紫蘇の葉、茗荷などと漬けた調味漬けのことをいい、巻き寿司の芯のための業務用製品もあるようです。

ザワークラウトと似ている

皆さんはザワークラウトと言うキャベツなどを乳酸発酵させた食べ物を食べたことはありますか?ザワークラウトはドイツ発祥のキャベツの漬物ですが、しば漬けはザワークラウトとほとんど同じような調理法ですので、日本版のザワークラウトという感じですね!

その理由は赤紫蘇を使うことによって色は鮮やかな赤色になるのが特徴ですが、青じそを使うと赤い色ではなく素材本来の色味のまましば漬けを作ることができますのでお好きな方を選んでみてはいかがでしょうか。

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しば漬けは失敗しやすい

しば漬けは伝統的な作り方だと、なすと塩と赤紫蘇だけで作ります。簡単に作れるかと思いきや意外と難しく、様々なところで失敗したという声を聞くことがあります。

ではどこで失敗してしまうのか解説していきたいと思います。

水だし不足

しば漬けは材料をすべて合わせて塩を振ってから、素材から水を出す「水だし」という作業が必要になってきます。これは上から強く圧を加えて水を切って行かなければならないのですがかなりの重労働になります。

しかしこの水出しをしっかり行なわないと、茄子に水分が残った状態になってしまうのでしっかりと漬からなくなってしまうのです。その他にも水分が残りすぎてしまうと腐ってしまう原因になってしまいます。

漬け始めてすぐの水出しや、重石で漬け込んで行く時の水上がりがあまり良くないと、美味しいしば漬けを作れなくなってしまうので注意が必要になってきます。

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初めてでも簡単なしば漬けの作り方!

では次はしば漬けの作り方について解説していきたいと思います。しば漬けは一度にたくさん作るのではなく、ある程度消費できるように調節すればそこまで難しい料理ではないので覚えておいてください。

今回はなすだけでなくキュウリやみょうが、生姜などを一緒に加えていく方法です。

材料

  • なす:10本
  • きゅうり:5本
  • みょうが:3本
  • 新ショウガ:1本
  • ①天然粗塩(下漬けの時に使う):80g
  • 水:1.5リットル
  • ②天然粗塩(4%の塩水を作るときに使う):60g
  • 赤紫蘇:30~40枚

作り方手順

  • 大きなボウルに全ての野菜を入れて念入りに洗う
  • 洗った野菜からはしっかりと水気を取る
  • きゅうりは種を除き薄切りにする
  • 新生姜やミョウガも同じく薄切りにしていく
  • なすは縦半分に切って薄切りにしていく、大きい場合は四つ切りで薄切りにする
  • 漬物樽に紫蘇→塩→なす→塩→きゅうり→塩→新生姜とミョウガ→塩の順で隙間なく埋めていく、漬物樽がない場合はたらいでもOK
  • 最後は紫蘇で全体を覆い、最後の塩をふりかけたら準備完了
  • なるべく空気が入らないようにしっかりとラップで包んで、その上から皿を置き、さらにその上から重しをのせる
  • 一晩おくと水がなみなみと上がってくる→下漬け完了
  • 濁った水を一度すてる
  • 新たに4%の塩水を作り注ぎ、また空気が入らないようにラップをし、その上からお皿、重石を乗せて常温で5日ぐらい放置する
  • 5日後にはつけ汁が透き通るため、その後は冷蔵庫に入れて発酵させていく
  • ビニール袋に漬け汁と共に、野菜を入れて密閉して冷蔵庫の中で保存する
  • 約3週間程度置いておけば鮮やかな柴漬けが完成!

手順がとても多いように感じるかもしれませんが、基本的なやり方はとても簡単です。ただ発酵させる時間も必要になってきますのですぐには完成しません。

上記のような手順で行えば、失敗の原因になる水出しをほとんど行わなくてもOKです。強い力で水出しが必要になってくるのは大量の柴漬けを作る時です。今回紹介した程度の具材の量であれば全く問題ありませんので、失敗なく作れるかと思います。

日持ちはどれくらい?

漬物は基本的に保存がきく食品ですが冷蔵庫で保存することによってより長く美味しく楽しむことができます。冷蔵庫の中は温度がかなり低い状態で保たれているので雑菌が繁殖しにくい状態にあるからです。

しば漬けの保存期間は冷蔵保存で約2週間ほど保存ができます。ただ乳酸菌をしっかりと発酵させたしば漬けは、未開封の状態であれば最長でも1年ほど保存が可能になるとされているんですよ!

開封済みの場合は2週間ほどで食べきるのが望ましいとされていますが、少し期間がオーバーしてしまっても問題なく食べられることが多いので安心してください。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • しば漬けは茄子などを乳酸発酵させたもので塩漬に分類される漬物
  • 水出しが不十分だと失敗してしまうと言われている
  • 一度にたくさんの柴漬けを作らなければそこまで水出しが難しくならない
  • なす10本程度の小規模なしば漬けから始めてみよう 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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