あなたが普段使っている醤油は「腐っていませんか?」また、腐っているのかどうか不安になった事はないでしょうか?今回は、ずばり「醤油は腐るのか?」ということに焦点を当て、以下のような事を解説していきます。
- 醤油は腐ることはあるの?
- 醤油が腐っているかどうかを見分けるには?
- 醤油を美味しく使い切るための保存方法とは?
こんな内容になっています。記事を最後まで読んで頂ければ、あなたも醤油を腐らせない達人になれるはずです。早速記事内容を確認していきましょう。
スポンサードリンク
目次
|
|
醤油は腐ることはあるのか?
醤油は腐ることがあるのでしょうか?まずは、醤油が腐るのかどうかを解説します。
醤油はどんな時に腐るのか?
醤油は基本的に「ほぼ腐ることはありません」。ただ、以下のような保存状態の時には腐っている可能性もあるので、注意しましょう。
- 開封後に高温多湿の場所でずっと放置している
- 未開封の場合でも、直射日光が当たるところで2年以上放置している
- 開封後に何年間も冷蔵庫で保管している
この場合は、メーカーが想定している保存環境よりも悪いので、腐ってしまう事もあります。常温でも「涼しい場所」で保存しましょう。
腐っているかを知るにはどうすればいい?
醤油には多くの塩分が使われているので、腐ってしまう事は考えにくいです。ただ、万が一腐ってしまうと、以下のような状態になっていると考えられます。
- 色が濃くなって、真っ黒な色をしている
- 風味がなく、舐めると味がおかしい
こういった変化が起こっている醤油は、空気と触れすぎていて、酸化が急激に進んでいます。そのため、腐ってしまっている可能性は高いです。よく確認して、使いうようにしてみましょう。
腐った時には味に変化はあるか?
醤油が腐ってしまうと、前述した通り「風味は落ちます」。さらに食べてみると、どこか変な味がするはずなので、腐っていることはすぐに気が付けるでしょう。とはいえ、腐ってしまう状態になるためには、相当劣悪な環境で保存し続けなければならないので、腐る可能性は低いです。
スポンサードリンク
醤油浮いている白いものは何?
醤油は放置していると、白いカビのようなものが浮くことがあります。一体この白い物質は何なのでしょうか?
白いカビの正体は何?
醤油に浮いてしまう白いカビのような物質は「産膜酵母」と呼ばれるものです。長期間放置することで、醤油の中のアルコール濃度が下がり、空気中の酵母菌が醤油の中に入り込んで結晶になってしまった状態の事です。
白い粒が浮いているため「カビが生えているので捨てよう!」と考えがちですが、慌てて捨てる必要はないのです。
白い結晶が浮いている時の対処方法
では、産膜酵母が表面に浮いている時はどうすればいいのでしょうか?適切な方法は、「布などを使って手で取り除くこと」です。産膜酵母はカビではありませんので、布で取り除くと醤油そのものはまだまだ食べられます。劣化は進んでいますが、食べられない事はないので注意しましょう。
料理に使っても大丈夫?
産膜酵母が発生した醤油は、料理に使っても大丈夫です。きちんと白い物質を取り除てから普通通りに料理に使いましょう。ただ、「加熱して使う、煮物など」に使うのがおすすめです。刺身を食べたりする際に使うと、風味が落ちているのであまり美味しくありません。
煮物の味付け用に使うと、美味しく食べられるでしょう。
スポンサードリンク
醤油を長く美味しく使うにはどうすればいい?
醤油を出来るだけ美味しい状態で長期保存するには、どうすればいいのでしょうか?醤油の保存方法について、まとめていきます。
醤油の賞味期限はどれぐらい?
醤油の賞味期限は、ペットボトルに入った製品であれば「18カ月程度」、瓶や缶に入った製品であれば「24カ月程度」とされています。ペットボトルに入った物の方が、空気と触れる機会が多いので、賞味期限は短めに設定されているのです。瓶入りや缶入りは少しだけ長持ちします。
開封前の正しい保存方法
開封前の醤油は「常温保存」でOKです。直射日光が当たらない涼しくて風通しのいい場所で、常温保存しましょう。高温多湿の場所で保管してしまうと、記載されている賞味期限より前で、醤油の酸化が進んで味が悪くなってしまう可能性も高いので注意が必要ですね。
開封後のおすすめ保存方法
醤油は開封した後は、「瓶などに移して冷蔵庫で保存する」のが、理想です。製品パッケージのまま保存してもいいですが、酸化は段々と進んでしまいます。なので、保存用の瓶などに移して冷蔵庫で保存しましょう。これで酸化を極力防げるはずです。
また、冷凍保存をしようとしても、醤油はマイナス60℃以下でしか凍りません。家庭での冷凍保存は難しいと思っておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は「醤油は腐らないのか?」ということを中心に、醤油の保存方法などについて詳しく解説してきました。最後に記事内容を振り返ってみましょう。
この記事をまとめると
- 醤油は塩分濃度が高いので腐りにくい調味料
- 醤油に浮いてくる白い物質はカビではない
- 醤油は未開封であれば常温、開封後は冷蔵で保存する
こんな内容になっていました。醤油を保存する方法は適切な方法が取れていますか?今一度見直して、正しい方法で保存していきましょう。
スポンサードリンク