きれいな赤色と清涼感が魅力の赤紫蘇ですが、枝ごと束になって大量に販売されていることが多いですよね。購入しても使い切れず、保存方法に悩む人も多いのではないでしょうか。色や風味を損なうことなく鮮度を保ったまま保存するには、どのようにしたらよいのでしょうか?この記事では、
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赤紫蘇の栄養や効能
赤紫蘇は、葉の色が赤紫色の紫蘇を総称する呼び方です。赤紫蘇は漢方薬にも用いられるほど体の健康を維持する効能があり、食欲増進や自律神経の調整などの目的で使われています。
紫蘇の種類や特徴
香味野菜の1つである紫蘇には、葉が緑色で大葉とも呼ばれる青紫蘇と、赤紫色の赤紫蘇があります。青紫蘇は刻んで薬味にしたり、食中毒防止と防腐剤代わりとして刺身に添えたり、天ぷらやパスタにも使われます。一方で赤紫蘇は、青紫蘇と比較するとえぐみが強く、生のままではあまり美味しくありません。乾燥させて「ゆかり」として使ったり、梅酢にして梅干しを漬けたり、紅生姜やしば漬けの色付けに向いています。
栽培方法や産地や旬
紫蘇は全国各地で作られており、青紫蘇はハウス栽培が普及したことから一年を通して流通しています。赤紫蘇は旬が初夏です。需要が多い梅干しを漬け込む時期の6月から7月頃に市場に出回ります。
栄養や効能
赤紫蘇は和製ハーブと呼ばれるほど、たくさんの栄養素が含まれています。赤紫蘇に含まれる栄養素と効能の一部を紹介します。 アレルギーの緩和、貧血予防と改善、高血圧予防とむくみ改善、新陳代謝の促進、血糖値の上昇抑制、ダイエット効果、美容効果、アンチエイジング効果、食欲増進、消化促進効果
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赤紫蘇の日持ちは?
赤紫蘇は購入してからそのままにしておくと日持ちしません。葉を一枚ずつ摘み取って保存すると長持ちします。ここでは、赤紫蘇の保存のコツや注意点について紹介していきます。
保存期間の目安
赤紫蘇は冷蔵で1〜2週間ほど、冷凍で1か月ほど保存が可能です。
冷蔵保存が基本
赤紫蘇を保存するには5〜8℃が最適な温度です。冷蔵庫で保存するようにしましょう。
日が経つにつれ香りが抜ける
赤紫蘇は新鮮なうちは良い香りがしますが、時間の経過とともに香りが抜けてしまいます。早めに使うようにしましょう。
水につけて保存するのも効果的
根元を水に挿して保存すれば、歯が生き生きとした状態で保存できます。葉まで水に浸かると傷みやすくなるので注意しましょう。
塩漬けにすればさらに長期保存が可能
塩漬けにすれば長期保存が可能です。赤紫蘇をよく洗って塩で揉み込み、赤紫蘇を絞ってあくをとる、これを2回ほど繰り返します。汁の色が赤くなくなったら保存容器に入れ、冷蔵保存しましょう。2週間程度保存が可能です。
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保存方法
赤紫蘇は冷蔵・冷凍保存が可能ですが、保存してから時間が経つと色素や香りが失われていきます。なるべく鮮度のよいうちに使い切るのがおすすめです。保存のコツを紹介します。
常温保存の場合
赤紫蘇は常温保存に向きません。日持ちせず、すぐに傷み始めてしまいます。
冷蔵保存の場合
葉を1枚ずつ摘み取ってから小分けして保存しましょう。殺菌消毒した瓶などの容器に水を入れ、摘んだ赤紫蘇の茎の部分が水に浸かるようにします。蓋をして密閉し、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。保存している間、徐々にβカロテンやビタミンB2が減少していきます。色素も抜けるので、できるだけ早めに使い切りましょう。
冷凍保存の場合
葉を1枚ずつ摘み取ってから重ならないようにラップで包み、冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫で保存します。アルミトレイの上にのせて、なるべく平らに並べましょう。時間が経つにつれ色味が悪くなります。色味を生かした調理に利用する場合は自然解凍したあと、なるべく早めに使い切りましょう。
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まとめ
赤紫蘇の栄養や効能、保存方法について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事をまとめると
- 赤紫蘇は和製ハーブと呼ばれるほどたくさんの栄養素が含まれている
- 赤紫蘇は買ってきてそのままでは日持ちしないが、葉を一枚ずつ摘み取って保存すると長持ちする
- 冷蔵なら1〜2週間ほど、冷凍なら1か月ほど保存が可能
梅干しを漬け込む時期に出回る赤紫蘇。最近では枝のまま束になっているものが敬遠され、茎から上の部分だけ刈り取られて袋詰めされたものが販売されるようになりました。赤紫蘇は生では食べませんが、シロップや漬物、ふりかけなどを作っておけば色々な料理に活用できて便利です。栄養豊富な赤紫蘇を上手に取り入れていきましょう。
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