しそは体に悪い?体にいい?毒性があるって本当?効果的な食べ方は

日本人であれば、食べる機会が多い「しそ」。多くの人がイメージするしそは「青じそ」と呼ばれ、別名「大葉」でもあります。そんなしそは、たくさん食べてしまうと体に何か悪いことがあるのでしょうか?今回は、しその毒性について、以下のような事を解説していきます。

  • しそは体に悪いのか?
  • しそにはどんな効果効能があるのか?
  • しそを効果的に食べる方法とは?

こんな内容になっています。記事を最後まで読んで頂き、しその毒性について徹底的に理解を深めていきましょう。

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しそは体に悪い?

しそは、中国原産のハーブの一種ですが、巷では「食べ過ぎると体に悪い」と言われることもあります。本当に体に悪いのでしょうか?

毒性は?

しそには、毒性物質は含まれていません。ただし、「食物アレルギーの原因になる物質」はごく微量含まれているので、食物アレルギーがある人は、たくさん食べてしまうと、アレルギー症状を起こしてしまう可能性はあります。

よく「しそには毒性物質があるので沢山食べない方がいい」という噂を耳にしますが、日常生活で食べる1日に10枚程度の量であれば、全く問題ないのです。毎日10枚も食べる人はかなり少ないと思いますが。

食べ過ぎはNG

前述した通り、しそには毒性の物質は含まれていませんが、「食べ過ぎ」はNGです。毎日しその葉を30枚以上食べ続けると、アレルゲンの物質が体内にかなり多く取り込まれるので、食物アレルギーの症状を発症してしまう事があるでしょう。

毎日30枚以上のしそを食べるのは避けた方が良さそうです。ただ、毎日30枚を超えてしその葉を食べる人は、ほとんどいないはずなので、普通の人はあまり気にしなくてもいいでしょう。注意しておきたいのは、しその葉エキスなどのしその成分を使った商品を沢山活用する事です。

濃縮されたしその成分を大量に摂取すると、食物アレルギーのような症状は、早めに出てくるかもしれません。

妊婦は避けた方がいい?

妊娠されている方は、しその葉を食べない方がいいと言われていますが、そんなことはありません。むしろ、しその葉には、妊婦さんが摂るべき栄養素がたくさん含まれているので、是非とも毎日食べた方がいい食材だといえます。

ただ、食物アレルギーのアレルゲンが含まれているので、大量に食べ続けることはおすすめしません。母体にも胎児にも悪影響が出てしまうでしょう。

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しその効果効能

しそを食べると、どんな効果効能を得ることが出来るのでしょうか?含まれている栄養などもご紹介していきます。

栄養

しそに含まれる主な栄養は、以下の通りです。

  • βカロテン
  • ビタミンK
  • カルシウム
  • αリノレン酸
  • ペリルアルデヒド

こんな感じの栄養素が含まれています。特に注目なのは「βカロテン」や「ビタミンK」です。これらの栄養成分は、一般の人にも良い作用をもたらしますし、妊婦さんにも必要な栄養素です。では、これらの栄養素を摂取することで、どんな効能が期待できるのでしょうか?

効能

しそを食べることで、得られる効果効能は以下のようなものです。

  • アンチエイジング効果
  • 抗アレルギー作用
  • 食欲増進
  • 食中毒予防
  • 血液サラサラ効果

まず、しそにはβカロテンが大量に含まれています。βカロテンは非常に抗酸化作用が高い物質なので、細胞を若い状態に維持してくれる効果が期待できます。アンチエイジング効果を求めるのであれば、しそはかなり役立つ食材です。

また、しその香りの成分である「ペリルアルデヒド」には、食欲を増進させる作用があります。なので、夏場などの食欲がないときには、しそを食べるのはおすすめです。また、ビタミンKが多く含まれることから、骨粗しょう症予防にも効果が期待できるでしょう。

さらに、αリノレン酸が沢山入っているので、血液をサラサラにしてくれる効果もあります。このように、しそにはかなり健康にいい効果が沢山あるのです。

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しその効果的な食べ方は?

では、最後にしそを効果的に食べる方法をいくつかご紹介していきます。

油と一緒に調理する

1つ目は「油と一緒に調理する方法」です。しそは非常に食欲を増進させる効果があります。特に夏場に、脂っこいものを食べたくない時には、しそのこの作用を利用しましょう。油と一緒に調理することで、揚げ物などにあっさり感を付け加えることが出来ます。

ジュースにする

2つ目は「ジュースにして飲む」方法です。しそは、りんご酢などと併せて赤しそジュースにすると、美味しくいただけます。夏場に冷やして飲むと、夏バテ予防効果も抜群。

しそだけを何枚も食べ続けるのは困難ですが、ジュースにしてごくごく飲むと、多くのしその栄養素を吸収できるので、おすすめです。

生のまま細かく刻む

3つ目は「生のまま細かく刻む方法」です。しそは、葉っぱのままだと、食べる時に筋が残ってしまうこともあります。なので、細かく刻んで料理の上に乗せて食べてみましょう。どんな食材にも相性はいいので、色々チャレンジしてみられるのがおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は「しそは体に悪いのか?」ということを詳しく解説してきました。最後に、記事内容をまとめてみたので、ざっくり振り返ってみましょう。

この記事をまとめると

  • しそには特に毒性物質はない
  • しそは、栄養豊富なので毎日数枚は食べた方がいい

こんな内容になっていました。あなたも早速スーパーに行って、しそを購入してみてはいかがでしょうか?

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