シソ科の野菜・ハーブでアレルギーに!症状・原因は?アロマ・精油でも

シソ科の植物にはシソを始め、身近なハーブが多くありますが、アレルギー症状が出ることがあります。主な症状や、症状が出るハーブについてまとめました。今回は、

  • シソ科の植物でアレルギーになる原因
  • 食べて起こる主なアレルギー症状
  • アロマ・精油で起こる症状
  • 対処法は?

これらのテーマについて紹介いたします。

スポンサードリンク

シソ科の植物・ハーブには何がある?

シソ科の植物には、シソの他にラベンダー、セロリ、バジル、ミント、ローズマリー、オレガノ、マジョラム、タイム、セージ、レモンバームなどがあります。

シソやセロリはよく食べられているものですが、それ以外はアロマ・精油として用いられているハーブでもあります。これらのシソ科の植物は、体質によりアレルギー症状を発症します。

原因

シソ科の植物でアレルギーになる原因は、『ペリルアルデヒド』という香り成分と考えられています。これは直接アレルギーを発症させるものではなく、アレルギーを促進させる作用を持っています。

本来、シソ科の植物にはアレルギーを抑制する働きがあるのですが、体質が合わないとアレルギー症状を引き起こすのです。

スポンサードリンク

シソ科の植物によるアレルギーの主な症状

シソ科の植物によるアレルギーの症状には、どんなものがあるのでしょうか?アレルギーではない人でも、ある日突然アレルギー症状を発症することもあります。起こり得る主なアレルギー症状について見ていきましょう。

主なアレルギー症状
  • 蕁麻疹・湿疹
  • 喉の痒み
  • 腹痛
  • 下痢
  • 吐き気・嘔吐

蕁麻疹

1つ目は、蕁麻疹やまぶたの腫れです。普段はなんともなくても、ある時なにかに反応してじんましんが出る経験をしたことのある方は多いのではないでしょうか。蕁麻疹は食品アレルギーで最も起こりやすい症状と言われています。

皮膚にぷつぷつが出たり、全体的に赤くなったりするほか、むくみが見られることもあります。このむくみはまぶたにできやすく、片目のまぶただけ腫れることもあります。

注意

ちなみに、皮膚反応はその対象である食品を摂取してから最短で1時間で症状が現れると言われています。また遅くとも4時間以内に症状が体に現れるようです。

腹痛

消化器系が弱ってしまい、胃痛・腹痛を発症して結果下痢となりことが起こり得ます。消化器系が弱ると腸内で上手く消化ができないため、下痢を起こします。

唇・口内の腫れ

唇や口腔内の腫れが起こることがあります。食べた後に、唇がヒリヒリして大きく腫れたり、口の中がイガイガして風邪の時のように腫れたりします。

口腔アレルギー症候群

このような症状は口腔アレルギー症候群と呼ばれ、特定の食べ物を食べた時のほかに、花粉と反応して起こる場合もあります。花粉症を持っている人はなりやすい傾向があります。

症状は早いと食べてすぐに現れるので、食後にお子様の唇が腫れてきたり、口の中の違和感を訴えてきたらすぐに処置するようにしましょう。

のどの違和感

また、のどの違和感“口腔内アレルギー症候群”の症状の一つで、喉がヒリヒリと痛くなったり、なにか詰まっているような違和感を感じることがあります。

のどの奥にとどまらず、耳にもかゆみや痛みなどの違和感を感じることもあります。アレルギー症状でのどに違和感が起きるというのはあまり知られていないので、最初は風邪と勘違いする方も多いようです。

しかし早い時は15分ほどで症状が出てくるようなので、食事中に急にのどに違和感を感じることがあったら何を食べたのか確認するようにしてみてください。

咳込み・喘息の症状

そして、咳き込みや喘息症状もあります。咳が出たり、ゼーゼーした呼吸になり喘息状態に陥ります。また、この気管支系症状だけではなく、同時に体全体が赤くなるという皮膚の異常が合わさって出ることもあるようです。

一番多く発症する症状として、蕁麻疹を挙げましたが、その次に多いのがこの気管支系の異常です。アレルギー反応を起こす方の20〜30%が咳や喘息の症状を発症しています。

スポンサードリンク

アロマ・精油としてのアレルギー症状

シソ科の植物は、食べる以外にもアロマや精油として使うことができます。ラベンダーやレモンバームなどは、その代表です。

直接口に入れなくても起こるアレルギー症状には、下記のようなものがあります。

アロマディフューザーアレルギー

アロマディフューザーは精油を数滴たらして蒸気を発生させ、部屋の中が良い香りに包まれる人気のアイテムですが、蒸気化したアロマを吸い込むことでアレルギー症状を起こすことがあります。主に気管支系に影響が出ることが多いです。

アロマオイルでかゆくなる

アロマオイルはかなり濃い濃度で濃縮されているため、皮膚に付着するとそこが痒くなることがあります。元々アレルギー体質の方や、皮膚が弱い方はできるだけ直接触れないようにしましょう。

アロマによるアレルギー性鼻炎

アロマをディフューザーなどを通して吸い込むことで、アレルギー性鼻炎を発症することがあります。アロマに含まれる成分が鼻の粘膜を刺激し、くしゃみや鼻水・鼻づまりといった症状を発症させます。

アレルギーが起きた時の対処法

アレルギーが起きた時の対処法ですが、食べるのをやめるのに尽きます。なかなか治らず、吐き気や下痢など症状が悪化してくる場合は、病院でみてもらうようにしましょう。

アレルギーの応急措置は水を飲む

アレルギーが起きた時の応急処置としては「水を飲む」ことも大切です。胃の中でアレルギーの原因となっている成分が水で薄まるので、体への影響を緩和させることが目的です。

スポンサードリンク

まとめ

この記事をまとめると

  • シソ科の植物によってアレルギー症状を起こすことがある
  • 直接アレルギーを発症させるものではなく、促進させる作用がある
  • 主なアレルギー症状には蕁麻疹・口の痒み・下痢などがある

シソは一見アレルギー食品ではないように見えますが、体質によってはアレルギー症状を引き起こすことがあります。、また、アロマによってアレルギー反応を起こすことがあるので、症状が出た時は様子を見て病院を受診しましょう。

スポンサードリンク