しそは食べ過ぎでも体に良い?下痢になる?栄養や毒性、効果的な食べ方も

しそは料理の薬味として、料理を引き立ててくれる万能な香味野菜ですが、食べ過ぎると体に悪影響が及ぶことがあるのでしょうか?しその栄養を効果的に食べる方法もお伝えいたします。そこで今回は…

  • しそとは
  • しそは食べ過ぎでも体に良い?
  • しそを食べる

についてご紹介をいたします。

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しそとは

まずは、しそにはどのような特徴があるか、また「しそ」と「大葉」の違いについてを調べてみました。

しそとは

青じそとは、縮みもなく、両面が緑色の葉のことを指します。葉の表面に縮みのある「ちりめん青じそ(青ちりめん)」や、表面が緑色で裏面が赤紫色の「カタメンジソ」という種類もあり、清涼感のある爽やかな香りがあるのが特徴です。

しそと大葉の違いは?

青じそとは、 植物としての葉 のことであり、 食用の香味野菜として販売される場合 には大葉と呼ばれるのが一般的です。

先ほどご紹介したように、青じそにはいくつか品種がありますが、縮れもなく、両面が緑色の葉で、実や芽などを含まない、「青じその葉」のみを「大葉」と呼びます。

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どんな料理や役割で使われる?

しそには「ぺリルアルデヒド」と呼ばれる香り成分が含まれます。これには、 防腐・殺菌作用 があるため、料理の長期保存や、刺身などに添えて殺菌を目的として使われるようになったのです。また、香りの良い大葉は、麺類や料理の薬味に使われます。

しそは食べ過ぎでも体に良い?

さて、しそは食べ過ぎた場合でも体に悪影響はないのでしょうか?1日の摂取量はどのくらいまでが良いのでしょうか?

しそには栄養が豊富

しそには多くの栄養が豊富に含まれます。野菜の中でも特にシソ多く含まれるβカロテンをはじめ、ビタミンB・Eカルシウムやカリウム食物繊維、そして先ほどご紹介をしたぺリルアルデヒドというしその香り成分が含まれます。

βカロテンは体内でビタミンAに変換されることにより、皮膚や粘膜の細胞を健やかに保ち、視覚機能の維持に役立ちます。優れた抗酸化作用があるのも特徴です。

しその種子にはα-リノレン酸やルテオリンが含まれており、しその葉に含まれるポリフェノールの一種であるロスマリン酸抗アレルギー成分が含まれ、 アレルギー症状の緩和 にも役立つようです。

香り成分であるぺリルアルデヒドは、抗菌作用があることから 食中毒の予防 にも効果があるといわれています。

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食べすぎても特に問題はない

しそは 食べ過ぎても何か影響がでるということはなく、大葉を大量に摂取したことによる悪影響は今のところは出ていません 。一日何gまでとうい上限量はありませんが、人によっては体に合わないこともありますので、20~30枚程度までに抑えるようにすることをおすすめします。健康への効果を期待するのであれば、1日に7~20枚程度を目安にすると良いでしょう。

食物繊維には注意が必要

食べ過ぎても体に悪影響はないとお伝えしましたが、下記に当てはまるような人は注意が必要です。

  • 食物アレルギーがある人
  • お腹を下しやすい人

 

アレルギーを持っている方の場合は、いきなりたくさんは食べずに、様子を見ながら少量ずつ食べるようにしましょう。また、大葉には食物繊維が多く含まれていますので、胃腸が弱くお腹を下しがち…という方も少量ずつ様子を見て食べる方が安心かと思います。

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しそを食べる

しそはたくさんの効果効能も期待できるとても優秀な食材です。ここではおすすめの食べ方もお伝えしていきます。

万能な薬味

しそは薬味として利用されることが多いですが、料理に使うときには、 細かく切るほどに効果的 に摂取することができます。細かく切ることで香り成分であるぺリルアルデヒドも引き出され、香り豊かな仕上がりに。

また、魚と合わせれば臭みもとることができ、フライなどにすれば、脂溶性ビタミンであるβカロテンの吸収率も高まるため、一石二鳥ですね。

おすすめレシピ

薬味として使う場合には、何枚か多めに千切りにしておくと便利です。大葉の他にも、小葱やミョウガ、生姜などを刻んだものを合わせておき、冷蔵保存しておけば、3~4日は日持ちします。

冷ややっこや麺類のトッピング、和サラダなどに合わせるなど、さっと使うことができるのが良いですね。薬味をプラスするだけで料理がぐっと美味しくなるのも嬉しいポイント。

すぐに使い切るのが難しい場合には保存用として大葉味噌などにするのもおすすめ。ご飯のお供にもぴったりです。

栄養を効果的に摂取したい場合には、大葉を刻んでハンバーグの種に混ぜ込んだり、いわしの大葉焼きなど、梅干しも合わせたさっぱりと食べやすいレシピもおすすめです。

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しそジュース

紫蘇ジュースというと、赤じそを使った赤色のジュースを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

実は、青じそで作っても美味しくいただけます。むしろ、香りがよく仕上がるようですよ。大葉でつくる紫蘇ジュースの作り方をご紹介しますので、ぜひお試しくださいね。

▼準備するもの(2人分)

  • 大葉…14枚
  • お湯…400ml
  • 砂糖…50g
  • リンゴ酢…小さじ1
  • 氷水…適量
  • 大葉(飾り用)…2枚

▼作り方

  1. 鍋にお湯を入れて中火で沸騰させます
  2. 大葉を入れて5分ほど煮込み、しっかりと水気を絞ってから取り出します
  3. 弱火にして砂糖を加えて混ぜ合わせ、火からおろしてこし器でこしてボウルへ移します
  4. 氷水で粗熱を取って、リンゴ酢を加えて混ぜ合わせます
  5. コップに注いで、飾り用の大葉を入れたら完成です

疲れを感じた時や、アレルギー症状にも効果的なことから、花粉症が辛い時期にも良さそうですね。

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まとめ

しその栄養や効果、食べ方についてご紹介をしましたが、いかがでしたでしょうか。

青じその特徴と大葉との違い

  • 青じそとは、縮みもなく、両面が緑色の葉で、爽やかな香りがするのが特徴
  • 「青じそ」は植物としての葉を指し、食用の香味野菜として販売されるものを「大葉」と呼ぶ
  • 防腐・殺菌効果のあるしそは、刺身に添えたり、薬味にしたりなど、幅広い料理に使われる

栄養効果と目安の摂取量

  • しそにはβカロテンをはじめ、ビタミンB・E、カルシウムやカリウム、食物繊維、香り成分であるぺリルアルデヒド、また抗アレルギー成分であるロスマリン酸が含まれる
  • 食べ過ぎても体への悪影響はないとされるが、1日7~20枚程度の摂取量を目安に食べるのがおすすめ

    ※食べ物アレルギーをお持ちの人や、お腹を下しやすい人は少量から様子を見て摂取する

しそは家庭料理の中で使う香味野菜の中でも万能であるものの一つ。栄養効果も高く、料理に爽やかな香りをプラスしてくれるため、これからの季節、気分をリフレッシュしたいときにもぜひ取り入れてみてくださいね。

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