信州長いもの特徴・旬の時期まとめ|サクサクした食感のナガイモ系山芋

冬から春先にかけて八百屋さん・野菜コーナーなどでお安く見かけられるようになる山芋は、寒冷地を中心に栽培されており日本では青森県産や北海道産が圧倒的に多く販売されています。

しかし日本で古くから栄養満点の野菜として食べられてきた山芋は、色々な地方でもその地の特徴を活かした栽培がされておりご当地野菜・伝統野菜として認定されているものも多くあります。

今回は、そんな山芋の中でも長野県で古くから栽培されている信州長いもについて詳しく見ていきます。信州長いもは、武田信玄と上杉謙信の川中島の戦いの地として・大河ドラマ「真田丸」でも知られる真田幸村の兄である真田信之が初代藩主として治めた地としても知られる長野県松代町を中心に栽培されている長いもです。

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信州長いもってどんなやまいも?

 読み方 しんしゅうながいも
 旬の時期 10月下旬~12月中旬(秋掘り)・2月中旬~4月頃(春掘り) 出荷は通年
 主な生産地 長野県長野市松代町・山形村
 種類 日本屈指の長さを誇る長芋

読み方  

信州長いも(しんしゅうながいも)と読みます。信州長いもは古くから栽培されており、松代藩真田十万石の時代から自家用栽培されていたとされています。明治時代以後、長野県下各地で主に自家用栽培が広がりました。戦後以降は北信州に位置する千曲川沿岸の沖積地帯の砂地を中心に、一般販売用の栽培が始まりました。

昭和40年代になると掘り出し用のトレンチャーと呼ばれる農耕機も導入されて、長野県・山形村をはじめとする火山灰を有する土壌環境の地域でも栽培され始め、栽培面積も拡大しました。

特徴(サイズ、味、形状など)

信州長いもはすりこぎの様な形状をした、長く程よい太さの長芋です。表皮は薄色で重量感があり、粘り気が強く甘味が強いのが特徴的です。秋堀りと春堀りの2度の旬がありますが、旬ごとに違った味わいを楽しむことができます。長芋は貯蔵性に優れた食材なので、信州長いもの需要の高さから貯蔵環境が整備されており出荷は通年で行われています。

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信州長いもの旬の時期と主な生産地  

旬の時期はいつ?

信州長いもの旬は、10月下旬~12月中旬と2月中旬~4月頃の2回あります。10月下旬~12月中旬を秋掘り、2月中旬~4月頃を春掘りと呼び、それそれで同じ信州長いもですが味わいが変わります。

秋掘りの信州長いもは新物らしく瑞々しさがあり皮も薄いのに対し、春掘りの信州長いもは雪の下で厳しい冬を越すので熟成された味わいになります。また旬の時期でなくとも通年で出荷されているため、季節を問わず購入可能です。

主な生産地はどこ?

信州長いもは、長野県長野市松代町・山形村で主に生産されています。長野県長野市松代町は善光寺平の西に位置し、千曲川によって形成された肥沃な土壌環境なため太くて長く立派な信州長いもが育ちます。

長野県・山形村はもともと種芋の産地でしたが、火山灰土の赤土からできる信州長いもは程よい粘り気と濃厚な甘味が詰まった信州長いもが育ちます。

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信州長いもの価格相場ってどのくらい?  

ここからは信州長いもの価格相場を詳しく見ていきます。信州長いもは長野県長野市松代町・山形村で栽培されている山芋で、出荷量の半分程度は長野県内・残りは関西方面(京料理などに多く使用)・中部方面・山梨県などを中心に出荷されているようです。

スーパーだと   

信州長いもは生産地周辺や長野県内のスーパー・八百屋さん・道の駅・農家さん直売所などで販売されているようです。また取り扱いのあるスーパー・八百屋さんであれば、関西・中部・信州地方でも購入ができるでしょう。旬は秋・春と2回ありますが、貯蔵性に優れているため出荷は通年で行われているため見つけやすいかもしれません。

ネット通販だと

信州長いもは、ネット通販でも簡単に購入可能です。農家さん直売ネット・信州野菜の専門店などで1kg1000円~で見つけることができます。また見た目の美しい贈答用の信州長いもも多く販売されており、長期保存が利くことなどから人気です。

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おすすめの食べ方

ここからは信州長いもを美味しく頂けるおススメレシピをご紹介します。信州長いもは、秋掘り・春堀りの2度ある旬によって味わいが異なり、生産地の松代町産・山形村産によっても少しずつ味わいが異なります。その為様々な味わい方が楽しめますので是非お料理に合わせてお好みの信州いもを使ってくださいね。

信州長いもシェイク

信州長いもの皮むきをしたものとお好みの果物をそれぞれ一口大くらいの大きさに切ります。牛乳・プレーンヨーグルト・砂糖と一緒にミキサーでミキシングするだけでとっても美味しい長いもシェイクが出来上がります。

ネバネバ感がなくなり、とっても飲みやすいですよ。

子どもの成長に必要とされるアミノ酸のアルギン・ビタミン類・たんぱく質が豊富に含まれているため、忙しい朝食やおやつにもピッタリです。便秘解消効果も期待できますよ。

信州長いも田楽

信州長いもを使った田楽は、市販の田楽味噌を使うと更に簡単に作れますよ。皮むき後に厚さ1cm程度の輪切りにし、軽く焼き色を両面に付けます。焼き目のついた長芋に田楽味噌をかけて頂きます。柚子味噌・おでん味噌などでも良く合いますので試してみてくださいね。

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まとめ

ここまで信州長いもについて詳しく見ていきました。信州長いもは、松代藩真田十万石時代から栽培されていたとされ主に長野県長野市松代町・山形村で生産されています。太く長い信州長いもは粘り気が強く濃厚な甘味が特徴的で、10月下旬~12月中旬の秋掘り、2月中旬~4月頃の春掘りと旬が2回あります。

松代町産は千曲川によって形成された肥沃な土壌環境で栽培山形村産は火山灰土の赤土で栽培と土壌環境が異なることから味わいが少し異なります。また秋掘りは新物らしく瑞々しさがあり皮も薄く、春掘りは雪の下で厳しい冬を越した熟成された味わいと異なる美味しさなを楽しむことができます。

貯蔵性に優れているため出荷は通年で行われており、出荷量の半分程度は長野県内・残りは関西地方・中部地方・山梨県などを中心に出荷されているため地元を中心に店頭販売やネット販売されています。是非、一度探してみてくださいね。

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