島唐辛子という野菜をご存知でしょうか?島唐辛子は辛味が強く、沖縄料理には欠かせない野菜です。
この記事では、そんな島唐辛子について、
- 島唐辛子とはどんな野菜?
- 島唐辛子は刺身によく合う!
- 島唐辛子は他にどんな食べ方がある?
をテーマに紹介していきます。島唐辛子について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
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島唐辛子とはどんな野菜?
まずは、島唐辛子とはどんな野菜なのか、見ていきましょう。島唐辛子の特徴や旬などを紹介していきます。
特徴
島唐辛子は、唐辛子の一種。地元では「島とう」とも呼ばれています。沖縄県の伝統野菜としても知られています。
長さが3cm程度と小さく、辛味が強いのが特徴。ナス科で常緑性の植物です。熟す前は緑色をしていますが、だんだんと赤色になっていきます。
一般的な唐辛子には、枝にぶら下がるように実をつける種類があります。しかし島唐辛子は天に向かって実をつけるのが特徴。
伊豆諸島や小笠原諸島の人々は刺身を食べる際、ワサビの代わりに島唐辛子を用います。青い島唐辛子を生のままか軽くあぶり、潰して醤油に加えます。島とう醤油という調味料も販売されています。
これは、昔、島ではワサビが貴重品で、自由に手に入らなかったことが関係しています。
温暖な気候なら家庭菜園でも育てやすく、葉野菜の虫除けにも役立つといわれます。
島とうがらしは、果皮の色が鮮やかで張りが感じられるものがおすすめです。またヘタの部分がピンとしているかどうかもチェック。
長く保存したい場合は、乾燥させたものを選ぶとよいでしょう。
島唐辛子は18世紀頃に、現在の鹿児島県から沖縄に伝わったとされています。
当時は辛いものを胡椒と言っていたため、現在の中国にあたる高麗から持ち込まれたときには、コウライコショウと呼ばれていました。
島唐辛子は別名コーレーグースと呼ばれているのですが、このコウライコショウが訛って伝わったのではないかといわれています。
どんな味?まずい?美味しい?
香りがよく、実は2~3cmと小粒で可愛らしい見た目をしていますが激辛です。ですが、後を引くうまさがクセになると人気。
旬の時期
島唐辛子は、8~11月の、夏から秋にかけた時期が旬です。この期間は実を付け続けるので、何度も収穫できます。
生産地
島唐辛子は、沖縄をはじめ、伊豆諸島や小笠原諸島で栽培されています。
青いまま食べられる?
果実が青いまま収穫した島唐辛子のことを青唐辛子と呼んでいます。一般的には赤く熟してから収穫しますが、未熟な青いとうがらしを利用することも可能です。
生でも食べられる?
生でも食べられます。島唐辛子が好きな方は、かじりながら刺身を食べる方もいます。
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島唐辛子は刺身によく合う!
島唐辛子はどんな食べ方があるのでしょうか?よく食べられている方法を紹介していきます。
食べ方
刺身醤油の中に潰し入れ、刺身をつけて食べるのが最も好まれる食べ方です。
八丈島では、島唐辛子を用いた加工品が多数販売されています。前述した「島とう醤油」は、八丈島産の島唐辛子を生姜やにんにくと共に醤油に漬け込んだもので、刺身醤油として好まれています。
刺身醤油だけでなく、冷奴や、きんぴらの薬味として活用されています。
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島唐辛子は他にどんな食べ方がある?
島唐辛子はほかの唐辛子と同様に、炒め物や煮物、パスタなどのスパイスとして利用します。辛味が強いので入れすぎには注意が必要です。
ここでは、刺身以外に島唐辛子を楽しむ方法を紹介していきます。
ラー油
醤油、酢、オイルなどに漬けて自家製オリジナル調味料も作れます。
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泡盛漬け
沖縄県には島唐辛子を泡盛に漬け込んだピリ辛の調味料「コーレーグース(コーレーグスー)」があります。
島唐辛子が沖縄に伝わった当初の名前が「高麗草(こうらいぐさ)」だったことから、このような呼び名になったともいわれます。
島とうがらしを泡盛に漬け込み、2週間から1か月ほどおくと完成。酢や塩を入れたものもあります。
沖縄そばやチャンプルーはもちろん、どんな料理にも合わせやすく用途や楽しみ方はそれぞれです。
パスタ
マリネ、ペペロンチーノ、ピザなどの洋風料理にも使いやすく、出来上がりの風味がぐんとよくなります。
島唐辛子の栄養素
島とうがらしは、そのほかの唐辛子と比較するとカプサイシンが3倍多く含まれています。カプサイシンは加熱しても壊れにくく、お酒には溶け出しやすい特徴があります。
カプサイシンは、冷え性の改善によいといわれています。血流がよくなると体の内側がポカポカするようになり、発汗作用も期待されます。
また、カプサイシンは、体内をあたためて基礎代謝を向上させる働きがあるといわれています。
基礎代謝が上がれば、脂肪を燃焼しやすくなります。適度な運動とともに取り入れれば、よりダイエット効果が期待できます。
まとめ
島唐辛子について紹介してきましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 島唐辛子は沖縄や伊豆諸島・小笠原諸島で栽培されている、辛みの強い唐辛子の一種。
- 醤油に入れ、刺身をつけて食べるのが好まれている。
- 刺身の他、泡盛や調味油に漬け込むなど、さまざまな用途で楽しめる。
一般的な唐辛子と同じように、さまざまな料理で活躍する島唐辛子。その辛みを活かして、今回紹介した方法で楽しんでみてください。
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