ピリッと辛い味わいとシャキシャキの食感が楽しめる島らっきょう。沖縄料理ではよく使用されていますが、普段の食卓でも美味しくいただける食材です。
そこでこの記事では、そんな島らっきょうについて
- 島らっきょうは辛い
- 島らっきょうの下処理方法は?
- 塩漬けにしても辛味が気になる時の塩抜きの方法
をテーマに紹介していきます。島らっきょうの辛みを抜く方法が知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
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島らっきょうとは
島らっきょうは、沖縄で栽培されているらっきょうの1種です。独特の風味と強い辛みが特徴。島らっきょうは一般的ならっきょうよりも辛みが強いと言われています。
りん茎という根元付近の部位が細長い見た目をしています。島らっきょうと似た見た目のらっきょうにエシャレットがありますが、エシャレットは茨城や静岡で作られているらっきょうです。
島らっきょうの旬は2~4月で、一般的ならっきょうよりも早く旬を迎えます。島らっきょうは原種の島らっきょう・江島産島らっきょう・八重瀬町産島らっきょうの3種類。
島らっきょうは希少で、あまり市場に出回りません。江島産島らっきょうはほかの島らっきょうよりも太いのが特徴で、強い香りがします。
保存方法
島らっきょうを長期間保存するなら、土付きのものを選びましょう。そうでない場合は塩漬けなど、漬物につると長持ちします。
土付きの島らっきょうは、そのまま新聞紙や茶封筒・クラフト紙・ペーパータオルなどに包み、野菜室にいれれば約1か月持ちます。
漬物にした島らっきょうは、保存容器に入れ、上から島らっきょうの表面を覆うようにラップをして冷蔵庫に入れれば約1か月保存可能です。
また、炒めたり揚げたりした島らっきょうは冷凍保存できます。小分けにしてラップに包み、保存用袋に入れて冷凍しましょう。
しっかり空気を抜くのがポイント。3~4週間持ちます。
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島らっきょうの下処理方法は?
島らっきょうをおいしく食べるための下処理の方法をご紹介します。
まずは下処理
- 白い部分と葉の部分を切り分けます。
- 水に10分ほど浸け、薄皮を剥きます。
- 水洗いし、ザルにあげます。
- 根元を切り落として下処理は終わりです。
島らっきょうは主に白い部分を食べるので、白い部分だけで販売されていることもあります。
薄皮は非常に薄く、しっかり剥けているか確認しましょう。水に浸けて柔らかくしてから剥くと剥きやすいのでおすすめです。下処理した島らっきょうは漬物や揚げ物にぴったり。
湯にくぐらせる
1度湯がくと辛みが落ち着きます。
塩をふって瓶に入れて保存
島らっきょうは塩漬けにすると日持ちしやすいと言われています。冷蔵庫で保存するのであれば、ジップロックや瓶に入れて保存しましょう。
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塩漬けにしても辛味が気になる時の塩抜きの方法
島らっきょうの食べ方で一番オーソドックスなものは塩漬けでしょう。下処理をした島らっきょうに塩を振り、冷蔵庫で一晩寝かせるだけで簡単にできます。
それでも辛い場合はどうしたらいいのでしょうか?
水につける
塩分濃度が濃い状態で、長期間漬け込んだ場合、塩抜きが必要です。2日ほど真水にらっきょうを漬けてから食べましょう。何度か水を変えるのがポイントです。
辛くて食べられないなら、塩抜きの時間をさらに伸ばしてみましょう。
食塩水につけると長期保存も可能
らっきょうを塩水に完全に漬けある程度の塩分濃度があるのなら、長期保存が可能です。1年ほど楽しめるでしょう。
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甘酢に漬け直す方法も
らっきょうの塩漬けが辛いという方は、甘酢漬けにするのがおすすめです。
材料(4~6人分)
- 島らっきょう塩漬け 200g
- 鷹の爪 2本
- だし 大さじ4
- 米酢 大さじ4
- 砂糖 大さじ4
- 日本酒 1/2カップ
- 水 500㏄
- だしパック 1個
作り方
- 鍋に酒を入れて火にかけ、沸騰させます。
- 煮切ったら水とだしパックを加え、弱火で5分ほど煮出し冷まします。
- 冷ましただしと酢、砂糖をボウルで合わせて漬け汁を作ります。
- ジップロックに塩らっきょうと鷹の爪、漬け汁を入れて冷蔵庫で1週間程度漬けます。
- 器に盛りつけて完成です。
甘めが好きな方は砂糖の量を多めにしてみてください。翌日でも食べられますが、1週間漬け込むのがおすすめ。やみつきになる美味しさです。
天ぷらにしても美味しい
島らっきょうは天ぷらにしても美味しく食べられます。
材料(2人分)
- 下処理した島らっきょう 65g
- 揚げ油 適量
- 塩 適量
- ※てんぷら粉 1カップ
- ※冷水 適量
作り方
- ボウルに※を入れ、混ぜ合わせます。
- フライパンに油を深さ1㎝ほど入れて中火で熱します。
- 島らっきょうを1本ずつ1にくぐらせて衣を付け、フライパンに入れます。
- 1〜2分揚げ焼きにしたら裏返し、さらにカリッとするまで揚げ焼きにします。
- 器に盛り、塩を添えて完成です。
まとめ
島らっきょうの辛み抜きについて紹介しましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 島らっきょうは、沖縄で栽培されている、強い辛みが特徴のらっきょう。
- 島らっきょうを美味しく食べるなら、下処理が必要。
- 塩漬けにしても辛いなら、甘酢漬けや揚げ物にして食べるのがおすすめ。
辛みとシャキシャキの食感が楽しめる島らっきょう。きちんと下処理し、美味しく調理して食べましょう。
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