干し柿に加工される渋柿には、体に嬉しい成分が豊富に含まれていることを知っていますか?美容効果期待できる渋柿の成分とは、どんなものなのでしょうか?
また、体に良いからと言って食べ過ぎると副作用のような症状が出ることもあります。そこで今回は、
- 渋柿は体に悪い?
- 栄養成分と効果
- 食べ過ぎるとどうなる?
こちらのテーマについて紹介いたします。
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渋柿とはどんな柿?
渋柿は、味に甘みがない柿を指します。そのまま食べると渋みが強いので、干し柿などに加工して食べるのが一般的です。
通常の甘柿との違いは、苦味成分『タンニン』が柿の中の水分に溶けているか溶けていないかです。甘柿はタンニンが水に溶けているので渋みや苦味を感じないのですが、渋柿は水に溶けない性質のため苦味を感じやすいのです。
詳しくはこの記事をチェック!
渋柿の詳しい特徴や渋みを取る方法について上記記事で詳しく紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。
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渋柿は体に悪い?
“渋柿は体に悪い?”と言われることがありますが、そのようなことはありません◎ 渋柿で感じる苦味成分のタンニンは、体に良いポリフェノールの一種です。
抗酸化作用を持つため、体の老化の原因となる活性酸素と闘う作用によるアンチエイジング効果や、ガン予防にも効果的なのです。動脈硬化予防にもなるため、脳梗塞や心筋梗塞といった生活習慣病にも効果的です。
また、肌に直接塗ると毛穴を引き締める効果もあることから、化粧品にも多く用いられています。
渋柿の栄養成分と効果
栄養素
柿に含まれるビタミンCは、なんとミカンの2倍の量。カロテンもピーマンやさやえんどうと同じくらい含んでいます。
また、柿が持つ渋み成分『タンニン(シブオール)』も含まれています。渋柿はタンニンの含有量が多いので苦味を感じます。甘柿にはタンニンが水に溶けない不溶性の状態で含まれているため、食べても苦味を感じないのです。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- β-クリプトキサンチン:β-クリプトキサンチンは、βカロチンの5倍以上の抗酸化作用を持ち、体内の酸化することで生じる体調不調やトラブルを解消する力があります。高血圧や動脈硬化といった血液、血管内のトラブルによる病気や、シミを予防するため美肌効果、最近では糖尿病にも効果があるとされています。
効果・効能
色素成分であるクリプトキサンチンとビタミンCの相乗効果で、強力ながん予防効果・生活習慣病予防効果が期待できます。
- がん予防
- 老化抑制
- 風邪や感染症予防
- 美肌効果
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渋柿を食べ過ぎるとどうなる?副作用は?
渋柿に含まれるタンニンには体に良い効果が多数あることがわかりましたが、食べ過ぎは禁物です。渋柿を食べ過ぎると、下記のような症状が出ることもあります。
- 便秘
- 鉄分不足
- 貧血
タンニンの過剰摂取は鉄分の吸収を抑制する作用があり、鉄分不足になったり貧血症状を起こしたりします。また、便秘になりやすいとも言われています。
1日の摂取量目安
渋柿を食べる際は、1日に2〜3個が目安です。
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まとめ
この記事をまとめると
- 渋柿と甘柿の違いは苦味成分タンニンが溶けているかいないか
- タンニンには抗酸化作用があり生活習慣病予防やアンチエイジングに効果的
- 食べ過ぎは便秘や貧血の原因になることも!
渋柿に含まれるタンニンには、体に良い効果が多数あります。食べ過ぎなければ健康と美容に効果的な成分なので、是非柿の時期には渋柿を食べてみてください♩
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