シャインマスカットの茶色いシミがつく原因は？食べられる？ |

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シャインマスカットは皮ごと食べられる人気のフルーツです。鮮やかな黄緑色が魅力のシャインマスカットですが、茶色いシミや白い粉が付いていて「これは食べても大丈夫なの？」と疑問に思ったことはありませんか？今回の内容を読んで、シャインマスカットに関する安心知識の一助になれば幸いです。

シャインマスカットの茶色いシミがつく原因は？
茶色いシミがあるシャインマスカットは食べられる？
シャインマスカットの白い粉は何？

という内容でお送りします。

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1 シャインマスカットの茶色いシミがつく原因は？
- 1.1 かすり症について
- 1.2 かすり症になる原因は？
2 茶色いシミがあるシャインマスカットは食べられる？
- 2.1 基本的に問題ない
- 2.2 食べないほうが良い場合も
3 シャインマスカットの白い粉は何？
- 3.1 ブルームについて
- 3.2 むしろ新鮮さの証！
4 まとめ

シャインマスカットの茶色いシミがつく原因は？

鮮やかな黄緑色のシャインマスカットに茶色いシミが付くと、外観を損ねてしまうのが問題とされています。では、茶色いシミとは一体、何なのでしょうか？

かすり症について

シャインマスカットの茶色いシミは、「かすり症」によるものが多いと言われています。「かすり症」とは、熟成期に果面にかすり状の茶色いシミが現れる果皮褐変障害（通称、かすり症）のことです。シャインマスカットなどの黄緑色品種に多いそうです。糖度が18度以上になり収穫時期が近くなると発生しやすいと言われています。

では、何が原因で、かすり症になるのでしょうか？

かすり症になる原因は？

かすり症の原因について調べたところ、複数の原因があるようです。

土壌の栄養不足（カルシウム不足）
猛暑、または日照不足
急激な気温の変化
水不足
木の樹齢
着果過多（粒が多すぎる）
密着果房（粒が密着しすぎている）
新梢の弱勢化（新に伸びた枝があまり成長していない）
樹木の強勢化（木が育ち過ぎている）

など、養分、樹勢、日照、温度、湿度、枝配置などさまざまな要因によって発生するようです。

かすり症を予防するために、一房あたりの粒数を35粒以下に減らしたり、青色の専用袋を使ったりすることで発生を減らすことができるそうです。しかし、青色袋を使用しても、日当たりがよい果房は果皮が黄化しやすく、かすり症も発生しやすいという報告もあります。

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茶色いシミがあるシャインマスカットは食べられる？

基本的に問題ない

シャインマスカットにかすり症（茶色いシミ）があっても、基本的に、皮ごと食べて問題はありません。「土壌の栄養不足＝あまり美味しくない」という印象がありますが、実は甘くて美味しいという意見が多く見受けられました。

また、雨や強風などで葉が擦れてしまい、その結果として皮にキズが残り、茶色いシミになることがあります。その場合も食べても問題ありません。

ギフトとして販売されているシャインマスカットでも、「訳あり」と記載されている場合は「かすり症」や「スレ傷の痕」のものが含まれていることがあります。いずれにせよ、無害ですから食べても大丈夫だということです。

食べないほうが良い場合も

上記では、「皮ごと食べても問題ない」と解説しましたが、食べない方がいい場合もあります。

・べと症：カビが原因の病気。斑点ができた部分の裏に白色、薄紫、灰色などのカビが密生する

・黒とう病：新梢、果実、葉に黒いシミが付いている

・灰色かび病：灰色のカビが生じる。雨が多い時期に発生しやすい

・ブドウヒメハダニ：小型の赤ダニ。たくさん付着して茶色く腐ったようになっている

これらは、病害虫によるシミなので食べない方が無難です。

ちなみに、スーパーや八百屋ばどに並んでいるものは安全な状態のものです。安心して食べてください。

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シャインマスカットの白い粉は何？

ブルームについて

シャインマスカットの皮に付いている表面の白い粉は、「ブルーム」と呼ばれるものです。ブルームとは、ぶどうの脂質（オレアノール酸）が浮いたもので、天然のワックスのような働きをしています。果実の表面につく水をはじいたり、病気を防いだり、果実内部から水分が失われるのを防ぎ、果実が自分自身を守るために分泌しているものです。

一見、農薬が付いているように見えますが、ぶどう自身が分泌している自然の物質なので食べても問題ありません。

なお、この抗菌・保湿成分であるオレアノール酸は、アンチエイジング効果として活用できることが発見され、化粧品やサプリメントの開発も進められています。