センレックとビーフンの違いは?種類や特徴は?どこの国の料理?

みなさんはセンレックという食べ物を食べたことはありますか?そもそも名前すら聞いたことがないという方がほとんどだと思います。

それくらいセンレックというのは日本では馴染みがない食材なのですが、実はタイ料理屋などに行ったことがある人であれば一度は食べたことがある食材かもしれません。

センレックはタイのビーフン麺のことですが、中華料理のビーフンとはどこが違うのか詳しく知っている方は多くないはずです。

今回の記事では、

  • センレックとはどのような食べ物なのか
  • タイのビーフン麺の種類
  • 中国のビーフン麺との違い
  • センレックの主な使い方であるフォーとはどのような料理なのか 

これらについて解説していきたいと思います。

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センレックってなに?

センレックはタイのビーフン麺のこと

タイ料理に使われるビーフンの麺の総称を「クイティオ」といいます。そしてタイのビーフン麺には主に3種類あり、

  • 極細のビーフン麺:センミー
  • 中細のビーフン麺:センレック
  • 太いビーフン麺:センヤイ

このような種類があります。日本人にはほとんど馴染みがない名前だと思いますが、基本的に日本で出店しているタイ料理屋で使われているものは中細のビーフン麺であるセンレックです。

おそらくですが注文さえすればセンミーやセンヤイも提供してくれる場所もあるのではないでしょうか。

もともとのビーフン麺とは

ではセンレックがタイのビーフン麺であるということが分かっていただけたと思いますので次はもともとのビーフンに使われる麺は、どこが発祥かについて解説していきます。

ビーフンの発祥は中国南部の福建省あたりだと言われています。ビーフンは中国語で「米粉」と書き、その名の通り主に東南アジアで栽培されているインディカ米を使って作られるものが一般的です。

インディカ米は日本のうるち米と違ってとてもパサパサしているという特徴があるため、米粉に加工することでビーフンにしやすいといったメリットがあります。

中国で作られるもののビーフンとタイで使われるセンレックは「原料は同じもの」です。しかし中国で使われるビーフンはほとんどが、「極細麺タイプ」でありますが、 それに比べてタイのセンレックは「中細麺タイプ 」なので、そこに違いがあります。

中国のビーフンはむしろ、タイのビーフン麺である「センミー(極細麺)」と同じものであるといえます。

そのほかの違いといえば、中国のビーフンは私たちの想像の通り、炒め物のビーフに使われるのが一般的ですが、タイのビーフンであるセンレックやセンミーは煮込み料理の「フォー」に使われるのが一般的なので「料理への使われ方が違う」ということになりますね。

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タイ料理の「フォー」ってどんな食材?

フォーとは、牛や鶏のだし汁をベースにしたスープと麺、さらにつみれや鶏肉などの具材が一緒に入ったタイ・ベトナム料理です。フォーといえば日本でいうところのきしめんにとてもよく似ている麺が入っている印象がありますよね。

このきしめん状の麺こそが、タイのビーフン麺であるセンレックなのです。

タイやベトナム国内でも味が全然違う

本場タイ・ベトナムのフォーは地域によって味が異なります。もともとは現在のベトナムの首都ハノイで普及していきました。ハノイのフォーはフランスの植民地時代の「ポトフ」が原型になっているため牛肉ベースのスープに塩を加えて作られています。

一方でベトナム南部のホーチミンでは甘味料と香辛料が強いスープを使用しており、様々な香草やもやしなどをトッピングするスタイルに変化しているなど国内でも様々な違いがあります。

ベトナムではどちらの味付けのフォーも食べることができるので、ご自身のお好きな味を探しに行くのも面白いかもしれませんね!

センレックはスープとの相性が良い

フォーのカロリーは315kcalと決して、低カロリーではありませんが、センレックは「水分を吸収しやすく油分を吸収しにくい」という特徴があります。

そのためスープの味をしっかり吸収してくれるけれど、脂質を摂りすぎるといった点がないというメリットがあります。もしあなたがダイエット中で、カロリーが気になるのであれば、フォーはとても良い食べ物ということになりますね!

またさらにカロリーを落としたいのであれば、麺を食べる量を減らして野菜を多めに入れると満足感も高まりますよ。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • センレックはタイのビーフン麺のことをいう
  • タイのビーフン麺は大きさによって名前が違う
  • 基本的に日本で出店しているタイ料理屋のビーフン麺はセンレックを使っている
  • 本場中国のビーフン麺は、タイのビーフン麺のセンミーによく似ている
  • 中国のビーフン麺は炒め物との相性が良い
  • センレックは主にフォーを作るときに使う
  • センレックは油を吸収しにくく水分を吸収しやすいという特性があるので、煮込み料理との相性が良い
  • フォーはダイエットにもとても相性が良い食事なので、減量したい方は取り入れてみよう 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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