セミエビはどんな味?まずい?美味しい?値段・食べ方は?

蝉(セミ)のような形状をした「セミエビ」をご存じですか。ふるさと納税の返礼品として話題に上っている希少なエビです。その味はイセエビに引けをとらない高級食材だとか!さてそれは、どんなエビなんでしょうか?今回は

  • セミエビはどんなエビ
  • セミエビの購入先は
  • セミエビの食べ方は
について紹介をします。

 

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セミエビとはどんな食べ物?

幻の高級食材として知られているセミエビ。漁獲量が少ないためあまり流通していないので中々見かける機会がありません。ならば、どんな大きさでどんな特徴があるのでしょうか?

特徴

セミエビの形状は、横幅のある平べったいずんぐりむっくりとした姿です。長い触角をもたず、第2第4節を動かせるようで正面からみると半円形の板が2つ並んでみえるのが特徴的です。そして海底の岩礁を歩行する夜行性になります。

英名は「Biunt Slipper Lobster」といい、『Biunt』は「鈍い」『Slipper』は部屋履きの「スリッパ」を意味しています。『 Lobster』は「大型の歩行するエビ」、きっとのっそりと海底を歩くスリッパのようにみえたのでしょう⁉

大きさ

大きさは25〜30cmほど、重さは600〜800gの大型のエビになります。甲羅は厚みがあり、丸い突起が表面を覆っています。余談ですが13cm以下の漁獲は、禁止されています。

どんな味?まずい?美味しい?

セミエビの身体の半分を占める頭部にも身がぎっしりつまっています。歯ごたえのある身は、甘みが強く、しかも濃厚な味噌が詰まっているといいます。イセエビにも負けず劣らない上品な味となります。

産地

セミエビは、温暖な海域に生息しています。主な産地は沖縄県や鹿児島県、高知県や和歌山県などで漁獲されています。

豆知識
産地によって名前が変わる!

和歌山県:「クツエビ」  漁獲解禁時期:10月中旬~3月上旬

奄美大島:「アカテゴサ」 漁獲解禁時期:8月下旬~4月

高知県:「モンパ」    漁獲解禁時期:9月中旬~4月

旬の時期

漁獲量が少ないため、その生態はまだまだ不明です。漁獲解禁時期で考えると、その産地で水揚げされている期間が旬の時期といえます。

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セミエビはどこで売ってる?

セミエビは、まず東日本で目にすることはほぼなく、西日本側の市場への出荷もごく稀といいます。では、どこで手に入れることができるのでしょうか?産地のスーパーマーケットで手に入れる方法とセミエビを扱う料理店に出向いて食べに行く方法以外に通販サイトで購入できます。

ただし漁獲量次第になり、何カ月も待つこともあります。

通販もある?

値段

時期によっては1㎏以下で1万円以上の値が張るときもあります。その高価さに希少性がうかがえます。

セミエビの美味しい食べ方

【画像引用:豊洲市場】

自身の眼で直接購入する機会があるときは、原則的に生きている個体を選びましょう。手に持った時に重く感じる歩留まりがよさそうな個体を選びましょう。

鮮度の良いうちに刺身で食べ、次に汁物、そしてグリルの順番で食べてみてはいかがでしょうか

お刺身

生きているセミエビを縦に切り、氷水で洗い締めます。甘みもあり、食感もよく、セミエビそのものを味わえる食べ方です。

汁物

ざっくり切り落とし、みその風味を損なわないよう煮過ぎずに作るのがコツです。

グリル・焼き

焼くとセミエビの風味と香りが強くなります。甘みも旨味も濃縮され濃厚な味わいになります。

どこで食べられる?

沖縄県の3店舗が、グルメ情報として見つかりました。そして和歌山県の鮨屋や高知県の海鮮居酒屋などで食べられます。ただし仕入次第なので必ずしも食べられるとは限らないようです。必ずお店にお問い合わせください。

やはり、東日本で食べられる店は、なかなか見つかりません。漁獲産地の海鮮料理を扱っている店舗なら食べられる確率が高いのではないでしょうか!

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まとめ

以上になります。いかがでしょうか。

この記事をまとめると

  • セミエビは、漁獲量が少ない幻の高級食材、イセエビにも負けず劣らない上品な味が、近年人気上昇のセミ(蝉)のような形状のエビです
  • セミエビは、産地のスーパーマーケットで手にいるか、セミエビを扱う料理店に出向いて食べに行くか、通販サイトで購入できます(ただし漁獲量によって届くまで待つこともあります)
  • セミエビは、生きているうちに刺身、みその風味を味わいながら汁物、焼いて風味と香りを楽しむ食べ方があります

もし食べられる機会が得られるとしたら、宝くじが当たるようなものですね!きっと!

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