お祝いの席で食べられる赤飯は、小豆を使用して作られます。しかし、小豆の代わりに甘納豆を使う地域も実はあります。
山梨県や北海道が地域では食べられていますよ。しかし、甘納豆赤飯を食べる地域は他にもどこなのでしょうか。今回は、
- 甘納豆赤飯とはどんな食べ物なのか
- 甘納豆赤飯を食べる地域と特徴について
- カロリーはどのくらい?
以上について詳しくご紹介していきます。甘納豆赤飯を食べる地域から発祥・由来まで詳しく知りたい方は、この記事を最後まで読んでください。
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目次
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甘納豆赤飯とはどんな食べ物?
甘納豆赤飯とは、もち米とうるち米を混ぜて食紅で少し色をつけて、炊き上げた赤飯に甘納豆を混ぜた食べ物です。
昔から赤い色は魔除けの色と信じられており、同様に赤い甘納豆も赤飯と同様にお祝いの席で出されるようになっています。
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なぜ甘納豆を入れる?
甘納豆赤飯に甘納豆を入れるのは、忙しい中で簡単に美味しく作るために入れられました。通常の赤飯は、下ごしらえが必要ですが甘納豆を使うことで、時短で仕上げることができます。
どんな味?まずい?美味しい?
甘納豆赤飯は、甘納豆特有の甘さにごま塩が振りかけられているので、塩っけもある味です。甘さと塩っけのバランスが絶妙で美味しいと評判ですよ。
では、甘納豆赤飯の発祥はどこの地域から始まったものなのでしょうか。
発祥
甘納豆赤飯の発祥した地域は北海道です。では、甘納豆赤飯と普通の赤飯との違いはなんでしょうか。
普通の赤飯との違い
そもそも普通の赤飯は、もち米と小豆と一緒に炊き込んだ見た目が赤いご飯のことです。普通の赤飯は、「小豆」を使っていますが一方で、甘納豆赤飯は「甘納豆」が使われているのが大きな違いです。
また、甘納豆赤飯ではもち米だけでなくうるち米が使われています。
甘納豆赤飯は食紅なしで作られる?
甘納豆赤飯は食紅なしでももちろん作れます。
材料
- もち米:1合
- 水:180cc
- 黒米:小さじ1
- 塩:ひとつまみ
- 甘納豆:30~50g位
- ごま塩
作り方
- もち米を洗い、水・黒米・塩を一緒に炊飯釜に入れて炊き、蒸します。(水は、通常のお米を炊く時よりも少なめにします)
- 蒸し終わったら、甘納豆を入れて混ぜてしばらくおいておきます。
- しばらくおいたら、ごま塩を降って完成です。
参考:cookpad食紅なし★北海道なつかしの味★甘納豆赤飯(https://cookpad.com/recipe/5075653)
本来、甘納豆は小豆ののように炊き上げて特有の赤さが出てこないので、食紅が使われます。ですが、このように食紅なしでも簡単に赤飯を作ることができますが、赤飯特有の見た目の赤さはありません。
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甘納豆赤飯を食べる地域と特徴
甘納豆赤飯を食べる地域はこちらです。
- 北海道
- 青森県
- 山梨県
- 長野県
以上のような地域で甘納豆赤飯が食べられています。では、それぞれの地域についてもご紹介していきます。
北海道
甘納豆赤飯を食べる地域の一つ目は、北海道です。北海道では、甘納豆を使っているので甘みが強いです。
また、甘納豆赤飯が作られるようになったのは、昭和20年代後半ごろまで遡ります。札幌の光塩学園の創設者で、初代学長の南部先生より「忙しいお母さんが手軽に作ることができる・子供たちが喜ぶものを」ということで発案されました。
通常の赤飯は作るのに手間がかかりますが、甘納豆赤飯はお米をたいて甘納豆を混ぜた後に食紅で赤色にするだけで、簡単に作れる方法を作りました。
青森県
甘納豆赤飯を食べる地域の二つ目は、青森です。青森の赤飯が甘いのは、「おもてなしの心」を表していると考えられています。
そのため、青森で甘納豆赤飯を食べるときは、お祝い事などの特別な日に食べられます。このように、特別な日に人をおもてなしをするという意味を持って、赤飯が甘くなっていると考えられていますよ。
また、青森の人は甘いものを好んでいる人が多いので甘くなっているとも推測されます。
山梨県
甘納豆赤飯を食べる地域の三つ目は、山梨県です。山梨県で甘納豆赤飯が食べられるようになったのは、50年前の学校給食で青森の人から伝わったとされています。
しかし、山梨県などの地域に伝えられたルーツは諸説あります。
長野県
甘納豆赤飯を食べる地域の四つ目は、長野県です。長野県で甘納豆赤飯が食べられるようになったのは、山梨の風習を取り入れたことで現在も甘納豆赤飯になったと考えられています。
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甘納豆赤飯のカロリーはどのくらい?
甘納豆赤飯のカロリーは、100gあたり約210kcalになります。普通の赤飯のカロリーは、約190kcalなので、甘納豆赤飯の方がやや高いですがほとんど変わりません。
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まとめ
甘納豆赤飯を食べてる地域は、山梨県や北海道以外にも長野県や青森県があります。
この記事をまとめると
- 甘納豆赤飯は、普通の赤飯と比べて時短で仕上げることができる赤飯である
- 味も甘納豆特有の甘さと塩っけのごま塩がバランスが良く絶妙であると評判
- 発祥の地域は、北海道
- 甘納豆赤飯を食べる地域は、長野県・山梨県・北海道・青森県
- 甘納豆赤飯は、子供が喜ぶもの・忙しいお母さんが手軽に作れるように発案された
手軽に作れる甘納豆赤飯は、普通の赤飯よりも簡単に作れるのでぜひ試してみてください。
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