成分調整牛乳は体に悪いって本当？子供に飲ませても問題はないのか？ |

スーパーの乳製品売り場に行くと、「成分無調整牛乳」と「成分調整牛乳」が販売されています。おそらく成分調整牛乳の方が価格が安いはずです。どうして成分調整牛乳は価格が安いのでしょうか？何か体に悪いことがあるのでしょうか？

今回の記事では、成分調整牛乳について、以下のような事を解説していきます。

成分調整牛乳は普通の牛乳と違うのか？
成分調整牛乳を飲むメリットとは？
成分調整牛乳を飲むデメリットとは？

こんな内容になっています。記事を最後まで読んで頂き、成分調整牛乳について詳しくなってしまいましょう。

スポンサードリンク

1 成分調整牛乳は普通の牛乳ではないの？
2 成分調整牛乳を使うメリットは？
- 2.1 普通の牛乳と栄養価は変わらず低カロリー
- 2.2 普通の牛乳よりも価格が安い？
3 成分調整牛乳を使うデメリットは？
4 まとめ

成分調整牛乳は普通の牛乳ではないの？

成分調整牛乳は、普通の牛乳と違うのでしょうか？それぞれの違いについて、ちょっと詳しく解説していきます。

成分調整牛乳と牛乳の違いは？

成分調整牛乳と普通の牛乳は以下のように異なります。

成分調整牛乳	生乳から脂肪分や水分、ミネラルなどを一部除去した牛乳
牛乳	牛から絞られた生乳をそのまま輸送し、殺菌処理して販売されるもの。乳脂肪分3.0％以上、無脂乳固形分8.0％以上が入っているのが基準になっている

このように、成分調整牛乳とは、通常の牛乳から「脂肪分など」の成分を一部除去した飲み物になります。そのため、通常の牛乳よりも飲み味があっさりしていたり、逆に濃厚になったりするのです。重要なのは「生乳に何かを加えて作っているわけではない」ということ。

何かを加えてしまうと「加工乳」という扱いになります。

見た目に違いはある？

成分調整牛乳と成分無調整牛乳で見た目はほとんど変わりません。ただ、「特濃牛乳」のように、水分の方を一部分抜いた成分調整牛乳は、若干クリーム系の色味に変わっています。

味に違いはある？

成分調整牛乳と成分無調整牛乳では、前述した通り味は多少異なります。乳脂肪分を多く取り除けば、あっさりとした味になりますし、水分の方を多く取り除けば、濃厚な味わいになります。スーパーで買い物をする際は、自分の好みの味の牛乳を買えるように、よく表示を注意して買い物しましょう。

スポンサードリンク

成分調整牛乳を使うメリットは？

成分調整牛乳を使うと、いくつかのメリットがあります。一体どんなメリットがあるのでしょうか？

普通の牛乳と栄養価は変わらず低カロリー

成分調整牛乳の種類には「低脂肪乳」や「無脂肪牛乳」などがあります。元々の生乳から、脂肪分の一部あるいは全てを取り出した牛乳になります。これらの成分調整牛乳は、通常の牛乳と同じようにカルシウムやたんぱく質、ビタミンなどはそのまま残されていて、脂質だけがカットされています。

なので通常の牛乳と栄養価は変わらずに低カロリーな特徴があるのです。ヘルシーな牛乳を飲みたければ、低脂肪乳などがおすすめです。

普通の牛乳よりも価格が安い？

成分調整牛乳は、成分無調整牛乳に比べて価格が安いというメリットがあります。成分調整牛乳から取り出した脂肪分は、バターなどの乳製品に加工することが出来ます。それらの加工品も商品として販売できるので、成分調整牛乳は手間がかかっていても割安になるのです。

もし、スーパーで牛乳を安売りしていた場合は、どんな牛乳なのかをよく見てみましょう。

スポンサードリンク

成分調整牛乳を使うデメリットは？

では、成分調整牛乳を飲むデメリットはあるのでしょうか？巷で噂されている情報などを整理していきます。

成分調整牛は体に悪いのか？

まず「成分調整牛乳は体に悪いので飲まない方がいい」という意見を耳にすることがあります。これは「成分調整牛乳には、バターや脱脂粉乳、クリームなどの成分を加えているから体に悪い」という内容のようです。

バターやクリームなどを混ぜて作る牛乳は「加工乳」という種類に分類されるため、成分調整牛乳とは異なります。なので、成分調整牛乳が体に悪いという事はないのです。一つだけ注意するとすれば、買おうとしている牛乳に「加工乳」と表記されていないかどうかだけ、チェックするのが大切でしょう。

子供が飲んでも大丈夫？

成分調整牛乳は、子供が飲んでも大丈夫です。ただし、1歳以上のお子様でなければ飲んではダメです。1歳未満のお子様は、まだまだ消化器官が未発達なので、飲ませない様にして下さい。さらに牛乳には、鉄分があまり含まれていません。

一度に沢山の牛乳を飲むと、それだけで満腹になってしまい、鉄分の摂取がしにくくなります。そのため、一度に大量に牛乳を飲ませない工夫が必要です。