海藻アレルギーの症状・原因|下痢・蕁麻疹|赤ちゃんはいつから?

海藻アレルギーというのが存在しているのをご存じでしょうか?今回は海藻アレルギーについて以下の内容でご紹介します。

  • 海藻アレルギーは何で起こる?
  • 海藻アレルギーの主な症状
  • 赤ちゃんはいつから海藻を食べられる?

それではさっそく詳しく説明します。

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海藻アレルギーは何で起こる?

海藻アレルギーはわかめ、めかぶ、昆布、ひじき、もずくなどを食べることで引き起こされます。アレルギーの原因は海藻に含まれている「ヨウ素」です。詳しく説明します。

アレルギーの原因はヨウ素

ヨウ素はわかめ、めかぶ、昆布、ひじき、もずくなどの海藻に含まれているミネラルの1つです。このヨウ素にアレルギー反応を起こす方がいるので注意が必要です。

海苔はアレルギー反応を引き起こす?

焼き海苔は一般的に、味のついていない「味なし海苔」と「味付け海苔」に分類されます。焼き海苔などの味なし海苔には、アレルギー物質はないとされています。 しかし、気を付けていただきたいのが「味付き」海苔です。 市販の味付き海苔には、砂糖、しょう油、食塩などの各種調味料をはじめ、 魚介エキス(えび、ほたて、こんぶ、かつお節など)が含まれているものも多く、 魚介類による食物アレルギーが懸念されます。 また味も濃く様々な添加物も含まれていることから、 3歳までは控えた方が良い、という意見もあるようです。

もうひとつ気を付けたいのが、「ヨード(ヨウ素)」によるアレルギーです。 海苔をはじめ、昆布やワカメなどの海藻類には、ヨードというミネラル成分が多く含まれています。 この「ヨード」にアレルギー反応を起こす方が少なからずいらっしゃるようで、 ヨードのアレルギー反応が出た場合、喉の腫れやかゆみ、くしゃみなどの症状が出るようです。 また、ヨードの過剰摂取により甲状腺の機能低下、甲状腺ホルモン肥大など 甲状腺の病気になる可能性があるといわれています。 だからといって、食べるのをやめてください、というわけではありません。

厚生労働省の出している「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、1日のヨウ素摂取推奨量(18歳以上)は0.13mg、上限量は3.0mgとなっており、海苔100gのヨウ素量は約2.1mgで、1枚(3g)の量に置き換えるとおよそ0.06mg。 海苔だけで上限量に届く量を食べようと思ったら、約50枚必要となりますね。 あくまでも摂り過ぎには注意して、おいしくいただきましょう。

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海藻アレルギーの主な症状

海藻アレルギーの主な症状は以下の3つです。

  • 下痢・腹痛
  • 蕁麻疹
  • 口腔内アレルギー症候群

海藻を食べた後にこれらの症状が現れた場合はアレルギーの可能性があるため食べるのを一旦やめましょう。それぞれについて詳しく説明します。

下痢・腹痛

アレルギー反応の1つに下痢や腹痛があります。

蕁麻疹

蕁麻疹もアレルギー反応が起こった時に現れる症状の1つです。

口腔内アレルギー症候群

果物や生野菜を食べた後、数分以内に唇、舌、口の中や喉にかゆみやしびれ、むくみなどがあらわれることがあります。それが口腔アレルギー症候群(OAS)。中には、アナフィラキシーショックと呼ばれるショック症状を起こすこともあります。このような症状があらわれても、多くは食後しばらくすると自然に軽快するものの、ショック症状が持続する危険性もあります。

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赤ちゃんはいつから海藻を食べられる?

離乳食で毎日わかめは危険?

わかめは水溶性食物繊維が豊富なので、便秘解消が期待できますが、逆にたくさん食べすぎると下痢をする可能性があるので、毎回食べるということは避けた方がいいでしょう。

また、わかめはヨード(ヨウ素)を含みます。日本人は長年慣れ親しんでいる食材ではありますが、毎日毎食摂るようなことがあると甲状腺に影響がある可能性も否定はできないので、海藻類だけに偏っての食べすぎには注意しましょう

1日に与えても良い量は?

わかめを1日に与えても良い量は大体5g~10g程度と言われています。

まとめ

以上、海藻アレルギーについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • 海藻アレルギーの主な症状は、下痢、腹痛、蕁麻疹など
  • わかめは離乳食で食べさせることもできるが、1日の摂取量をしっかり守るようにする

海藻を食べた時にご紹介したような症状が現れたら、すぐに食べるのをやめましょう。是非安全に海藻を楽しんでくださいね。

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