和えたり炒めたりして調理される、さやいんげん。余ったさやいんげんを見て、「どうやって保存すればいいのだろう」と思ったことはありませんか?
当記事では、さやいんげんの保存期間と保存方法を整理してまとめました。
また、栄養価の高いさやいんげんの見分け方も紹介します。さやいんげんを美味しく食べたい、できるだけ廃棄の量を減らしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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目次
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さやいんげんってどんな野菜
分類 | マメ科インゲン属 |
原産地 | 南米 |
由来 | 江戸時代に隠元禅師が日本に広めたことから |
英語でいうと | green bean |
別名 | さんど豆(暖かい地域では1年に三度とれることから) |
さやいんげんは、1年中スーパーで売られていますが、旬の時期は6〜9月の夏野菜です。β-カロテンやカリウム、ビタミンB群を豊富に含んでいます。
カリウムは、血液中の塩分(ナトリウム)を排出するため高血圧を防いでくれます。βカロテンは抗酸化作用があり、体内でビタミンAに変わるので美肌効果が期待できるすぐれもの。ビタミンB群は、皮膚や粘膜を保護し、心臓の機能を正常にします。
さやいんげんの品種は、どじょういんげんやサーベルいんげん、平さやいんげん、モロッコいんげんなどがあり、海外品種もあります。
さやいんげんを使った料理は、サラダやゴマ和えなどがあります。また、炒めてパスタにいれたり、煮物に加えたり、肉料理などの付け合わせに使ったりと幅広く利用されます。
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鮮度の良いさやいんげんの見分け方
さやいんげんを美味しくいただくには、保存方法も大事ですが、栄養価の高いさやいんげんを選ぶのも大事になってきます。
そこで、鮮度の良いさやいんげんを選ぶ際のポイントをいくつか紹介します。
鮮度の良いさやいんげんの4つの見分け方
鮮度の良いキャベツの見分け方はこの4つです。
- 濃い緑色をしている
- 先が尖っている
- 細身だけど、肉厚
- 中の豆の粒がそろっている
さやいんげんは、しばらく放置しておくと色が黄色くなってきます。純粋な緑色であるほど新鮮な証拠です。
また、先が尖っていてハリがあるほど良いさやいんげんです。シルエットは細身のほうが、やわらかく美味しく食べられます。
太すぎるものは育ちすぎており、皮が固くなっている可能性があるので注意してください。
また、豆の粒の大きさが均一でないさやいんげんも育ちすぎている可能性があります。大きい粒は固くなっており食べにくいので、形が歪でないものを選びましょう。
次に、さやいんげんの保存方法と保存期間を詳しく紹介していきます。
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冷蔵で保存する場合
保存期間の目安
冷蔵保存の場合は約1週間です。
冷蔵での保存方法
ペーパータオルで包んださやいんげんをポリ袋にいれ、軽く密閉させるのがオススメです。
さやいんげんは乾燥に弱く、そのまま放置しておくとすぐにしおれてしまいます。鮮度を保つためには、密閉容器にいれて空気に触れさせないことが大切です。
冷凍で保存する場合
保存期間の目安
冷凍保存の場合は約1ヶ月です。
冷凍での保存方法
塩ゆでして水分をとり、保存しやすい大きさに切ります。それをラップに包んで、冷凍用保存袋にいれて冷凍してください。
- 塩ゆでする
さやいんげんを生のまま保存するのはオススメしません。保存処理の際は塩ゆでがベストです。
塩ゆですると、食材の中に含まれる水分が少なくなり、解凍時に栄養成分が流れ出てしまうのを防げるからです。
さらに、塩は酸化を遅らせ、野菜の変色を抑える効果もあります。塩は湯の約1~2%の量がオススメです。 - 空気を抜いて保存する
鮮度を保つためには、素早く冷凍するのが大切です。そのためには、保存袋内の空気をできるだけ少なくしてください。
空気があると、冷却の時間が遅くなってしまうので注意しましょう。 - 平らにして冷凍する
切った食材をなるべく平らにして並べましょう。平らに並べると表面積が広くなり、冷気に触れる割合が増えます。
これだけで早く、かつムラなく冷やせます。さらに冷凍効率をあげるために金属トレイを利用するのも良いです。
金属トレイは熱の伝わりが早いので、食材の冷凍スピードを速めることができます。
また、おいしく食べるための解凍方法も紹介します。
解凍する際は、前日に冷蔵室に移してから自然解凍させるのがおススメです。
急がなければならない、自然解凍させる手間が面倒くさいと思う際には、電子レンジでの解凍でも大丈夫です。
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常温で保存する場合
保存期間の目安
常温保存の場合は1週間未満です。
常温での保存方法
ペーパータオルや新聞紙などで包み、冷暗所に保存しましょう。ただ、常温保存は基本的にNGです。
冷蔵保存に比べると鮮度は落ちやすくなり腐りやすくなります。どうしても冷蔵できない場合だけにしましょう。
まとめ
当記事では、さやいんげんの保存期間と保存方法を紹介しました。
改めてまとめると
- 冷蔵の保存期間:1週間
- 冷凍の保存期間:1か月
- 常温の保存期間:1週間未満(基本はNG)
さやいんげんの適切保存温度は、4~7℃。おいしく食べるには冷蔵保存で1週間以内に食べるのがベストだといえます。
それより長く保存したいのであれば、冷凍保存しましょう。
さやいんげんを適切に保存して、美味しくいただきましょう。
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