食物アレルギーにはさまざまな症状があり、あまり知られていないものも多いですよね。もし甘くておいしいはずのさつまいもを食べているときに違和感を感じたら、それは危険なサインなんです。
そこで今回は、
- さつまいもで喉がイガイガするのはなぜ?
- さつまいもアレルギーの主な症状
- 赤ちゃんはいつからさつまいもを食べられる?
こちらの内容について紹介していきます。
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目次
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さつまいもで喉がイガイガするのはなぜ?
さつまいもを食べさせたとき、子どもが嫌がったという経験はありませんか?実はそれ、ただの好き嫌いではなく喉がイガイガしていて辛いのかもしれません。その原因とは、一体なんなのでしょうか。
アレルギー
さつまいもを食べて喉がイガイガした場合、さつまいもアレルギーを疑いましょう。
食物アレルギーには、小麦粉や卵などの広く知られたものの他にもさまざまな種類があり、さつまいもにもアレルギー反応を起こす可能性は十分にあります。
大人も発症する?
食物アレルギーは、小さな子どもが初めて食べたときに発覚することが多いイメージですよね。
ですが、これまで全く反応がなかった大人が突然発症するケースもあります。
その原因については、まだ解明されていないことも多いですが、遺伝はもちろん、疲れや体調不良によって発症しやすいと言われています。
大人が発症しやすいと言われる食物アレルギー
- 小麦
- 魚類
- 甲殻類
- 果実類など
さつまいもアレルギーの発症時間は?
すぐにアレルギーだと気付けない原因の1つに、発症時間に対する認識のズレがあります。実はアレルギーには、即時型と遅延型の2種類があり、発症時間を断定することはできません。
- 即時型:食べて数分から2時間程度ですぐに発症
- 遅延型:食べて数時間か数日間かけて発症
また、この発症時間は体質や体調、年代によっても異なります。
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さつまいもアレルギーの主な症状
あまり知られていないさつまいもによるアレルギーには、どのような症状があるのでしょうか。これから紹介する症状に1つでも当てはまる人は、一度血液検査が必要かもしれません。
蕁麻疹
さつまいも、または関連製品を食べたあとで、蕁麻疹が出た場合はアレルギーの可能性があります。蕁麻疹は顔や体のあちこちで、皮膚の一部が赤く腫れ上がりかゆみが出る症状です。
軽度であれば跡形もなく消えますが、長時間続く場合は「慢性じんましん」と呼びきちんとした治療が必要です。
嘔吐・吐き気
さつまいもアレルギーは、吐き気や嘔吐などの症状も引き起こします。これらは食べてすぐに現れる即時型の症状の1つです。
また、重症化すると呼吸困難になる場合や数日間寝込む可能性もありますので、注意してください。
下痢・腹痛
さつまいもアレルギーは、腹痛や下痢などの消化器系の症状も引き起こします。これも即時型の症状です。
腹痛や下痢だけでは単なる食べ過ぎと勘違いしてしまいそうですが、激しい吐き気や嘔吐も合わせて見られる場合には、速やかに受診するようにしましょう。
口の痒み
さつまいもアレルギーには、既述のような喉のイガイガに加え、口の痒みも引き起こします。
この症状は口腔アレルギー症候群と言われ、カバノキ科花粉症患者が発症するケースが多いことが確認されています。
また唇や舌などにかゆみや痺れ、むくみを感じた場合でも同様の原因が考えられます。
その他の症状
そもそもアレルギーとは、体内の免疫細胞がある条件によって異常を起こしたり、過剰に反応してさまざまな症状を引き起こす病気です。
そのため、上記以外にも胃痛、頭痛、発熱、めまい、発熱、貧血、眼の充血やかゆみ、涙目など様々な症状があります。
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赤ちゃんはいつからさつまいもを食べられる?
大人でも注意したい食物アレルギー。特に赤ちゃんや小さな子どもに、初めて与える時はとても心配ですよね。さつまいもはいつごろから食べることができるのでしょうか。
食べられる時期
さつまいもは、離乳食をスタートした初期頃の5〜6ヶ月から食べることができます。この頃の赤ちゃんはゴックン期と呼ばれ、すりつぶしたりペースト状のものが飲み込むことができるようになります。
ただし、成長度合いは子どもによってそれぞれ異なります。年齢(月齢)だけで判断せず、飲み込めているかを確認するようにしてあげましょう。
与える時の注意点
赤ちゃんや小さな子どもは、大人に比べ過敏です。さつまいもアレルギーである可能性も考え、少しずつ食べさせるようにして、問題がないか様子を見みましょう。
また、さつまいもは繊維質でアクもあるため、15分程度水に浸けてからすり潰すなど、下ごしらえをしておいてください。
まとめ
「さつまいもで喉がイガイガするのはアレルギー?赤ちゃんはいつから?」について紹介してきましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- さつまいもで喉がイガイガするのはアレルギーの可能性がある
- さつまいもアレルギーには皮膚や消化器系の症状もある
- 赤ちゃんにさつまいもを食べさせるなら離乳初期頃からOK
- 赤ちゃんにさつまいもを食べさせるならすりつぶして少量から
もし反応が強く出た場合、食物アレルギーは命の危険を脅かすこともあります。今までさつまいもをおいしく食べていた人も、少しでも違和感を感じたら放置せず、必ず医師に相談するようにしてくださいね。
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