さつまいものカビを食べちゃった!腹痛・下痢に?カビ・白いふわふわ注意

秋になると食べる機会の増える、ホクホクで甘いさつまいも。焼き芋やてんぷらなど用途が多彩なさつまいもですが、農作物であるが故にどうしてもカビが生えてしまうことも。

気付かずにカビを食べてしまった場合はどのように対処すればいいのか気になりますよね。

  • さつまいものカビを食べてしまったときの対処法
  • さつまいもが腐ったときの見分け方を解説
  • さつまいもはどのくらい日持ちする?
  • 適切な保存方法

今回は、こちらについて詳しく解説していきます。

スポンサードリンク

さつまいものカビを食べてしまった!

さつまいもに発生したカビを知らずに食べてしまった場合、下痢や腹痛といった食中毒の症状が発生することがあります。

ただし、疲れて体力が落ちているときや免疫力が低下している場合などを除き、多少カビを口に入れてしまったからといって確実に食中毒症状が発生するわけではないため過度に心配をする必要はありません。

食後に以下のような症状が発生したとき、初めて食中毒の発生を意識すると良いでしょう。

食中毒症状

腐敗したサツマイモを食べることによって生じる食中毒の主な症状としては、

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 過度の腹痛
  • 発熱

などが発生します。

食中毒が発生した場合は、特に以下のことに気を付けましょう。

下痢止めは飲まない

食中毒によって激しい下痢が続くとどうしても早く治したいという気持ちが先行してしまい市販の下痢止めを飲んでしまう人がいますが、止めましょう。

これは、下痢止めを飲んでしまうと体内に入った食中毒菌が外に出にくくなってしまうため。辛いですが、自然と下痢が治まるまでは水分を多く取るなどして少しでも排泄がスムーズになるように心掛けましょう。

冷たい水を避けて水分を補給する

嘔吐や下痢を繰り返すと体内の水分がどんどん失われていきます。水は体に負担が大きいので、白湯やポカリスエットなどを飲んで水分をしっかりと補給することが大切です。

症状は何時間後?

食中毒症状の発生は食中毒菌によって大きく異なりますが、基本的には食後半日程度で発症することが多くなっています。腐敗したものは少しなら食べてしまっても過度に心配をする必要はありませんが、気になる場合は食べた時間を覚えておくと良いでしょう。

スポンサードリンク

さつまいもは腐るとどうなる?見分け方

さつまいもを食べてみて「いつもと違う…」と感じた場合、そのさつまいもは腐敗が進行しているかもしれません。そんな時は以下のような症状が発生していないかを確認してみましょう。

青カビ・緑カビ・黒カビが生える

さつまいもの表面が黒や青などに変色していた場合はカビが発生している可能性が高くなります。食べずに廃棄することを心掛けましょう。

白いふわふわ(白カビ)ができる

さつまいもにフワフワとした白い綿のようなものが生えていた場合も、カビが生えていると判断しても良いでしょう。

カビが生えた部分を取り除けば大丈夫?
カビはとても小さな菌糸を食べ物に張り巡らせています。そのため、目に見えるカビだけを取り除いても食中毒の危険性は変わらないため注意が必要です。

酸っぱい味がする

見た目に問題がなくても味や臭いに異常があった場合も、腐敗が進行しているサインです。勿体ないと思わず安全と安心のためには食べずに廃棄することをおすすめします。

さつまいもの日持ちはどれくらい?

料理

生の場合

さつまいもは生の状態でも比較的長持ちする食材です。しかし、スーパーなどで購入したものは既に洗浄などの工程を経ているため、1週間を目途に使い切ると良いでしょう。

加熱後の日持ち

一度加熱工程を経たサツマイモは、品質が劣化するスピードが加速します。この場合は常温保存は避けて冷蔵庫で適切に保存すれば2〜3日間は日持ちさせることが可能です。

スポンサードリンク

さつまいもの保存方法

保存・日持ち

さつまいもは保存する温度帯によって保存方法が大きく異なります。ここでは、保存温度帯別の適切な保存方法を解説します。

常温保存

さつまいもは寒さに弱い野菜であるため、真夏などを除いては常温保存がおすすめです。

  1. さつまいもを1本ずつ新聞紙で包む
  2. 紙袋や麻袋、段ボールなどに入れる
  3. 風通しがよく直射日光に当たらない場所で保存

冷蔵保存

気温が20℃を越すような場合は冷蔵庫の野菜室に保存することがおすすめです。

  1. さつまいもを1本ずつ新聞紙で包む
  2. ビニール袋に入れ、袋の口をゆるく結ぶ
  3. 冷蔵庫の野菜室で保存

冷凍保存

さつまいもは5℃以下の環境で長く保存すると細胞が壊れて表面が黒く変色してしまいます。そのため、冷凍保存を行う場合は、以下の手法がおすすめです。

  1. さつまいもを洗い、皮付きのまま適度な大きさにカットする
  2. 10分ほど水にさらしてアク抜きをする
  3. 電子レンジで加熱、もしくは鍋で茹でて火を入れる
  4. 水気を拭き取り、ラップに包み空気を抜く
  5. ジップロックにラップごと入れて再度空気を抜きしっかりと封をする

スポンサードリンク

まとめ

この記事をまとめると

  • さつまいもに生えたカビを食べてしまっても少量であれば食中毒を発症する可能性は低い
  • 激しい下痢や嘔吐が発症した場合は、下痢止めなどを飲まず水分をたくさん摂って安静にする
  • さつまいもの腐敗を見抜くには、表面にカビが生えていないかどうかや味や臭いに異常が無いかをしっかりと確認することが大切
  • 温度帯に合った適切な保存を行うことでさつまいもは腐敗を避けて保存することが可能

いかがだったでしょうか。

さつまいもにはビタミンや食物繊維が豊富に含まれています。この記事を参考にして、みなさんが美味しくさつまいもを食べることが出来れば嬉しいです。

スポンサードリンク