煮物にすると非常に美味しい秋の味覚に「里芋」があります。でも、里芋を食べるとアレルギー症状を発する人もいるのです。
そこで今回の記事では、里芋のアレルギー症状について、以下のような事をまとめていきます。
- 里芋が原因で発生するアレルギーはどんなもの?
- どうすれば、里芋のアレルギー症状から逃れられるの?
- 里芋のアレルギー症状が出た時は、どうすればいいのか?
この記事を読んで頂くと、上記のような事がはっきりとご理解いただけるはずです。早速里芋について、詳しく解説していきましょう。
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目次
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里芋を食べて蕁麻疹がでるけどアレルギー?
里芋を食べると、稀にですが「蕁麻疹が発生する人」がいます。これは、どういった原因で発生するのでしょうか?
仮性アレルギー
里芋を食べてアレルギー症状が出る場合、それは「仮性アレルゲン」という物質が原因になっています。仮性アレルゲンを取り込むことで、発生する症状を「仮性アレルギー」といい、通常のアレルギー症状より、かなり弱いのが特徴です。
仮性アレルギーを引き起こす物質としては「ヒスタミン」「セロトニン」「チラミン」などがあります。アレルギーの症状としては、通常のアレルギーよりもかなり小さな症状しか出ないため、わざわざ除去する必要がないと言われている物質ばかりです。
シュウ酸カルシウム
その他里芋を扱って、多くの方が感じたことがあるのは「手が痒くなる症状」だと思います。ちょっとピリッとした独特な痒みを感じることがあるはずです。これは、里芋に含まれる「シュウ酸カルシウム」という物質が原因となっています。
シュウ酸カルシウムは、物質自体に小さなトゲトゲが表面についています。そのトゲトゲに体が反応してしまい、チクチクとした痛痒さを感じてしまうのです。さらに、シュウ酸カルシウムは、掻けば掻くほどより痒みを感じるようになっているため、掻くとどんどん悪化してしまいます。
シュウ酸カルシウムが含まれる食品
シュウ酸カルシウムが多く含まれる食品は、里芋以外にも沢山あります。例としては「ホウレン草」「タケノコ」「紅茶」「チョコレート」などです。これらの食品に関しても、ずっと触っていると痛痒さを感じてしまう可能性はあります。扱いに注意してみましょう。
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里芋アレルギー反応を防ぐ方法
では、里芋を扱う時にアレルギー反応が出ないようにするには、どうすればいいのでしょうか?簡単な方法をまとめてみました。
手袋をする
1つ目の方法は「手袋をして扱うこと」です。生の里芋を買ってきて、皮を剥いて調理をする際には、ゴム手袋などをして調理しましょう。外側の分厚い皮を剥く時には、アレルギー反応を起こすことはありません。
しかし、皮を剥いて中の身を取り出すと、ぬめりと共に痒みを感じやすくなるはずです。そうならないために、ぬめりに極力触れないようにするのが大切でしょう。ゴム手袋をしていれば、ぬるぬるした表面でも、しっかりと触ることが出来るのでおすすめです。
口まわりの皮膚につかないようにする
2つ目の方法は「口の周りに里芋がつかないようにすること」です。里芋を調理する時に、少しだけ小さめにカットすれば、一口で口の中に運べるため、口の周りにシュウ酸カルシウムが付着する恐れを防げます。里芋が口の周りの皮膚につかないように考えて、調理することはかなり重要なので、覚えておきましょう。
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里芋でアレルギー反応が出た時の対処法
里芋を扱っていて、アレルギー症状が出た場合には、どんな対処法があるのでしょうか?前述した通り、痒いからと言ってかきむしってしまうと、余計に痒くなるのでご注意ください。
塩で手を洗う
里芋の痒み成分である「シュウ酸カルシウム」からのアレルギー症状は、塩を使うと効果的に防げます。水道水で手を洗う際に、多めの塩を一緒に手に付けて洗うのです。1度で十分な効果が現れますが、2度以上洗うとかなり痒みが抑えられるので、おすすめです。
酢で洗う
里芋を触ってしまって、痒みが発生した際には「酢水などで手を洗うこと」も効果的です。シュウ酸カルシウムからのアレルギー症状は、酸性物質をかけることで抑え込むことが出来ます。酢の原液をふりかけてもいいですが、水に酢を溶いて、その酢水で手を洗うと効果的に抑えられるでしょう。
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レモン汁やレモンバームの葉で洗う
さらに、里芋で発生する痒みは「レモン汁やレモンバームの葉」でも抑え込むことが出来ます。この原理は、先程の「酸性物質で洗う」という行為と全く同じなので、同様の効果が期待できるでしょう。レモンのほのかな香りも残るため、おすすめの方法の1つです。
石鹸で洗う
それでも痒みが収まらなければ、通常の石鹸で手を洗っても痒みは抑えられます。石鹸で洗うと、手の表面に付着したシュウ酸カルシウムを完全に除去できるので、アレルギー症状が起こらなくなるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、「里芋を扱っていて起こるアレルギー症状」について詳しく解説してきました。里芋のアレルギー症状は、誰にでも起こりうる症状です。症状自体は強くありませんが、なるべく起こらないような対策を練られるのがおすすめです。
最後に記事内容をまとめましょう。
この記事をまとめると
- 里芋のアレルギー症状は「シュウ酸カルシウム」という物質で起こっていた
- 里芋のアレルギー症状からは手袋を使う事で逃れられる
- 里芋のアレルギー症状は、酸性物質で洗う事で軽減される
こんな感じの内容でした。今回の記事内容をしっかりと理解して、早速美味しい里芋料理をいただきましょう。
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