10月になって、里芋が美味しい季節になってきましたね!里芋というと皆さんはどんな料理を思い起こしますか?里芋の煮つけや汁ものなど様々な使い方ができますよね。そんな里芋ですが、意外と保存方法に困った経験はありませんか?
今回の記事では里芋より長く保存するにはどのような方法を取った方が良いのかについて解説していきたいと思います。
スポンサードリンク
目次
|
|
里芋を長く保存する方法
里芋は意外とデリケートな食材です。原産地は「熱帯気候の東南アジア」ですので、寒さと乾燥に強くありません。さらに多湿になるとカビが生えやすくなります。
里芋を皮付きのまま保存するなら「土がついたまま」保存するのがおすすめです!里芋に限らず芋類を保存する場合、長期保存になる可能性があるなら土はつけておいた方が良いです。土にはたくさんの栄養素が含まれており、収穫した後も里芋はその栄養素を吸収しながら成長します。土がついたままで保存した方が栄養価が高いままで保存が行われるのです。
スポンサードリンク
適切な温度とは?
里芋を常温保存するなら適切な温度は15~20℃と言われています。里芋は5℃以下だと低温障害を起こし、25℃以上で腐敗が進んでしまいます。日持ちさせるには暑すぎず寒すぎない温度管理が非常に大切になってきます。
スポンサードリンク
里芋は冷凍保存するのがおすすめ!
このように里芋はかなりデリケートな食材ですので、常温で保存する場合気を使わなければなりません。ですが、そこまで里芋ばかりに気を使ってはいられませんよね。そこでオススメな方法が「冷凍保存」です!
里芋は冷凍してもあまり食感が変わらない食品ですので、冷凍保存することができます。冷凍した里芋の食感落とさないコツは「すばやく冷凍させる」事と「凍ったまま使うか電子レンジで解凍する」事です。
このような対策をとることでより里芋の繊維が壊れにくくなり、食感が変わるのを防いでくれます。里芋を冷凍する場合は「茹でてから」「調理してから」の2パターンがあります。
皮を剥いて茹でた里芋を冷凍する場合
あらかじめ冷凍する前に皮を剥いて茹でた里芋の状態にしておくと、使う時にとても簡単です。煮物だけでなく汁物にも「凍ったまま」いれることで、簡単に里芋使うことができます。
<剥いた里芋を冷凍する場合>
- ①里芋をよく洗って皮にぐるりと一周切り込みを入れておく
- ②皮がついたまま鍋に里芋入れて、里芋がかぶるくらいの水を入れて火をつける
- ③沸騰するまでは強火で、沸騰してからは中火にして10~15分茹でる(里芋はアクが強いので、一度にたくさん入れてしまうと吹きこぼれる場合があるので注意しよう)
- ④茹でた里芋を冷静に探し粗熱が取れたら、手で切り込みを入れたところから中身を押し出すようにするとツルリと皮が剥ける
- ⑤皮を剥いた里芋はしっかりキッチンペーパーで水気を切ってから冷凍用保存袋に入れて冷凍する
このようにすれば皮を剥いた里芋を冷凍することが可能です。凍ったまま里芋お料理に入れた方が里芋の繊維が壊れにくく、食感が保たれるのでおすすめです。
この方法で冷凍した場合は「約一か月」保存できます。
煮物などで調理した里芋を冷凍する方法
あまりイメージがないかもしれませんが、里芋の煮物は冷凍保存が可能なんです!冷凍することで多少は食感が変わってしまいますが、解凍するだけで簡単に一品料理ができるのでおすすめです。
<調理した里芋を冷凍する方法>
- ①まず料理を十分に冷ます
- ②一食分ずつ小分けにしてラップに包む
- ③冷凍用保存袋に平らにして凍らせる
これらの工程は調理後、料理が冷めたらすぐ行いましょう。なぜかというと調理後に時間が経ったものは雑菌が増える可能性があるため衛生的によくないからです。
調理済みの里芋は冷凍保存すると「約2週間程度」を目安に食べ切るようにしましょう。ちなみに調理済みの里芋は600wで3~4分あたためるとおいしく食べることができます。
スポンサードリンク
冷凍の里芋を使ったおすすめレシピ紹介
では最後に冷凍の里芋を使ったおすすめのレシピを紹介していきます。
冷凍里芋の煮っ転がしなおすすめ
里芋といえば定番の煮物ですが、冷凍の里芋は冷凍したことによって「中の繊維が壊れ味が染み込みやすい状態」になっています。なので生のままの里芋を使うよりもしっかりとした味が染み込んだ煮物になってくれます。
冷凍のままに里芋を煮汁にいれ、後はお好みでにんじんやいんげんなどの野菜を加えれば、いつも通りの作り方でOKです。ほくほくねっとりとした美味しさと、中までしっかり味がしみ込んだとても美味しい里芋の煮っころがしになりますよ!
冷凍里芋のコロッケ
冷凍した里芋で作るコロッケは、通常のジャガイモで作るコロッケよりもねっとりとして濃厚な妹の美味しさを味わうことができます。冷凍した里芋を電子レンジで柔らかくなるまで加熱し、ホクホクになった状態をマッシュして、コンソメや塩コショウで味をつけたら通常のコロッケを作るように揚げるだけで簡単に作ることができます。
中にチーズなどを入れれば、里芋のねっとり感とチーズのとろける感じがマッチしてとても美味しい里芋コロッケになりますよ!
スポンサードリンク
まとめ
いかがでしたでしょうか?里芋を冷凍することによって様々な料理に使うことができますし、生のまま里芋を使うよりも味が染み込みやすくなるなどの様々なメリットがあることがわかりましたね!
里芋はそのままだと少し扱いが難しいデリケートな野菜ですが、下処理をして冷凍してしまえば一気に使いやすくなる食材に早変わりしますので是非チャレンジしてみてください。
この記事をまとめると
- 里芋は熱帯地方の食材なので温度の変化に弱く痛みが早い
- 適切な温度を守って保存しよう
- 温度管理が面倒な場合は冷凍保存がおすすめ
- 調理した後の里芋も冷凍することが可能!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
スポンサードリンク