ピリッとした辛みが特徴の「山椒」はとても美味しくて、辛いもの好きな方にはとても人気な調味料です。しかし食べすぎてしまうと胃痛・腹痛の症状が出る場合があります。適度な量を守らないと身体に不調がでる可能性がありますので、山椒の摂取量には気を付けて食べる必要があるでしょう。今回はそんな山椒について以下の内容に沿ってご紹介していきます。
- 山椒を食べすぎると出てくる症状
- 舌がしびれる理由
- 山椒の適量
- 山椒の効能
- おすすめレシピ
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目次
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山椒を食べ過ぎるとどうなる?
辛み調味料である山椒のような刺激のある食材は、食べ過ぎや取り過ぎによる副作用や影響、体調不良などが伴うものです。どのような症状が出てくるか解説していきます。
腹痛・下痢・嘔吐
山椒に含まれる辛み成分である「サンショオール」は胃腸を整える効果があります。適量であれば、その刺激で体を温めたり、胃腸の働きを活発にしてくれたりするメリットがありますが、食べ過ぎると刺激が強すぎてしまい、結果的に腹痛や下痢など、体の不調に繋がります。
食べてすぐに調子がおかしくなるのではなく、数時間経過後の消化中に腹痛・下痢・嘔吐などの症状が現れることが多いので、気を付けましょう。
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山椒を食べて舌がしびれる理由は?
山椒を食べるとなぜ舌がしびれるのでしょうか?しびれる原因を解説します。
山椒の辛味成分は「サンショール」と呼ばれるものであり、唐辛子や胡椒の辛味成分と同じ種類です。舌がピリピリとしびれる理由は、サンショールに麻痺(局所麻酔)作用があるためです。
味覚障害にならない?
山椒が原因で味覚障害になるといった事実はないようです。山椒によるしびれで一時的な麻痺状態になることはありますが、その状態がずっと続くことはありませんので安心してくださいね。
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山椒が麻薬指定に!?トリップする!?
欧州連合では山椒を麻薬に指定している噂がありますが、真偽は定かではありません。山椒のピリッとしたしびれが、麻薬に似ているためとの話があります。通常の量の摂取量であれば、山椒を食べることでトリップ(陶酔状態)することはないでしょう。
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山椒を食べる適量は?
山椒の1日の摂取量の目安は「0.2g」です。市販のうなぎのかば焼きについてくる小さな山椒の量がちょうど0.2gのため、摂取目安の参考にしてみてください。
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山椒の効能は?
山椒の効能は、胃腸や内臓機能を向上する働きがあります。また、発汗や代謝を促したり、中枢神経を刺激したりするなど、身体や脳の各機能を活発化させる効果があると言われています。効能は以下の内容をご確認ください。
<効能一覧>
- 食欲増進
- 冷え性の改善
- 便秘解消
- 心臓病や動脈硬化など、生活習慣病の予防
- 抗うつ効果
山椒の葉とは?
山椒の葉は「木の芽」と呼ばれ、ほのかな香りが特徴です。木の芽は見た目もきれいで、お吸い物、茶碗蒸し、酢の物、ちらし寿司などに添えられます。山椒のさわやかな香りを味わうことができます。
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山椒・花椒との違いは?
山椒の種類に、花椒(カショウ)と呼ばれるものがあります。山椒とどのような違いがあるのかを解説していきます。花椒と山椒は、同じミカン科サンショウ属の落葉低木です。しかし種類と産地が異なりますので、同じ植物ではありません。
- 花椒:ミカン科サンショウ属の華北山椒(カホクザンショウ)中国産地、ピリっとした辛みがあり、爽やかな香りがし、口の中が痺れるような感覚が広がる特徴があります。
- 山椒:ミカン科サンショウ属の山椒(サンショウ)日本産地、ゆずのような柑橘系の香りが広がり、マイルドな辛みがし、口の中が軽く痺れる特徴があります。
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山椒の使い方やレシピは?
次に、自宅で簡単にできる山椒を使用したレシピをご紹介します。
ちりめん山椒
画像引用:cookpad
鍋に酒、みりん、しょうゆを入れて煮立たせ、ちりめんじゃこと実山椒を加えて中火で混ぜながら、汁気がなくなるまで煮て完成です。ご飯のお供にピッタリです。
アボカドの山椒和え
画像引用:cookpad
アボカドをお好みのサイズにカットします。山椒を適量振りかけ、軽くまぜれば完成です!山椒のピリッとした辛さがアボカドで、まろやかになります。とってもヘルシーなのでお酒のあてにもおすすめです。
まとめ
この記事をまとめると
- 山椒を食べすぎると腹痛・胃痛の症状が現れる
- 1日の摂取目安は0.2g
- 様々な身体機能を活性化させる効能がある
- 山椒・花椒は違う種類
- おすすめレシピはアボカド山椒!
いかがだったでしょうか。山椒は辛いもの好きにはたまらなくクセになる美味しさがありますが、適切な量は1日にたった0.2gということが分かりました。激辛料理には多量に山椒が使用されている可能性がありますので、あまり頻繁に食べてしまうと身体に不調が現れる可能性がありますので、適度な量を守るようにしたいですね。
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