世界では、グラニュー糖のようなサラサラな砂糖が一般的といわれています。色々ある種類の砂糖の中で三温糖が日本独自の砂糖であるのはご存じでしょうか?しかも白い砂糖と同じ製法で作られています。今回は
- 三温糖と白い砂糖の違い
- 三温糖の保存方法
- 三温糖を料理に活用するなら
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目次
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三温糖について知ろう
砂糖が日本に伝来した記録は、奈良時代といわれています。時を経て一般的に砂糖が楽しめるようになったのは明治時代になってからで、三温糖も同じくこの頃に定着しています。では、三温糖とはどんな砂糖で、白い砂糖と何が違うのでしょうか?
三温糖とは
三温糖の「温」とは糖液を温めることを指しています。糖液を三回以上煮詰めているから「三温糖」と呼ばれています。茶色く色づくのは、繰り返し加熱されて起こる現象で、それは上白糖を煮詰めるとプリンのカラメルができるのと同じです。三温糖の味の特徴は、独特の風味とコクのある甘みにあります。
普通の砂糖との違いは?
三温糖も白い砂糖も原材料は、サトウキビとテンサイです。砂糖は様々な工程を経て結晶と糖液に分離して作られます。大きな違いは三温糖が糖液から作られる砂糖なら、白い砂糖は、結晶から作られています。
砂糖が白く見えるのは、不純物を取り出した結晶が無色透明なので、結晶が光を乱反射しているからです。また白い砂糖といえば、上白糖ですが、しっとりとした感じで、味はさっぱり、料理からお菓子作りとオールマイティに活用できます。
グラニュー糖は、上白糖よりも結晶が大きく、サラサラで淡白な味になります。コーヒーや紅茶に最適です。上白糖とグラニュー糖の違いは、「ビスコ」という糖蜜が上白糖にかけられているのでしっとりしているからです。
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三温糖の保存方法
砂糖は状態が良ければ、開封・未開封にかかわらず何年経過しても使用できます。使えるかどうかは、「期限」で判断するのではなく、「砂糖の状態」を見極めます。そして三温糖の置く最適な場所は、「においの強い食材や物の側をさける」「湿気と乾燥、温度が一定」であることが大切です。では、常温と冷蔵の場合ではどうでしょうか?
常温の場合
密封できる容器に移し替えます。特にポリ袋のままで、常温の保存場所であっても、高温多湿はさけましょう。ポリ袋は、完全密封ではありません。通気性があるので温湿度の変化で乾燥して固まったり、湿気で溶けだしたりします。
また、においの強い食材や洗剤の近くに置くのもさけましょう。なぜなら、三温糖は、においを吸収しやすい性質があるので、ポリ袋を通してにおいが移ることがあるからです。
それにポリ袋を食いちぎって虫が侵入することも考えられます。
フタつきのガラス容器やプラスチック製に入れ替え、温湿度の一定な場所に保存をしましょう。
冷蔵の場合
冷蔵庫の保存は、三温糖にはいい環境とはいえません。扉の開閉が頻繁にあると温度差で結露が付着します。そうなると三温糖が湿気を吸って溶けだしたりします。それに冷蔵庫内は乾燥しやすいです。冷蔵庫の保存は、三温糖にはあまりむいていません。
三温糖の主な使い方
三温糖は、上白糖より甘みが強くコクと風味が豊かです。またわずかですがミネラル分も上白糖よりあります。そんな三温糖は、どんな料理にむいているのでしょうか?
煮物で使える
三温糖の役割は、甘さを加えるだけではありません。肉の加熱によるパサつきを防ぎ、たんぱく質の水分を逃さない保水性の役割も担っています。それに煮物は、材料を汁の中で調理しているので、材料のうま味が煮汁に溶けだしてしまいます。
「コク」である複雑で深みある味わいを三温糖を加えることで感じることができるのではないでしょうか。
照り焼きや佃煮
白い砂糖と違い、何度も加熱をしている三温糖は、口の中から鼻に抜ける芳ばしい香りや素材の持ち味を引き出すのにおすすめです。甘しょっぱい照り焼きや佃煮には、深みが増したような味を感じるのではないでしょうか。
三温糖の味の口コミ
砂糖カテゴリの売れ筋ランキング上位に位置する三温糖です。どんな意見があるのでしょうか?
「おいしい」意見の口コミ
- まろやかな甘みがいい
- 味も色も好きです
- 甘すぎず落ち着いた味
- 煮物に合う
「好みではない」意見の口コミ
- 値段が高い
- ジャムや果実酒に(茶色く)色づく
- ポリ袋にくっついて出しにくいから詰め替えしづらい
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まとめ
以上になります。いかがでしょうか!
この記事をまとめると
- 三温糖と白い砂糖の違いは、三温糖が糖液から作られる砂糖なら、白い砂糖は、結晶から作られています
- 三温糖の保存方法は、「においの強い食材や物の側をさける」「湿気と乾燥、温度が一定」であることが大切です
- 三温糖を料理に活用するなら、煮物や照り焼き、佃煮がおすすめです
- 三温糖は、甘さを加えるだけではなく、肉の加熱によるパサつきを防ぎ、たんぱく質の水分を逃さない保水性の役割も担っいて、口の中から鼻に抜けるよう芳ばしい香りを食材にプラスできます
三温糖を活用して甘みだけでなく、色々な味わいを楽しんでくださいね!
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