サニーレタスはちぎって保存すべき?酸化を防ぐため包丁は厳禁!

お肉に巻いたりサラダにしたり、サニーレタスは使いやすくて助かりますが、残ってしまったサニーレタスの葉がすぐにピンクに変色して困ってはいませんか?そこで今回は

  • サニーレタスの特徴とは
  • サニーレタスと普通のレタスとの違いとは
  • サニーレタスの保存方法とは
  • サニーレタスの食べ方とは
これらのテーマについて紹介させていただきます。

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サニーレタスって何?

スーパーなどでよく見かける「サニーレタス」ですが、サニーレタスとは一体どんなレタスがご存じですか?ここではサニーレタスの特徴と、栽培方法や歴史、普通のレタスとの違いをご紹介します。

サニーレタスとは

サニーレタスとは、リーフレタスの一種です。玉レタスのように結球はしていない非結球型のレタスで、葉脈にそって葉が縮れており、葉先が濃い紫色をした柔らかい葉が特徴です。

一株の直径は20~30㎝で玉レタスと比べて葉の外側から一枚一枚剝がしやすく、苦みもほとんどありません。別名に「アカチリメンチシャ」「レッドレタス」があります。

栽培方法や歴史や特徴

サニーレタスは苗を植え付けてから30日程で収穫でき、栽培方法も比較的簡単なため家庭菜園初級者にも栽培しやすい野菜です

サニーレタスは短期間であれば猛暑や零下の気温にも耐えられますが、基本的には18~23度の穏やかな気候で育てるのがおすすめです。日当たりも良く、涼しい環境がベストですので日向もしくは半日陰に植えると良いです。

サニーレタスが誕生したのは1965年頃になります。愛知県で農業を営んでいた朝倉昭吉氏が日本で最初にサニーレタスの研究を始めました。

朝倉氏はシェフが葉レタスを一枚一枚剥がす光景を見て「剥がす手間のない葉レタスの方が、業務用として適している」と考えました。最初は青果卸業者からは全く支持されなかったサニーレタスですが、当初の「レッドレタス」から「サニーレタス」に名称を変更してから徐々に全国的に普及していきました。

普通のレタスとの違い

レタスの品種は「結球レタス」です。結球レタスとは、葉が内側に巻かれボールのような丸い形をしています。サニーレタスは「非結球レタス」で「葉レタス」とも呼ばれています。葉が内側に巻かれずに開いており、レタスよりも葉が柔らかいのが特徴です。

また、栄養でも大きな違いがありレタスは「淡色野菜」サニーレタスは「緑黄色野菜」に分類されています。栄養価はサニーレタスの方が多いですが、シャキシャキした食感が好みの方は普通のレタスを選ぶ場合が多いかと思います。

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サニーレタスはちぎって保存すべき?

ここでは、サニーレタスの保存方法を紹介します。

賞味期限の目安

サニーレタスは基本的に日持ちしない野菜ですので、できるだけ早めに使い切る事がおすすめです。

すでにカット済みのサニーレタスも、タッパーの中に湿らせたキッチンペーパーを敷いてサニーレタスを詰め、サニーレタスの上にも湿らせたキッチンペーターを敷いて保存する方法で、冷蔵庫で約1週間保存する事ができます。

酸化を防ぐために手でちぎる

サニーレタスは酸化を防ぐために手でちぎって使用してください。

包丁でカットは厳禁

サニーレタスを包丁でカットしてしまうと、包丁の鉄と反応して酸化が進みやすくなりますので注意してください。

丸ごと保存するのも可能

サニーレタスをまるごと保存する場合は、サニーレタスの芯の部分を上に向け、芯をくり抜いてください。

濡らしたキッチンペーパーをくり抜いた箇所に詰め、新聞紙2枚を拡げたらくり抜いた部分を上にして丸ごと新聞紙で包みます。ポリ袋などに入れ野菜室で保存すれば2週間程度保存が可能です。

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サニーレタスの食べ方

料理

ここでは、サニーレタスの栄養や効能、おすすめの食べ方を紹介します。

栄養や効能

ここでは、サニーレタス100gあたりに含まれる含有量と効能を紹介します。

サニーレタスのエネルギーは16kcalタンパク質は1.2g含まれています。タンパク質は、「栄養の貯蔵・輸送」「神経など情報の伝達」「身体そのものの構成成分」として働いています。

脂質は0.2g含まれており、身体を作る細胞や神経組織を構成する必要不可欠な成分です。食物繊維は2.0gビタミンC17㎎含まれています。ビタミンCには「美肌効果」や「鉄分の吸収を助ける」働きがあります。

カリウムは410㎎。カリウムは人間の身体には必要不可欠なミネラルの一つと言われており、「高血圧の予防」「老廃物の排出」作用があります。

βカロテンは2000㎍含まれ、体内でビタミンAに変換され目の神経物質として働きます。その他の作用として「動脈硬化や心筋梗塞の予防」「ガンの予防」に効果があるとも言われています。

スープや炒め物など使い方は幅広い

サニーレアタスに含まれているビタミンCやカリウムは水溶性の栄養素のため、下茹ですると栄養素が流れ出てしまいます。そんな時はスープにする事で、溶けだしたサニーレタスの水溶性の栄養素を余すことなく摂る事ができるのでおすすめです。

また、βカロテンやビタミンEは脂溶性なので油で炒める事でより効率よく栄養を摂取できます。レタスの炒め物は珍しいかもしれませんが、調べるとレシピもたくさん出てきますよ。

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おすすめレシピ

サニーレタスの食感を楽しむには生でサラダとして食べるのがおすすめですが、和え物や炒め物として使用すれば味のバリエーションが増えます。

和え物では調味料を変える事でナムルやおかか和え等、様々な味を楽しむ事ができます。炒め物の際にも手でちぎる事ができるので時短料理としてもおすすめの食材です。

まとめ

「サニーレタスの特徴、サニーレタスと普通のレタスとの違い、サニーレタスの保存方法、サニーレタスの食べ方」これらのテーマについて紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • サニーレタスはリーフレタスの一種で、葉脈にそって葉が縮れており、葉先が濃い紫色をした柔らかい葉が特徴
  • レタスの品種は「結球レタス」、サニーレタスは「非結球レタス」で「葉レタス」とも呼ばれている
  • レタスは「淡色野菜」、サニーレタスは「緑黄色野菜」に分類され、栄養価はサニーレタスの方が多い
  • サニーレタスを包丁でカットしてしまうと、包丁の鉄と反応して酸化が進みやすくなるため手でちぎるようにする
  • スープや炒め物の方が栄養を効率よく摂取できる

サニーレタスを包丁で切ってしまっていた方はこれからは手でちぎるようにして、最後まで美味しくいただいてくださいね。

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