初夏になってサクランボが美味しい時期になりましたよね。いろんな種類のサクランボがスーパーに並ぶようになって果物コーナーがカラフルになる時期ですね。ところで皆さんはサクランボを食べて、下痢をした経験はありませんか?実はサクランボはお腹をゆるくしてしまう成分がたくさん含まれているのをご存知ですか?今回はサクランボを食べてお腹がゆるくなる理由を紹介していきます!
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目次
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サクランボってどんな果物?
サクランボとは?
サクランボはバラ科サクラ属の果物で漢字で「桜桃/おうとう」と言います。有名な品種は「月山錦」「佐藤錦」「アメリカンチェリー」などが有名です。サクランボは名前の通り桜の木になる実なのですが、一般に観賞される桜の「ソメイヨシノ)や「ヒカンザクラ」とはまた違う品種の木です。サクランボは主に「セイヨウミザクラ」や「スミミザクラ」などのミザクラといった種類の木に実ります。セイヨウミザクラが日本に入ってきたのは明治時代で、北海道に移植されたものが広まり、現在では東北などで一番発展しています。
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サクランボの栄養素
サクランボの栄養主成分となるのは、ブドウ糖(糖質)、カリウム、鉄、リンといったミネラルを含む栄養成分、その他にはカロチン、ビタミンB1、B2、Cなどの栄養成分が含まれております。日本以外で生産される「アメリカンチェリー」の皮部分の真っ赤に染まった色など、サクランボの色合いを作っているのはポリフェノールの中でも有名な「アントシアニン」です。
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サクランボの食べすぎは下痢に?
ソルビトールが悪さをする!
サクランボの食べ過ぎによる下痢は、果肉に豊富に含まれている「ソルビトール」という成分が腸に刺激を与えてしまうことが原因なんです。ソルビトールとは「糖アルコール」という成分の一種で、サクランボ以外にも清涼感のある甘味料として使用されています。
甘味料として使用されているということから、ソルビトール自体には害はありません。しかし「体質」によって少しのソルビトールを摂取したときでもお腹をゆるくしてしまう可能性を持った成分なのです。
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糖アルコールの特性
糖アルコールは体内に吸収されにくく、虫歯を発生させにくいという特性を持った甘味料です。この特性は血糖値が高めの方や、甘いもの好きな人にとってはとても嬉しい特性なのですが、一方で体内に吸収されにくいということは「腸で排泄されやすい成分」でもあるのです。つまり糖アルコールは腸の中から素早く抜けてしまうということ=糖アルコールと一緒にくっついた水分も大腸で吸収されずに素早く排泄されてしまう、ということなのです。これが下痢の原因です。
腸内環境が良い人は下痢しにくい!
下痢の多くは腸内の機能が正常に動いていないことが主な原因です。ソルビトールのような糖アルコールを摂取したとしても、腸内に善玉菌が多く悪玉菌がすくない良い腸内環境だと下痢しにくくなるといわれています。逆に考えると、サクランボを食べて下痢をしてしまう人は「腸内環境が乱れている可能性がある」ということも言えますね!
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サクランボの皮が消化を邪魔する?
果物の皮は消化しにくい
サクランボに限らず、果物や野菜の皮は「消化しにくい」と言われています。これはなぜかというと、皮は繊維質という硬い物質で作られているからです。消化をしにくいということは腸内からの排出を早めてしまうので下痢になりやすくなる、ということでもありますね。
サクランボは「つい」食べ過ぎてしまう
サクランボは、一個の体積が小さいのでついついパクパクと食べやすく、気づいたときには食べ過ぎてしまっているということになりやすいです。例えばリンゴや梨のような大きめの果物であれば、一日に何個も食べることはなかなかありませんよね。サクランボが下痢を引き起こしてしまう原因には、食べやすさが影響した「食べ過ぎ」が原因の一つでもあるのです。
サクランボは一日何個まで?
では最後に、サクランボの一日摂取量をお伝えしますね!
サクランボの一日摂取量は「5~6個まで」!この量であれば下痢になることはまずないでしょう。意外と5~6個でセーブするのも難しいかもしれませんが、サクランボは下痢を引き起こしやすい果物!という意識で召し上がってみてくださいね。
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まとめ
この記事をまとめると
- サクランボに含まれるソルビトールという糖アルコールが悪さをする!
- サクランボの皮は消化しにくい性質がある!
- サクランボは一日「5~6個」まで!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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