さくらんぼアレルギーって?どんな人がなるの?バラ科果物アレルギーって何?

皆さんはサクランボをよく食べますか?初夏になるとみずみずしい真っ赤なサクランボがスーパーなどに並びますよね。そんなサクランボですが、人によっては食物アレルギーの心配もあるちょっと怖い果物なのです。例えばサクランボを食べてから、口の中や喉が痒いなという症状が出たことはありませんか?今回はサクランボを食べると生じる可能性がある果物アレルギーについて紹介していきたいと思います。

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果物・野菜アレルギーって?

花粉症に由来するアレルギー

アレルギー

果物・野菜アレルギーは果物や野菜を摂取したときにかゆみや腫れなどの症状を示す症候群であり、花粉症の約10%に合併するといわれています。花粉症の患者は増加中であり、それに伴い果物アレルギーの患者さんも増えています。

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どんな花粉症が食物アレルギーを引き起こすの?

アレルギー

花粉の種類によって、アレルギー症状が出る果物・野菜が違います。

花粉と食物アレルギーの関係

  • ヒノキ、スギ花粉→トマト
  • シラカバ花粉→リンゴ、桃、サクランボ、イチゴ、大豆、ピーナッツ
  • イネ花粉→トマト、スイカ、メロン、オレンジ、ジャガイモ
  • ヨモギ、ブタクサ花粉→メロン、スイカ、セロリ

この表で見るとわかるように、様々な種類の花粉が様々な種類の果物に関連しているのです。なぜこのような花粉が果物アレルギーを引き起こすのか説明していきますね。

アレルゲンの構造が果物と似ている?

皆様は「アレルゲン」という言葉をご存じですか?アレルゲンとはアレルギーを引き起こす「原因のタンパク質」のことを言います。花粉症の人は、アレルゲンが特定の「花粉」なのですが、その花粉が他の果物のタンパク質と構造が似ていることがあるのです。

例を挙げると、ハンノキやシラカバの花粉はリンゴやサクランボなどの「バラ科」の果物と構造が似ている、という感じです。もしアレルギー検査でハンノキやシラカバアレルギーがあると判明した場合、サクランボをたべることでアレルギー症状が出てしまう可能性があります。

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アレルギー症状とは?

アレルギー症状はどんなものが出るの?

アレルギー反応とは体内に入った異物を除去するために起こす反応であり、全身様々な症状が発生する可能性があります。

以下にまとまった表があるので参考にしてみてください。

アレルギー

引用:miraizaidan.or.jp/allergy/anaphylaxis.html

このようにアレルギー症状といっても一概にこれだ!という特定が出来ないのが、アレルギー症状の怖いところです。さらに症状が出る強さは「人や体調によって変わる」ため、いつもは大丈夫でも今回はひどかった、ということが起こり得るのです。少しでも疑いがある人は、すぐに医療機関に相談しましょう。

アレルギーの診察は何科に行くと良いの?

アレルギーの影響を疑った場合は、何科に行けばいいのか分かりづらいですよね。基本的には症状に合わせた診療科の受診を行えばよいのですが、それぞれの特徴をお伝えしますね!

耳鼻科/耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科は、鼻、耳、のどを専門的に診る診療科です。食べ物を食べた後に「くしゃみ・鼻みず・鼻づまり」という鼻炎症状がとくに気になる場合は、耳鼻咽喉科を受診するのがおすすめです。症状を伝えると、基本的にアレルギーの検査を受けることができます。

小児科

子どものアレルギー症状、花粉症なら小児科で診てもらうのがベストです。薬の選び方や、対応の方法、緊急時の対応も大人と異なる場合が多いので、子どもの場合は専門医に診てもらいましょう。長く診てくれているかかりつけの小児科があるなら、まずそこに相談してみましょう。

内科

内科は15歳以上の人が対象で、「ケガの治療や手術などの外科的な治療が必要ない病気のほとんど」を診療します。内科、外科という言葉ななんとも分かりづらさがありますよね。体を切ったり縫ったりせずに治してくれそうだなぁと思ったら、内科でOKです。風邪や体内の不調の治療などが内科の領域ですが、アレルギーの一種である花粉症も範囲内なので、内科でアレルギー症や花粉症の治療を行っている人はたくさんいます。

眼科

眼科は目とその周辺のまぶた、目の筋肉、涙に関する器官を専門的に治療します。食物アレルギーで、「目」に異常が出てきた方は眼科での受診がおすすめです。例を挙げるとしたら「目のかゆみ、充血、流涙、目やに、まぶたの腫れなど」の症状がある場合ですね。アレルギーの処方薬でステロイド点眼薬を使用する場合は、眼圧が弱くなってしまうケースもあるようです。定期的に眼科に受診し眼圧検査をおこなってチェックしてもらいながら治療していくのが良いでしょう。

アレルギー科

あまり聞き馴染みのない診療科目ですが、「重篤な場合」はアレルギー科の受診がおすすめです。文字通りアレルギー性疾患を専門的に盛る診療科なので、アレルギー専門医が常駐しているのが特徴です。クリニックの名前に「~アレルギークリニック」とあったり、診療科目に「アレルギー科」と掲げているところの多くはアレルギー専門医が診療を行っています。アレルギーや花粉症に対する治療は、「診療ガイドライン」という、治療の流れややり方のルールブックがありますので、どの診療科でも大きく変わることはありませんが、症状が重い場合などは、アレルギー専門医がいるアレルギー科を受診するという選択もあります。

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まとめ

この記事をまとめると

  • サクランボは人によってアレルギー症状が出る場合がある!
  • いくつかの花粉症を持っている人は、いろんな果物でアレルギー症状を引き起こすリスクがある。
  • 果物や野菜を食べてから体調が悪くなったときは医療機関に相談しよう!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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