鮭とばの白いぶつぶつってなに？カビ？体に悪いもの？取るべき？ |

あなたは「鮭とば」を食べられたことがあるでしょうか？鮭とばとは、北海道に古くから伝わる保存食です。今回の記事では、鮭とばに付着する「白いぶつぶつ」について以下のような事を解説していきます。

鮭とばってどんな食べ物？
鮭とばに付着する白いぶつぶつは何？
鮭とばに合うお酒とはどんなお酒？

こんな内容で記事をまとめていきます。記事をしっかりと読み込んで頂くことで、鮭とばの魅力を徹底的に理解して頂けるでしょう。

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1 鮭とばってどんなもの？
2 鮭とばについている白いぶつぶつはなに？
3 鮭とばにあうお酒
4 まとめ

鮭とばってどんなもの？

鮭とばとは一体どんな食べ物なのでしょうか？

鮭とばとは

鮭とばとは、北海道に古くから伝わる保存食の一種です。秋に採れた鮭をカットして天日干しにした食べ物で、冬の間の貴重な保存食として食べられていました。鮭とばを考え出したのは、北海道の原住民族「アイヌ民族」で、鮭とばを口にした水産会社の社長が大変気に入り、全国的に販売を開始したとされています。

ちなみに、「とば」という言葉の語源はアイヌ語のtupa(トゥパ)だとされています。アイヌ語では「細切りにして乾燥させた食べ物」という意味です。

どうやってつくるの？

鮭とばの作り方は簡単です。塩鮭をクッキングシートで水分をよくとばします。その後、薄くカットし100度のオーブンで1時間程度加熱。さらに裏返して1時間加熱すると完成します。

元々は、鮭の切り身を薄くカットして、北海道の寒い地域で天日干しにして作っていましたが、近年ではオーブンを使って家庭でも簡単に作れるようになったのです。

味は？

鮭とばの味は、鮭のうまみをギュッと濃縮させた味です。イカを干してスルメを作るとうま味が凝縮されるように、鮭とばも鮭の味がギュッと濃縮されています。塩気があるので、酒の肴にもぴったりでしょう。

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鮭とばについている白いぶつぶつはなに？

鮭とばは天日干しで作っている最中に、表面に白いぶつぶつした物質が付くことがあります。これは一体何なのでしょうか？

カードと呼ばれるもの

鮭とばの表面に付着する物質は「カード」と呼ばれる物質です。カードとは、鮭に含まれるアミノ酸などのうま味が凝縮され固形化したもので、鮭とばのうま味を表したものになっています。また、鮭とばには塩で味付した鮭の切り身が使われるので、この塩分が固形化し白い塊となって表面に付着することもあります。

これが、白いぶつぶつの正体です。

衛生上は全く問題ない

前述した通り、カードは鮭のうま味が凝縮されたものなので、衛生的には全く問題ありません。そのままカットし火で炙って食べてしまいましょう。もし、炙っている時に腐敗したような異臭がするのであれば、カビの可能性もあるので、食べずに捨てるようにしましょう。

まずはカットして焼いてみられることをおすすめします。

美味しい鮭とばの証拠

白いぶつぶつは、アミノ酸の塊の可能性が高いので、白いぶつぶつが多い鮭とばほどおいしいと言われます。なので逆に表面に白いぶつぶつが多い鮭とばを選んで購入するのもいいかもしれません。鮭とば購入の際の目安にもしてみましょう。

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鮭とばにあうお酒

鮭とばは「酒の肴」にもぴったりです。では、どんなお酒と合わせればいいのでしょうか？

脂の乗ったトバならビール

鮭とばには様々な種類があり、特に脂がのった鮭とばには「ビール」がいいとされています。脂がのった鮭とばは比較的身も柔らかいのでビールとの相性がいいです。鮭のうま味と塩気がビールののど越しとベストマッチするでしょう。火で軽く炙った時の鮭とばの香りがたまりません。

燻製のものは辛口ビール

燻製させてある程度の固さがある場合は、辛口ビールと合わせるのがおすすめです。燻製させると鮭とばの香りはかなり強くなります。辛口ビールの方が、鮭の香りに負けない味わいがあるので、辛口ビールで頂くようにしてみましょう。

燻製した鮭とばを火で炙り、さらにマヨネーズを付けて酒の肴にしても美味しいです。スモークの香りとマヨネーズの味は相性が抜群。辛口ビールをグッと流し込むと、鮭の香りとマヨネーズの風味、辛口ビールの味わいが口の中に広がります。

焼酎も相性抜群

鮭とばは焼酎とも相性がいいです。焼酎は米、麦、芋、何でもよく合います。寒い時期に食べる食べ物なので、お湯割りにした焼酎と一緒に味わうと、体も温かくなって美味しくいただけるでしょう。焼酎の香りに負けないだけの香りを持っているのが鮭とばの特徴なので、非常によく合います。

また、焼酎が苦手な方であれば、日本酒と合わせるのもおすすめです。日本酒の中でも辛口の銘柄を選ぶと、鮭とばの香りとよく合うでしょう。