粕汁は冬に飲むと、体の芯から温まりますね。酒粕のほのかな甘さと香りに好きな人も多いでしょう。粕汁は一度にたくさん作り人もいると思いますが、日持ちが気になりますね。
この記事では、粕汁の日持ちや賞味期限、腐るとどうなるか酒粕の健康効果について書いていきます。ぜひ最後までお読みください。
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目次
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粕汁ってどんな料理?
粕汁とはどんな料理なのか、詳しくみていきましょう。
酒粕をつかってつくる汁もの
粕汁とは、野菜や魚、豚肉に酒粕を入れた汁物になります。具材に決まりはなく、地域や家によって違ってきます。豚汁に入れる具材を想像すると、イメージできやすいでしょう。魚を入れる場合は鮭、ぶりが多く使われます。
酒粕とは
そもそも酒粕とは、日本酒を作る工程ででるカスになります。いわばゴミとして捨てるものですが、栄養面が優れているので「天使のわけ前」「神様からのおすそ分け」などと呼ばれています。
色は乳白色で、甘い香りがします。ボロボロとした形状ですが、水分を含むのでモサモサした感じはなく、まろやかな味わいになります。
酒粕の健康効果が凄い
酒粕の健康効果には下記のようなものがあります。
<美肌効果>日本酒を使われた、化粧水や美容液があるのを知っていますか。日本酒には肌をもちもちにしシミしわを予防する働きがあります。
肌の外からもアプローチできますが、酒粕にはコラーゲン生成に欠かせない、アミノ酸やビタミンB郡を多く含むので肌を健やかに保ちます。
<生活習慣予防>動脈硬化、脳梗塞などは食生活の乱れから血がドロドロになりけ血栓ができて血液の流れが止まり、血管が破裂してしまうのですが酒粕には血栓を溶かす成分が含まれているので生活習慣病の予防に効果があります。
<血流の流れをよくする>アデノシンという成分には、血管を拡張する働きがあります。血管が拡張すると血流がよくなり肩こり、冷え性などが改善するでしょう。
<腸内環境を整える>酒粕はお米を発酵させた日本酒の、副産物になります。発酵食品は、腸内環境を整え善玉菌を増やします。腸内環境が整うと、便秘も改善するでしょう。
<中性脂肪や悪玉コレステロールを値を下げる>酒粕に含まれるレジスタントプロティンには、脂肪分を吸着し体外へ排出する働きがあります。中性脂肪やコレステロール値が高い人は粕汁を飲むと酒粕の栄養を余すことなく摂れます。
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粕汁の日持ちはどれくらい?
粕汁の日持ちはどれくらいの期間なのでしょうか。
保存期間の目安
調理前の酒粕は冷蔵庫で半年日持ちがします。しかし、粕汁にすると野菜は魚、肉などの食材を入れるので保存期間は短くなります。
味噌汁などと同じように冷蔵庫で3、4日が保存期間の目安となります。日が経つにつれて、せっかくの風味がなくなっていくので早めに食べましょう。
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粕汁の保存方法
粕汁の保存方法にはどんなものがあるのでしょうか。
冷蔵保存のポイント
冷蔵庫に保存する場合、鍋ごと冷蔵庫に入れるのがおすすめです。鍋は浅めの鍋がおすすめです、深い鍋の場合空気を好まない菌が繁殖する可能性があるのです。
冷蔵庫に入れる場合は、粗熱をとってからよくかき混ぜて冷蔵庫に入れましょう。
ポイント
- 冷蔵庫にいれる前に鍋底からよくかき混ぜ、空気を好まない菌が繁殖しないようにしましょう。
冷凍保存のポイント
粕汁を冷凍庫に保存する場合は、密閉できるタッパーがおすすめです。冷凍保存する場合は、中の具材が冷凍に向かない場合もあります。じゃがいもは冷凍するとボロボロになるので冷凍する前に、よけた方がいいでしょう。
また、豆腐も冷凍すると高野豆腐のようなもそもそとした食感になります。冷凍前によけるのがいいでしょう。粕汁自体も冷凍すると、風味が損なわれてしまうので冷凍保存はおすすめできません。
ポイント
- 粕汁の中の具材により冷凍にむかない場合があるので、じゃがいも豆腐などはよけた方がよい。
腐るとどうなるの?
粕汁が腐ると、チーズが腐ったような発酵臭がします。また、汁に粘り気がでて糸を弾く場合があるでしょう。腐敗臭がしたり糸を引いていたら食中毒を起こす可能性があるので食べてはいけません。
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まとめ
ここまで粕汁の日持ちや賞味期限、腐るとどうなるか酒粕の健康効果について書いていてきました。
この記事をまとめると
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粕汁の保存は冷蔵保存で3、4日できる。冷蔵保存する場合は、鍋ごと冷蔵庫に入れるのがいいでしょう。
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粕汁は冷凍保存はできるが、中の具材に冷凍に向かない食材があるので注意する。
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粕汁には、豊富な栄養素が含まれていて美肌効果、生活習慣病の予防などに効果がある。
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粕汁が腐ると、チーズが腐ったような発酵臭がする。異臭や粘りがでた場合は食べずに処分する。
粕汁は日本酒の工程ででてくるカスで、本来は捨てるものであったようです。汁物に粕を入れると鼻に抜けるような甘さがあり、まろやかなこくと出汁が合わさり暖かさが体中に染み渡るでしょう。
栄養価が高いので、疲労回復や風邪予防に効果的です。冬は粕汁を飲んで、病気に負けない体作りをしましょう。
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