西京焼きの日持ちはどれくらい?手作り・冷蔵・冷凍保存期間とは

皆さんは西京焼きはお好きですか?西京焼きといえば味噌の柔らかい風味が食品に全体を包んで美味しさを引き出しているとても美味しい料理ですよね。焼き魚が苦手な人でも西京焼きの場合は食べることができるという人も多いはずです。

そんな西京焼きですが、どうして西京焼きという言うのか、味噌につけておくことで何か良いことはあるのかなど様々な謎がある食品でもあります。今回の記事では西京焼きとはどんなものなのか、西京焼きの歴史、西京焼きの日持ち、焼き方のポイントについて解説していきたいと思います。 

スポンサードリンク

西京焼きってどんなもの?

西京焼きとは京都の西京味噌(白みそ)に、みりんやお酒などを加えて調味液を作り、魚の切り身を漬け込んだものを言います。そしてそれを焼いた料理が西京焼きになります。京都では銀だら、鮭、さわら、マナガツオなど季節に合った旬の魚をつけて食べます。

西京焼きの歴史

日本では平安時代から食材を味噌漬けにする保存方法があり、西京焼きもその一つです。海から距離がある京都で、どうにかして旬の魚を美味しく食べたいと思った人たちが、味噌につけて生の魚を運んだというのが始まりです。

当時の西京漬けは作るのに大変な手間と日数がかかったため、非常に高価で貴族や僧侶などしか口にすることができない高級品だったと言われています。一般に食べられるようになったのは室町時代の中期です。

西京味噌とは?

西京焼きに使われる西京味噌とは京都をはじめとする関西地方の白味噌のことです。普通の味噌に比べると塩分が控えめ(4%~6%)で甘さの方が強く感じられます。西京味噌が作られたのが京都ですので、西の都=西京という名前が付けられました。

昔から関西には沢山の味噌がありましたが、料理の見た目や細部までこだわる京都人ならではの繊細な技を作り出すために西京味噌が選ばれたと言われています。

スポンサードリンク

魚を味噌漬けにすると美味しさも増える!

魚は味噌漬けにすると日持ちが長くなるだけでなく旨味成分が増えると言われています。グルタミン、グリシン、ロイシン、アスパラギン酸が増えたり、アルギニンなどの遊離アミノ酸が著しく増加して旨味と深みが増すといわれています。

スポンサードリンク

西京味噌の作り方・日持ち

西京味噌の作り方はとても簡単です。白味噌とみりん、砂糖を混ぜ合わせるだけであっという間に作ることができます。後はつくった西京みその中につけておきたい魚を入れておくだけです。

西京焼きの日持ち

西京焼きは保存性能を高めた食品ですので比較的食材の中でも日持ちしやすい食べ物です。手作りの場合やスーパーで販売されているもの、冷凍販売されているものによって保存期間が異なりますので以下を参考にしてみてください。

  • 手作りの場合の保存期間:1週間程度
  • スーパーで冷蔵品を購入した場合:1週間程度
  • 冷凍された西京焼きの場合:1カ月程度

メーカーによっては60~180日程保存期間が設けられているものもあります。購入したものに関しては必ず食品表示を見て、そちらの期間を守るようにしてください。

スポンサードリンク

西京焼きの焼き方のコツ

西京焼きは火加減の調節を甘くしないとどうしても焦げ付いてしまいます。そうならないためにちょっとしたコツがあります。次は西京焼きを美味しく焼くポイントを解説していきますね!

室温に戻してから焼く

西京焼きを焼く時は冷蔵庫から食材を出すと思うのですが、フライパンで調理をする際に冷蔵庫からすぐに取り出したものを焼くと中まで火が通るまでの時間が長くなってしまうので表面だけが焦げやすくなります冷蔵庫から取り出して一度室温に戻してから味噌を軽く拭き取ったのちにフライパンで焼くようにしましょう。

魚は洗わないこと

西京焼きを作る時に味噌を洗い流してしまう人がいます。西京味噌によって魚の中の水分が抜けている中で、水で魚を洗ってしまうと食感がかなり水っぽくなってしまいます味噌はクッキングペーパーなどで丁寧に拭き取るようにしましょう。

グリルでも焼くことができる

フライパンでなくても西京焼きを作ることができます。アルミホイルを敷いた上にみそを取り除いた魚を並べて魚焼きグリルに入れればOKです。アルミホイルを敷く時は一度くしゃくしゃにしておくと身がくっつくのを防ぐことができますよ!

片面を5~6分ほど焼いて、裏返してさらに3分程度焼くとちょうど良い焼き加減になります。焼くときは弱火でじっくり焼くのがポイントです。 

スポンサードリンク

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 西京焼きは白味噌にみりんやお酒などを加えた調味液に魚や肉などを漬け込んだもの
  • 京都が発祥
  • 味噌漬けにすると旨味成分が増大する
  • 手作りの場合は一週間程度の日持ち
  • メーカーによっては3ヶ月以上持つものもある
  • 西京焼き魚を焼くときは常温に戻してから焼くこと
  • 水で味噌を洗い落としてはいけない! 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

スポンサードリンク