サイコロステーキは生焼けで食べると危険?食中毒になる可能性が高いって本当?

皆さんはサイコロステーキはお好きですか？一口大になっているのでとても食べやすいサイコロステーキは、肉の旨みをたっぷり含んでいるのでとってもおいしいですよね。

サイコロステーキといえばあの独特な形が特徴的ですが、サイコロステーキってどうやって作ってるのかご存知ですか？今回の記事ではサイコロステーキなどの成型肉はどのように作られているのか、食べる時にどのようなところに注意すれば良いのかを紹介していきます。

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サイコロステーキは「成型肉」

サイコロステーキはサイコロのような真四角の形をしている面白い食品ですよね。サイコロステーキは実際に肉の塊をサイコロの形に切り落としたわけではありません。サイコロステーキは普段なら捨ててしまうような部位のお肉を油を使って結着させた「成型肉」なのです。

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成型肉とは？

成型肉という言葉はあまり聞きなじみのない言葉だと思います。成型肉とは細いクズ肉や内臓の肉を軟化剤でやわらかくしてから、結着剤で固めて形状を整えた食肉のことを言います。牛肉の赤身に牛脂や食品添加物を注射して作るインジェクション加工というのも成型肉に含まれます。

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成型肉は食中毒になりやすいって本当？

サイコロステーキは普段なら捨ててしまうような様々な部位の肉を接着剤を使って再度固めて整形した肉であることがわかりましたね。そしてサイコロステーキのように作られた成型肉というのは実は「食中毒になりやすい」と言われています。

成型肉は絶対にレアやミディアムで食べてはダメ！

成型肉は通常の肉に比べて、食中毒菌が繁殖しやすい傾向にあります。過去に有名なステーキチェーン店でO－157のような危険な食中毒を起こした事件があります。

一般のステーキ肉と成型肉とでは、普段の状態でも付着している大腸菌の数が20倍近く違うと言われています。ステーキの肉は塊を切った一枚肉なので大腸菌が付着しても表面だけしっかり焼けば菌が死滅してくれます。

ですが成型肉は内部までしっかり菌が入り込んでしまっている可能性が高いので、中まで火を通さないと危険な菌が生きてしまっている場合があります。

成型肉かどうかを見分けるポイントは？

スーパーなどに売っている肉をみると、一見普通の肉に見えるけれど実は成型肉であるという商品もあります。成型肉は普通の肉に見えるように成形しますので、普通の手を加えていない肉に見えても全く異常はありません。

成型肉と普通の肉を見分けるポイントは○○加工や○○風と書いてあるかそうでないかです。例えば柔らかい加工が施されているものはほとんどの場合成型肉です。やわらか加工や霜降り加工、ステーキ風などと書いてある場合は成型肉である場合がほとんどです。

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生のサイコロステーキを食べてしまったら

実際にこのような情報を知らずにサイコロステーキを生焼けの状態で食べてしまう人も多いといいます。そうした場合食中毒にかかってしまう可能性が高いので注意しなければなりません。

生のサイコロステーキを食べてしまったら、食後すぐ～1日程度は体調をしっかり観察しましょう。食中毒の症状として腹痛や下痢などが一般的です。サイコロステーキを食べてから、下痢が止まらなくなったり、強い腹痛や吐き気を催した場合は食中毒にかかってしまった可能性が高いと言えます。

あまりにひどい場合は様子を見て医療機関に相談する方が良いでしょう。

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食中毒のピークはいつ？

食中毒には時期によって危険性が異なります。例えば食中毒は梅雨から夏にかけての間が一番多くなります。食中毒の原因は細菌やウイルスなどですが、その中でもカンピロバクターや腸管性出血性大腸菌（O‐157）はジメジメした梅雨の時期や湿度が高い夏の時期に活発に繁殖します。

ちなみに食中毒菌が繁殖しても食べ物も見た目や味は全く変わらず、臭いも全く変化しませんので、食事の準備をする際にも注意が必要です。生焼けか注意するだけではなく、サイコロステーキに触れた食器などにも注意が必要になります。

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まとめ

サイコロステーキなどの成型肉は食品ロスにとても有効な手段で、普段捨てられるような細い肉たちを消費できる画期的な方法でもあります。食べる時の注意点をしっかり確認して、安全にサイコロステーキを楽しめるようにしましょう。

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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