サイコロステーキは危険?成型肉とは?作り方や危険な物質や工程も

通常のステーキを購入しようとすると、ちょっと贅沢なお買い物になってしまいます。そんな時、庶民の強い味方になってくれるのが「サイコロステーキ」です。冷凍食品コーナーで、袋に入れてまとめて売られているサイコロステーキ。

しかし、サイコロステーキは「食べると危険だ」という噂も耳にします。本当にサイコロステーキは危険なのでしょうか?今回は以下のようなことをまとめていきましょう。

  • サイコロステーキってどんなステーキ?
  • サイコロステーキは危険なのか?
  • サイコロステーキはどうやって作られている?

こんな内容となっています。記事を最後まで読んで頂き、サイコロステーキのことについて徹底的に知り尽くしてしまいましょう。

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サイコロステーキとは

まずは、サイコロステーキとは一体何なのか?基本的なことから見ていきましょう。

サイコロステーキとは

スーパーの冷凍食品売り場で袋詰めされて、格安で販売されているのがサイコロステーキです。通常のお肉よりもかなりリーズナブルな価格になっていると思います。それはサイコロステーキが「成形肉」だからです。

通常のステーキのお肉とは、ちょっと違う方法で作られて販売されているため、価格もリーズナブルだったのです。

成型肉とは

成型肉とは、牛肉の肩や内臓などの半端に余ったお肉を圧縮して固めたお肉になります。そのため原価コストをグッと抑えることが出来、リーズナブルな価格でのステーキの販売が可能になっているのです。一般的なお肉とはちょっと違うものだと思っておきましょう。

普通のお肉と何が違う?

普通のお肉は、牛の必要な部位をそのままカットして並べて在るだけです。一方の成型肉は、一般的に販売されている牛肉を加工する過程で余った半端のお肉を寄せ集めたお肉になります。なので、味も均一ではありませんし、脂っこくて美味しくないと感じる人もいるでしょう。

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サイコロステーキは危険?

そんな人工的に作られた成型肉は危険な食べ物なのでしょうか?巷で噂になっている疑問について、詳しく解説していきましょう。

成型肉が作られる過程

成型肉はどのように作られるのか?簡単に過程をまとめてみました。

  1. 肩や内臓などの余った牛肉を混ぜ合わせ、軟化剤を投入する
  2. プレス機にかけ、ギュッと圧縮した牛肉に、硬化剤を注入し、一気に固める
  3. 脂肪分を外部から注入し、ジューシーさを出す
  4. カットしてサイコロステーキとして販売される

このように、成型肉はお肉の他に「食品添加物」も混ぜて作られているのです。そのため巷では「成形肉は危険な食べ物だ」と言われています。

正しい食べ方をすれば危険ではない

もう一つ成型肉が危険だといわれる理由に「調理法」が挙げられます。通常のステーキであれば、新鮮なお肉ばかりを使っているので、しっかり火を通さなくても美味しく食べることが出来ます。

一方のサイコロステーキは、鮮度が落ちた部位や内臓なども混ざっているので、しっかり加熱をしなければ食中毒になります。このことも、サイコロステーキが危険だといわれる理由でしょう。

覚えていてほしいのは、サイコロステーキはきちんと加熱さえすれば、安全に食べられるお肉だということです。危険な食べ物ではありません。

食中毒やカロリーには注意が必要

とはいえ、サイコロステーキを食べる時に、注意をしておかなければいけないのは事実です。一つは前述した通りの「食中毒」の件。もう一つは「カロリー」です。サイコロステーキには、最後にジューシーさを出すために、脂肪分を注入しています。

このせいで、かなりカロリーや脂質が高くなっているのです。ダイエットしたい方などは、カロリーの摂りすぎになるため、あまり食べない方がいいでしょう。

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危険とされる物質や工程

では、サイコロステーキの危険性が危惧される「食品添加物を混ぜる工程」を詳しく見ていきましょう。何度も言いますが、適量を食べるのであれば危険なものではありません。

軟化剤

まず、半端になったお肉を混ぜ合わせる工程で入れられるのが、グリセリンやプロピレングリコールなどの軟化剤です。チューインガムの柔らかさを維持するのにも使われている食品添加物です。この添加物が危険だという人は多いです。

結着剤

次に、柔らかくしたお肉をギュッと結びつけるのに使う「結着剤」です。これはかまぼこやチーズなどの加工にも同様の物が使われています。身近な商品にも使われているので、大量に摂取しなければ問題ないでしょう。

食品添加物

そして、サイコロステーキの色を鮮やかなピンクに維持するための着色料などの「食品添加物」もあまり体に良くないと言われています。しかし、こちらも食品衛生法の基準を通過した量しか使われていないので、そこまで危険はありません。

インジェクション加工

最後に、出来上がったステーキに脂肪分を注入する「インジェクション加工」です。確かに、人工的な脂肪分を注入するので、危険な感じがします。しかし、きちんと加熱して適切に食べるのであれば、何も問題がない加工なのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はサイコロステーキについて、こんな感じの事をまとめてきました。

この記事をまとめると

  • サイコロステーキは成型肉で、半端に余ったお肉をギュッと固めている
  • サイコロステーキはきちんと加熱さえすれば全く危険ではない

こんな内容でした。あなたも超リーズナブルなサイコロステーキを買いに行って、早速焼肉パーティーをしてみられてはいかがでしょうか?

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