緑茶の飲み過ぎは下痢になる?貧血になる?お茶を飲むと得られる効果

皆さんは緑茶はお好きですか?日本人のお茶といえば緑茶ですが、意外と毎日飲んでいる人は少ないのではないでしょうか。最近では日本でも様々な種類のお茶がありますし、緑茶よりもウーロン茶などの中国茶の方が好き!レモンティーやミルクティーなどの紅茶の方が好き!という方も少ないないですよね。

ですがやはり日本人ですから緑茶をぜひ飲んでいただきたいところです。緑茶には様々な健康効果があり、医学界でもかなり注目を集めている成分が豊富なんですよ!

今回の記事では緑茶に含まれる成分、効果効能、飲みすぎのデメリット、1日どれくらいまでなら飲んでも良いのかについて解説していきたいと思います。

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緑茶とは?

お茶は、チャノキの葉や茎を加工して作られた飲み物です。チャノキ以外の植物の部位、花や果物を加工して作ったものも「茶」や「◯◯茶」と言うこともあります。チャノキは、主に熱帯及び亜熱帯気候で生育する常緑樹で、原産はインド、ベトナム、中国西南部と言われていますが詳細はわかっていません。

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緑茶に含まれる栄養・効能

緑茶の栄養

緑茶の葉には、代表的なカテキンをはじめとする豊富な栄養成分が含まれています。意外ですが緑茶には、ビタミンB2・C・Eなどビタミン類が含まれており、アンチエイジングにも効果があるのです。

妊娠初期から必要と言われる葉酸も含まれていますが、緑茶にはカフェインが入っているので妊婦さんは注意が必要です。

  • カテキン:カテキンは、お茶類にのみ含まれる飲んだ時に渋い、苦いと感じる独特の味の元になっているポリフェノールの一種です。強い抗菌作用を持ち、ウイルスや細菌をやっつける殺菌作用、加えて体内に入れば血液の血糖値上昇を緩やかにする効果を持っています。
  • テアニン:テアニンは、お茶を口にする時の独特の甘みの成分で、リラックス効果があります。副交感神経を優位にさせる脳内物質のセロトニンやドーパミンを放出させます。加えて脳の記憶力や集中力を上げる働きを持っています。その他には、毛細血管の緊張を解すことで血圧を下げる栄養素です。
  • カフェイン:カフェインは、体内に入ることで人間の自律神経系の交感神経を活性化させて、様々な効果を持ち栄養素です。脳の覚醒や血行促進、体の過剰な水分を排出させる利尿作用が強い成分です。加えて、体の中の脂肪を燃焼させる効果も持っています。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。

緑茶の効能

緑茶を飲むことによって、このような効果が期待できます。

  • 抗酸化作用による老化・がん・生活習慣病などの予防
  • 脳の神経細胞を保護する働きやリラックス効果
  • カフェインによる覚醒作用
  • 利尿作用
  • 血管収縮・拡張作用

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緑茶の飲みすぎによるデメリットはあるの?

非常に優秀な効果を持つ緑茶ですが、「過ぎたるは及ばざるが如し」ということわざもあるように、何事もやりすぎ、摂りすぎは害になってしまいます。次は緑茶を飲みすぎることによって起こりうるデメリットについて解説していきます。

カフェインによる影響

コーヒーのイメージが強いカフェインですが緑茶にもカフェインが含まれています。カフェインは記憶力の向上や集中力の向上、片頭痛の緩和、脂肪分解の促進、疲労回復など様々な効果をもたらせてくれるものですが、一方で取りすぎてしまうと神経過敏や睡眠障害、嘔吐、下痢、吐き気などの胃腸症状が出現してしまうことがあります。

これは緑茶を飲みすぎることでも十分に考えられますので気を付けなければなりません。

タンニンによる影響

緑茶に含まれるポリフェノールの一種であるタンニンは、老化を進める活性酸素の働きを抑えて老化を防いでくれる素晴らしい成分です。その他に認知症や生活習慣病の予防、美白効果などでも知られていますが、こちらも取りすぎてしまうと便秘になる可能性が高くなるといわれています。また鉄の吸収を妨げる効果がありますので貧血気味の方はタンニンを含む食品や飲料の摂りすぎには注意しなければなりません。

シュウ酸による影響

緑茶には尿路結石の原因となるシュウ酸が多く含まれていると言われています。ただ緑茶に特別を多く含まれているというわけでなく、ほとんどの食品にシュウ酸は含まれています。(バナナやナッツ、ココア、コーヒー、ほうれん草などが多い)

シュウ酸も摂りすぎてしまうと、尿路結石や腎不全などの強い病気を引き起こす可能性があるのでやはり気をつけた方が良いでしょう。

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緑茶は一日どれくらいまでならいいの?

ここまでは緑茶を飲み過ぎると様々な副作用が生じる可能性があるという説明を行いました。

では緑茶は1日どれくらいまでなら飲んでも良いと言われているかと言うと、様々な研究で「健常な人なら1日10杯程度ならデメリットよりメリットの方が勝る」と言われています。

お茶は10杯も飲めないですよね。なのでお茶の飲み過ぎは基本的には注意しなくても良いと言えますが、10杯以上を毎日飲むようなお茶が大好きな人は少し注意した方が良いかもしれませんね。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • お茶には非常に優秀な成分が豊富に含まれている
  • 特にアンチエイジング効果が高い
  • カルシウムやタンニン、シュウ酸は摂取しすぎると体に悪影響をきたす可能性がある
  • 1日10杯までならデメリットよりもメリットの方が大きいとされている 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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