緑茶を飲みすぎてしまった時、体調が悪くなり、下痢や腹痛になった経験はないでしょうか?緑茶は適量であれば健康に良い効果がありますが、飲みすぎは体調を崩してしまう原因になることも!
今回は緑茶の飲みすぎについてこちらの内容でご紹介します。
- 緑茶の飲み過ぎで下痢・腹痛になる?
- 緑茶に含まれる栄養成分
- 毎日緑茶を飲む効果
- 緑茶の1日の摂取量目安は?
それではさっそく説明していきます!
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目次
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緑茶の飲み過ぎで下痢・腹痛になる?
緑茶の飲みすぎでなぜ下痢や腹痛になるのでしょうか?その原因についてご紹介します。
原因
緑茶の飲みすぎで下痢や腹痛になる理由はカフェイン・タンニン・シュウ酸の摂りすぎです。
- カフェイン
カフェインは適量であれば利尿作用・眠気覚まし、運動能力の向上などの効果がありますが、飲みすぎると下痢や腹痛の他に、めまい吐き気、胃もたれ、冷え性などを引き起こします。
カフェインの1日の最大摂取量は400mgと言われています。
緑茶のカフェイン含有量は以下の通り。参考に他のお茶のカフェイン含有量も掲載しておきます♪
種類 | カフェイン含有量 (100ml当たり) |
緑茶(玉露) | 160mg |
緑茶(煎茶 ) | 20mg |
ほうじ茶 | 20mg |
玄米茶 | 10mg |
(参考:『日本食品標準成分表 2015年版(七訂)』文部科学省)
緑茶の中でも玉露はカフェインの量が特段多いので、飲みすぎるとカフェインの過剰摂取に繋がります。
- カテキン
カテキンとは緑茶の苦み・渋み成分であり、ポリフェノールの一種です。適量であれば生活習慣の予防、美白効果、下痢の改善効果がありますが、タンニンも摂取のし過ぎは注意が必要です。
カテキンには鉄分の吸収を妨げる働きもあるため、緑茶を飲みすぎると貧血になりやすくなります。その他、胃痛、吐き気などを引き起こす可能性があります。
- シュウ酸
シュウ酸とはほとんどの食品に含まれている成分ですが、緑茶に含まれているシュウ酸は腎臓でカルシウムと結合して、結石を作り出します。通常結石は便として排出されますが、カルシウム不足の状態でシュウ酸をたくさん摂取すると、カルシウムと結合できずに腎臓にまで運ばれ、血中のカルシウムと結びつき結石となり、血尿、腹痛を引き起こします。
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緑茶に含まれる栄養成分
緑茶の主な栄養成分は
- カテキン
- サポニン
- アミノ酸
- ビタミン
です。それぞれについて詳しく説明します。
カテキン
緑茶の苦み・渋みを作っている成分で、ポリフェノールの一種です。主な効果は美白効果、生活習慣病の予防、肌の引き締め効果など。
サポニン
サポニンはほとんどのお茶に含まれている成分で、強い苦味を持っている。サポニンの主な効果は、肥満予防効果、血流の改善、免疫力アップ、肝機能を高める効果などがあります。
アミノ酸
緑茶にはうまみ成分であるアミノ酸(グルタミン酸やアスパラギン酸)が含まれています。アミノ酸には疲労回復、アンモニアを解毒する作用、スキンケア効果などがあります。
ビタミン
緑茶にはビタミンも豊富に含まれています。お茶に含まれているビタミンの種類はβ-カロテンやビタミンB1、ビタミンB2、ニコチン酸、パントテン酸、葉酸、ビオチン、ビタミンCなど。
肌の健康を保つ効果、皮膚や粘膜の健康を保つ効果、抗酸化作用などがあります。
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毎日緑茶を飲む効果
適量であれば、毎日緑茶を飲むと体に嬉しい効果があります。主な効果は
- 高血圧を下げる
- 悪玉コレステロールの上昇を抑える
- 血糖値を下げる
- 抗酸化作用による美肌効果
など。それぞれについて詳しく説明します。
高血圧を下げる
緑茶に含まれているカテキンは血圧を下げる働きがあります。
悪玉コレステロールの上昇を抑える
カテキンには抗酸化作用があり、悪玉コレステロールを低下する働きがあります。
血糖値を下げる
カテキンには、血糖値を下げる働きがあることも知られています。緑茶を飲む習慣がある人は糖尿病の発症率が低いことも知られています。
抗酸化作用による美肌効果
カテキンは強い抗酸化作用があることでも知られており、美肌の効果も期待できます。体内に取り込まれた酸素は、一部活性酸素に変化し、体内で増えると体を酸化させてしまうため老化を早めてしまいます。抗酸化作用がある成分を取り入れることで体の酸化を防ぎ、肌を若々しく保つ効果があります。
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緑茶の1日の摂取量目安は?
緑茶の飲みすぎは体に悪いと説明しましたが、1日の摂取量目安は1日1L程度です。先ほど説明した通り緑茶の種類によってもカフェインの量が異なるため、お茶の種類によっても1日の摂取量は多少異なります。
飲むタイミングはいつ?朝?夜?
ダイエット効果を期待するのであれば、糖質・脂肪の吸収を抑えるために食事中~食後に飲むのが良いでしょう。また運動をしている方で脂肪燃焼効果を期待したいのであれば、運動前の1~2時間程度が良いでしょう。一度にたくさんの量を飲んでも栄養成分を吸収できる量は決まっているので、1日に何回か分けてこまめに飲むことをおすすめします。
まとめ
以上、緑茶の飲みすぎで下痢や腹痛になる原因についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 緑茶を飲みすぎるとカフェイン・カテキン・シュウ酸の過剰摂取に繋がり、体調が悪くなることがある
- 緑茶の主な栄養成分は、カテキン、サポニン、アミノ酸、ビタミンなど
- 緑茶を毎日適量飲めば、高血圧を下げる、悪玉コレステロールの上昇を抑える、血糖値を下げる、抗酸化作用による美肌効果などが期待できる
- 緑茶の1日の摂取目安量は1L程度。しかし緑茶の種類によってもカフェインの量が異なるため注意が必要
緑茶は適量飲めば体に嬉しい効果がたくさんあるので、飲みすぎには気を付けて緑茶を美味しく飲んでください。最後までお読みいただきありがとうございました。
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