緑茶は便秘解消に効果があるって本当?善玉菌を増やす?緑茶の栄養成分を解説

皆さんが緑茶を飲んでいますか?緑茶には様々な健康に良い栄養素が含まれているというのはご存知ですよね。その中でやはり有名なのがカテキンだと思います。ですが実際カテキンの効果について詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。今回の記事では緑茶に含まれる様々な栄養素が体にどんな影響を与えてくれるのかについて紹介していきたいと思います。 

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緑茶ってどんなお茶?

概要 チャノキ
英語 Tea plant
分類 ツバキ科
原産地 インド、ベトナム、中国西南部などとされる

お茶は、チャノキの葉や茎を加工して作られた飲み物です。チャノキ以外の植物の部位、花や果物を加工して作ったものも「茶」や「◯◯茶」と言うこともあります。チャノキは、主に熱帯及び亜熱帯気候で生育する常緑樹で、原産はインド、ベトナム、中国西南部と言われていますが詳細はわかっていません。

日本の茶の生産地
日本で茶の生産量が多いのは、1位が静岡県、2位が鹿児島県、3位が三重県、4位が宮崎県と続きます。

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茶カテキンの整腸効果が便秘を改善してくれる

カテキンの凄さ

緑茶には様々な栄養がたっぷり詰まっていますが、その中で群を抜いて高い健康促進効果を持っているのがカテキンです。 カテキンには殺菌効果や抗酸化作用、整腸効果が期待できます。

特に特筆すべきなのはカテキンの腸内細菌への作用です。なんとカテキンは善玉菌を増やし悪玉菌だけを減らす作用があるんです!

カテキンが腸内環境を良くする

カテキンはその強い殺菌効果によって腸内環境を良好な状態に整える働きがあります。代表的な腸内細菌には腸の動きを促す善玉菌と、腸の動きを低下させる悪玉菌がいるのですが、どちらも腸内にはなくてはならない細菌です。ここで重要なのは善玉菌と悪玉菌のバランスです。

お茶のカテキンには殺菌作用があるということはお伝えしましたね。腸内に到達したカテキンは悪玉菌に対して強い殺菌力を発揮し悪玉菌の増殖を防いでくれる作用があります。一方で善玉菌に対しては殺菌作用が働かず、逆に増殖を促す作用があるということが分かっています。すごい器用な作用を持っていますよね。

カテキンは悪玉菌と善玉菌を区別した上で、腸内細菌のバランスを整えるまで働いてくれるということです。

便秘と腸内細菌の関係

私たちの腸内にはものすごい数の腸内細菌がいます。その中で善玉菌、悪玉菌、日和見菌に分けられます。日和見菌とは普段は何も体に影響を与えることはありませんが、体調が悪かったり悪玉菌が増えすぎた場合に、悪玉菌の味方をしてしまい体に影響を与えてしまう菌です。

便秘になってしまうと腸内の悪玉菌の数が増えてしまいます。また悪玉菌の数が増えた人が便秘になりやすいといった悪循環もあります。便秘を解消するにはまず腸内環境を良好な状態に整えることが大切なのです。

便秘解消に効果的な緑茶の飲み方

便秘解消を目的としてお茶を飲む場合は、まず強い作用を持つカテキンがしっかり含まれた状態の緑茶を飲むことが大切です。カテキンは高い温度で茶葉から入れることで抽出することができます。逆に水出しの場合はあまりカテキン量は多くありません。

もし水出しの緑茶カテキンを抽出したいなら、抽出時間を長めに取るなどの工夫が必要になってきます。

急須で茶葉から入れることが一番カテキンが出やすいとされているのでおすすめです。お湯の温度は大体80~85℃の熱いお湯を使いましょう。茶葉は高級なものじゃなくても問題ありません。

ちなみにスーパーやコンビニなどで売っているペットボトルの緑茶には、それほど多くカテキンが含まれていないという研究結果があります。もし便秘解消の効果を目的とするならば、茶葉の状態から面倒でも急須で入れて緑茶を作りましょう。 

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他の緑茶の成分も凄い!

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緑茶にはカテキンだけではなく、様々な健康促進効果を持つ栄養素がたっぷり含まれています。いくつかピックアップして紹介していきますね。 

ビタミンC

緑茶には肌の水分量を向上させてくれ、紫外線によるメラニン色素の沈着(いわゆるシミ)を防いでくれる効果のあるビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは熱に弱いという特性を持ちますが、ここでもカテキンが素晴らしいサポートをしてくれ、なんと熱に弱いビタミンCが強いにくくしてくれるのです。本当にカテキン様様ですよね。 

カフェイン

カフェインと言うとコーヒーのイメージが強いと思いますが、緑茶にもカフェインは含まれています。カフェインの量としてはコーヒーの1/3程度なので中毒なども心配する必要はありません。

カフェインは脳の中枢神経を興奮させる作用があり、目をぱっちり覚ましてくれます。その他にも仕事の忙しい時期や、集中力がいる勉強などの頭を使う作業の時にその効率性を高めてくれるという素晴らしい効果があります。

全身の血流を良くしてくれるので、筋力トレーニングをする前に飲むと効果がアップするという研究結果もあるんですよ。

テアニン

テアニンはアミノ酸の一種です。緑茶の旨味や甘みを作り出している成分といわれています。テアニンを摂取することで脳内のアルファー波が増えるという研究結果があります。

ちなみにアルファー波とは人がリラックスした状態の時に出る脳波のことです。カフェインと間逆の作用を持つので打ち消しあってしまうのではないの?と思う人もいますよね。実はテアニンとカフェインは使い分けすることができるんです。

低温でお茶を抽出するとテアニンが出やすくなり、高温でお茶を抽出するとカフェインが出やすくなります。今活動的になりたい時なのか、リラックスしたいときなのかで抽出する温度を変えてみると良いかもしれませんね。

テアニンは入眠をスムーズにすることも期待できるので、おやすみ前にぬるいお茶を飲むのも良いと思います。

茶サポニン

サポニンは植物の根や葉などに含まれている成分で、苦みやエグみのもとです。緑茶の苦味を引き出していると言われているのがサポニンになります。

サポニンには苦いだけではなく身体に良い効果をもたらしてくれます。サポニンは腸内で脂肪の吸収を抑制してくれ、血圧の上昇を抑える作用があるのです。ですのでお茶を飲み続けることで生活習慣病の予防ができるのです。

またサポニンには抗炎症作用や抗菌作用、抗アレルギー作用という働きもあります。花粉症やアレルギー疾患でお困りの方は緑茶を飲んでみると症状が経験するかもしれません。

フッ素

フッ素と言うと歯磨き粉に入っているイメージを持つかもしれませんが、実は緑茶にも含まれているのです。フッ素は溶けた歯の修復を促す効果を持ちます。通常歯の表面はエナメル質と言う物質で覆われているのですが食べ物を食べる度に、食べ物に含まれたさんによって溶かされてしまっています。

通常は唾液によって修復されるのですが、お菓子や甘い飲み物を頻繁に食べていると唾液による歯の修復が追いつかなくなり虫歯になってしまうと言われています。そのため、フッ素を含む緑茶を飲むことは、虫歯予防につながるといえるでしょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?緑茶には様々な健康効果のある栄養成分が含まれていることがわかりましたね。その一つ一つが私たちの健康を陰ながらしっかりサポートしてくれることは間違いなしです!

うまく生活の中に緑茶を取り入れて健康な体作りをしていきましょう!

この記事をまとめると

  • 緑茶に含まれるカテキンは善玉菌を増やし悪玉菌を減らす効果がある!
  • カテキンを抽出したいなら高温のお湯を使って、茶葉から急須で抽出しよう!
  • ビタミンCやサポニン、フッ素など様々な健康作用を持つ栄養素が豊富に含まれている!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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