ローズマリーの保存方法・保存期間の目安を解説!冷蔵保存・干して保存・漬けて保存するコツ。おいしく自宅で長持ちのポイント!

スッキリとした香りが特徴のローズマリー。じゃがいも料理や肉料理に使うと、料理中にうっとりするような良い香りが楽しめますし、食欲が出ますよね。

生のローズマリーはスーパーで手に入りますが、毎日たくさん使うハーブではないですし、1パックすべて使い切れないことはありませんか?この記事では、ローズマリーを美味しく長く保存できるアイディアをまとめてお伝えします!保存期間も併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!

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ローズマリーってどんなハーブ?

分類 シソ科
英名 rosemary
旬の時期 通年
原産 地中海沿岸地方

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ローズマリーは地中海沿岸地方原産のシソ科に属する常緑性低木です。葉を生、もしくは乾燥させて香辛料やハーブとして用いられています。ローズマリーの木は、垂直方向に伸びて低木になる立性、地面を這うように育つほふく性、その中間の性質を持つ半ほふく性があります。花の色も種類によって様々ですが、一般的によく見かけるものは紫みを帯びた淡いブルーまたは濃いブルーの花を咲かせるものが多いです。

ローズマリーは花まで食べられる!
ローズマリーの花は「エディブルフラワー(食べられる花)」として利用されています。そのままお菓子に入れたり、塩漬けにしたりして食すことができます。

ローズマリーの由来は?

「ローズマリー」というなんとも可愛らしい名前ですが、由来は「聖母マリア」だという伝説があります。

聖母マリアが幼いイエス・キリストとともに、ヘロデ王の軍隊から逃れるためにエジプトに来たとき、マリアが青いマントを白い花が咲いている香りのよい木にかけたところ、花がマントと同じ青色に変わったそう。聖母マリアを象徴するのがバラ(ローズ)なので、それ以後、この木を「マリアのバラ」(ローズ・オブ・マリー)と呼ぶようになったというお話です。このような伝説が生まれるほど、ローズマリーは古くから人々の暮らしとともにあったのですね。

ローズマリーの利用法は?

ローズマリーの使い方は食用だけではありません。ローズマリーの葉から抽出される精油は、潤いを補給するボディーローションや、頭皮のマッサージオイルにも使われています。日焼けなどによるダメージに効果的です。また、アロマミストとして使えば虫除けにもなります。

ローズマリーの育て方

ローズマリーは寒さにも強く、比較的丈夫で育てやすいハーブです。鉢で育てる場合は、日当たりが良く、土が乾燥しやすい場所へ置きましょう。明るい日陰でも育ちますが、日当たりの良いところに置くほうが元気な株に育ちます。

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ローズマリーの主な栄養素

ローズマリーの栄養素と効果

ローズマリーは良い香りがするだけでなく、様々な健康効果があります。ローズマリーにはロスマリン酸タンニンカフェ酸など数種類のポリフェノールが含まれており、ハーブの中でもトップクラスの抗酸化作用があります。抗酸化作用により、紫外線やストレスなどが原因の様々な病気に対する体の抵抗力に役立ちます。

また、ローズマリーには植物色素成分であるフラボノイド類のジオスミンが含まれています。ジオスミンは、弱った血管を強くする働きがあり、結構と代謝の促進に役立ちます。

  • ロスマリン酸:ロスマリン酸とは、ローズマリーから発見されたポリフェノールの一種で、スペアミント、レモンバーム、シソ等のシソ科ハーブ類の植物に多く含まれる成分です。また、抗酸化作用や抗炎症作用があり、アレルギー反応を抑える働きがあります。
  • タンニン:タンニンは、ポリフェノールの一種で、植物の渋みの味を持つ物質です。ワインやお茶、柿に含まれており、人間の体内の細菌の増殖を抑え駆除をする力があるので、食中毒の予防や風邪の予防に役立ちます。便を硬くして下痢を改善する効果もある栄養分です。
  • カフェ酸:カフェ酸は、コーヒーに含まれるポリフェノールの一種です。カフェ酸はリラックス効果やガンを予防する効果、動脈硬化を抑制する効果あると言われていますが、現在も研究が進められています。
  • ジオスミン:ジオスミンは血管保護作用があるとされ、慢性静脈不全、痔、リンパ水腫、静脈瘤に使用される。

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ローズマリーのオススメの食べ方は?

羊肉・豚肉・イワシ・サバなどクセの強い素材の臭み消しに役立ちます。逆に、鶏肉・じゃがいもなど淡白な素材に使ってもアクセントになり、好相性です。トマト、ニンニクなどとも良く合います。パンやお菓子、ドリンクに使っても香りが引き立ち、見た目も良いですよ!

  • じゃがいものロースト ローズマリー風味
  • フォカッチャ
  • チキンのハーブトマト煮
  • ポークグリル

ローズマリーを冷蔵保存する場合

それでは、ローズマリーの保存方法と保存期間の目安をご紹介します!

保存期間・日持ちの目安は?

・冷蔵庫で1週間です

保存方法は?

ペーパータオルで包み、ポリ袋入れて立てて保存

余った生のローズマリーは、葉がついた枝ごとペーパータオルで包み、ポリ袋に入れてから立てた状態で冷蔵保存しましょう。グラスや空き瓶を使うと便利です。

ローズマリーを干して保存する場合

保存期間・日持ちの目安は?

・干して乾燥させ、1ヶ月保存できます。

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保存方法は?

  • 枝を逆さに吊るして陰干し
干すときは紙袋を下に置いて!
ローズマリーは乾燥すると葉が落ちるので、紙袋を下に置いて落ちた葉が入るようにしておきましょう!

ローズマリーを漬けて保存する場合

保存期間・日持ちの目安は?

・漬けてから1ヶ月です。

保存方法は?

ローズマリーのオイル漬けの手順はこちらです!

  1. ローズマリーは良く洗い、水分を拭き取る
  2. 煮沸消毒して乾燥させた保存瓶にローズマリーを入れ、たっぷりのオリーブオイルを注ぐ
  3. 1〜2週間ほど漬け込み、ローズマリーを取り出したら完成

にんにく・チリペッパーなどと一緒に漬け込んでも美味しく仕上がります。そのままパンにつけて食べて良し、魚や肉を焼くときに使っても良し。普段の家庭料理がプロの味に!

まとめ  

ローズマリーの保存方法と保存期間の目安をお伝えしてきました。最後に保存期間をこちらにまとめます。

ローズマリーの保存期間の目安は
  • 冷蔵庫で1週間
  • 干して1ヶ月
  • 漬けて1ヶ月

生ですぐに使う予定がなければ、干して乾燥させるか、オイル漬けにすれば長くローズマリーを楽しめますね。ローズマリーを上手に保存して、普段の食卓をちょっとおしゃれにしてみてくださいね!

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