秋から冬にかけ、りんごが収穫の最盛期を迎えますよね。旬のリンゴはほのかな酸味と強い甘み、それにシャキシャキ感もたまりませんよね♪ですが旬の果物や野菜ってついつい余らせがちになりませんか?
近所の農家さんや家族など、貰い物などでたくさんいただき消費に困ることも多いです。今回は、果物の大量消費の定番レシピであるジャムの作り方について紹介していきます。
リンゴジャムを作る際はレモン汁が材料として使用されますが、ご家庭にない場合はどうしたらよいのでしょうか。レモン汁を使用せずに作ることは可能なのか、気になりますよね。そこで今回は、
- りんごジャムにレモンを使う理由
- レモン無しでつくるりんごジャム
- リンゴジャムに向いているリンゴ
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね♪
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目次
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りんごジャムにレモンを使う理由
リンゴジャムを作る際にレモン汁を使用するのはなぜなのでしょうか?ジャムづくりに欠かせないレモン汁の役割について紹介していきます。
ジャムをゲル状にするため
リンゴジャムを作る際にレモン汁を使用する理由は、ズバリ「ジャムをゲル状にするため」です。果物にはペクチンと呼ばれる成分が含まれており、特定の条件下で液体をゲル化させる働きがあります。ペクチンとは何かについては後々説明していきます。
リンゴジャムを作る場合は、リンゴの品種によってレモン汁を使用せずにトロミがつく場合もあります。鍋の様子を見てトロミが少ない、と感じる場合はレモン汁を入れてみてもよいかもしれませんね。
ペクチンとは?
ペクチンとは、リンゴやレモン、オレンジなどの柑橘類の皮を構成する成分の一つです。水分を吸収し、細胞と細胞をつなぎ合わせる役割を担っています。ペクチンには「液体をゲル化させる作用」があり、ジャムのトロミつけの際に使用されます。
ペクチンは糖度55度以上、ph3.5以下の条件でゲル化する作用があるため、レモン汁を最後に加えることで液体が酸性に傾き、ジャムがゼリー状になります。
レモンがないと固まらないかも
ペクチンの作用は先ほど紹介した通りですから、レモン汁がない場合は緩いジャムになるか、リンゴ煮のような仕上がりになってしまうかもしれません。市販のジャムのようにしっかりと固めたい場合は、レモン汁は必須ともいえるかもしれません。
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レモン無しでつくるりんごジャム
ジャムづくりにレモン汁は必須とも言えますが、ご家庭にない場合もありますよね。ですが安心してください。レモン汁がなくてもジャムを作るレシピはありますので、参考にしてみてくださいね♪
材料
レモン汁を使用しないリンゴジャムの材料は以下になります。
材料
- リンゴ:好みの量
- 砂糖:リンゴの重量の30~50%程度(糖度を上げれば日持ちも長くなります)
- クエン酸:りんご200gに対して小さじ1/4程度
クエン酸を使用することで、レモン汁の代わりになります。クエン酸がないご家庭は、ポッカレモンや他の柑橘系果物の皮(風味は混ざります)、リンゴの芯などを混ぜて煮込むとよいでしょう。
作り方
レモン汁を使用しないリンゴジャムの作り方は以下になります。
- リンゴをよく洗い、皮と芯をとります。
- 5㎜程度のサイコロ状にしたり、すりおろすなど、好みの状態にします。(こだわらなければ粗めのみじん切りでもOK)
- 鍋にリンゴと砂糖、クエン酸を入れ、中火~強火で沸騰させます。
- 沸騰したら焦がさないように弱火にし、10~15分程度煮詰めます。
- 消毒した蓋つきの瓶などに詰めて完成です。
行程は非常にシンプルで、切って混ぜて煮詰めるだけです。朝食のヨーグルトやパン、煮物などに砂糖代わりに使用するなど、意外と使いどころは多くありますのでおすすめです♪
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リンゴジャムに向いているリンゴ
リンゴジャムを上手に作りたい場合は品種選びも重要です。リンゴジャムに向いているリンゴの品種について詳しく見ていきましょう。
紅玉
リンゴジャムに一番適している品種は「紅玉」と呼ばれる品種です。酸味が非常に強く、果肉がしっかりしている品種で、加熱しても煮崩れしにくいという特徴を持っています。そのためジャムづくりをはじめ、アップルパイなどのスイーツ作りにもよく使用されます。
陸奥
陸奥(むつ)りんごは、アメリカ原産の品種と国産品種の掛け合わせによって生まれた品種で、適度な酸味と硬さがあるためジャムづくりに向いているといえます。特に風味が強い品種なので、ジャムに加工した後もしっかりとリンゴの香りが楽しめます。
ジョナゴールド
ジョナゴールドは甘さと酸味のバランスが取れた人気の品種で、市場にも多く出回ります。掛け合わせに紅玉が使用されているため酸味はありますが、紅玉ほど強い酸味ではないのでそのままおいしく召し上がれます。ジョナゴールドもジャムづくりにお勧めといえます。
まとめ
今回は、リンゴジャムに使用するレモン汁の役割や、ジャムづくりにお勧めのリンゴの品種などについて紹介していきました。
この記事をまとめると
- リンゴジャムにレモン汁を入れると、ペクチンの作用によりトロミがつく。
- ペクチンは糖度55度以上、ph3.5以下の条件でゲル化する作用がある。
- 手に入りやすいリンゴでジャムを作ってもよいが、ジャムづくりに適した品種もある!
いかがでしたか?ジャムづくりにレモン汁を使用する理由について理解いただければ幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました♪
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