レーズンは、お菓子作りなどさまざまな用途でも使えるドライフルーツで子供から大人までよく食べられています。しかし、食べ物を食べる時に、気をつけたいのはアレルギー症状ですよね。
では、レーズンでアレルギー反応は起こるのでしょうか。今回は、
- レーズンとはどんな食べ物?
- レーズンでアレルギー反応は起こる?
- 主な症状について
- レーズンアレルギーと金属アレルギーの関係
- レーズンアレルギーは赤ちゃんにも起こる?
レーズンは好きだけどアレルギーが出るのか不安だ・知りたいという方はぜひこの記事を参考にしてください。
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目次
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レーズンとはどんな食べ物?
干しぶどうとも呼ばれるレーズンは、ぶどうを乾燥させて作られるドライフルーツです。レーズンはそのまま食べられるだけでなく、お菓子やパンなどに混ぜてさまざまな調理にも使われています。また、レーズンの栄養成分はこちらです。
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栄養成分
レーズンの主な栄養成分はこちらです。
- たんぱく質
- 炭水化物
- 灰分
- ナトリウム
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
- リン
- 鉄
- カロテン
- ビタミンD
- 葉酸
- 食物繊維
参考:mamapan(https://www.rakuten.ne.jp/gold/mamapan/event/raisincatalog/)
効果・効能
栄養素が豊富に入っているレーズンは、このような効果や効能があります。
- 糖尿病の予防・・・食物繊維やエビカテキンなどには血糖値の上昇を緩やかにする効果があるため、糖尿病の予防に繋がります
- 便秘の改善・・・含まれている水溶性食物繊維と不溶性食物繊維によって、便のかさを増加させ排便を促す効果があります
- 貧血予防・・・含まれている鉄分によって貧血予防に効果的です
- 生活習慣病の予防・・・含まれるカリウムが塩分を体外に排出などの効果があり、高血圧症などの生活習慣病の予防に繋がります
このように、レーズンには体に良い効果がたくさん入っていますよ。
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レーズンでアレルギー反応は起こる?
レーズンでアレルギー反応が起こる可能性はあります。実は、レーズンの元であるぶどうには「ぶどうアレルギー」という症状があります。そのため、干したぶどうであるレーズンにもアレルギーが出る可能性が高いです。
アレルギーの原因
レーズンでアレルギーが起こる原因は、ぶどうに入っているタンパク質です。タンパク質が胃などで分解されずに小腸から吸収されることにより、血の流れにのって体の中で全身に流れるので症状が引き起こされます。
さらに、ぶどうなどの果物アレルギーは花粉症とも関係があると考えられています。花粉症とも関係があると考えられるのは、こちらもタンパク質が原因です。
実は、花粉症を引き起こすタンパク質とレーズンを食べて引き起こすタンパク質の構造が似ています。合併して引き起こしやすいのは、シラカバやハンノキを持っていると症状を発症する可能性があるので注意が必要ですよ。
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レーズンアレルギーの主な症状
レーズンアレルギーの症状はこちらです。
- 蕁麻疹
- 口腔アレルギー症候群
- 吐き気
- 腹痛・下痢
このように、体に悪い症状を引き起こす可能性が高いので、アレルギーを持っている疑いのある人は気をつけてください。
蕁麻疹
レーズンアレルギーの症状の一つ目は蕁麻疹です。蕁麻疹は、食べ物と運動によって症状が発症するため、アレルギーを持っている人はレーズンを食べた後に運動をすると蕁麻疹を引き起こす可能性があります。
口腔アレルギー症候群
二つ目は口腔アレルギー症候群です。口腔アレルギーは、口の粘膜に果汁が触れることで痒くなったり唇が腫れたりする症状です。
ですが、口腔アレルギーを起こす果物などのアレルゲンは、熱に弱いので加熱すると良いですよ。
吐き気
三つ目は吐き気です。レーズンアレルギーによって吐き気が出てきた場合は、横になって安静にしましょう。
腹痛・下痢
四つ目は腹痛・下痢です。レーズンには、腸を刺激して排便を促す効果がありますが、過剰に摂取することにより下痢や腹痛を引き起こします。
ですが、アレルギーを持っている人でも重症化することで腹痛や下痢を引き起こすのでくれぐれも気をつけてください。
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レーズンアレルギーと金属アレルギーの関係
レーズンには、銅や鉄分が豊富に入っています。金属アレルギーは、金属からでた金属イオンが、体の中のタンパク質と合わさることにより、変性します。
しかし、変性したタンパク質を体が異物と見なすことで、アレルギー反応が出てきますよ。 このように、レーズンに入っている銅や鉄分は金属の分類に入るので、金属アレルギーを持つ人は症状を引き起こす可能性があります。
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レーズンアレルギーは赤ちゃんにも起こる?
レーズンアレルギーなどの食物アレルギーは、赤ちゃんにもまれに起きる可能性があります。そのため、赤ちゃんに初めてレーズンを与えるときは、少量から始めてくださいね。では、レーズンは何歳から食べられるのでしょうか。
何歳から食べられる?
レーズンは、離乳食後期の生後9ヶ月〜11ヶ月ほどから食べられます。しかし、赤ちゃんに与えるのであれば誤嚥などを防ぐために、食べやすい大きさで少量から与えましょう。
また、少量で与えて万が一アレルギーの症状が出た場合は、すぐに病院へ行ってくださいね。さらに、レーズンはぶどうを乾燥させたドライフルーツの一種です。
赤ちゃんが食べるには、レーズンは固いのでお湯でふやかし柔らかくするなどしてから与えましょう。また、与えるレーズンはなるべく無添加のものを選んで赤ちゃんに与えてくださいね。
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まとめ
レーズンは、腹痛や下痢などのアレルギー症状が起こる可能性があります。
この記事をまとめると
- レーズンによってアレルギーが起きる原因は、含まれているタンパク質が胃などで分解されずに小腸へ吸収されることにより、体内の血液が全身に流れるので症状がでます
- レーズンアレルギーの主な症状は蕁麻疹や口腔アレルギー症候群・吐き気などを引き起こす
- レーズンは、離乳食後期9ヶ月〜11ヶ月から与えても問題ないですが少量から食べさせる
レーズンを食べてアレルギー症状が出た場合は、食べるのを一度やめてみて様子をみましょう。
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