レトルトのご飯や赤飯はとても保存期間が長いので、何かあった時のための保存食として備蓄していたり、一人暮らしの子供のために親が仕送りする時に入れるものとして選ばれますよね。
そんな保存期間が長いレトルトのご飯ですが、保存期間が長いとはいえ賞味期限が設定されていますのでいつかは腐ってしまいます。
今回の記事ではレトルトのご飯や赤飯の賞味期限は食べることができるのか、そもそもレトルトのご飯や赤飯はどのような加工がされて賞味期限が長くなっているのか、レトルトのご飯が腐るとどうなるのかについて解説していきたいと思います。
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目次
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レトルトご飯・赤飯の賞味期限切れは食べられる?
まず結論として最初に申し上げると、レトルトパックに入っているご飯や赤飯は賞味期限切れでも食べることができます。
ただいつまで食べられるのかと言うとそのご飯の状態にもよるので、しっかりと確認してから食べるようにしましょう。
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レトルトのご飯・赤飯って?
そもそもレトルトのご飯パックや赤飯のパックはどのような加工が施されているのかをご存知でしょうか?
パックご飯・赤飯は無菌状態のパック製法を用いていることが多いです。無菌状態にすることで微生物による腐敗が進まないため、かなり長い間保存が効きます。
ただ保存環境や保存状態、パックの損傷などがあれば賞味期限以内でも悪くなることがあり得ますので、保存方法には注意が必要になってきます。
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そもそも賞味期限とは
基本的には賞味期限が設定されているものに関しては、期限切れでも食べることができます。ではそもそも賞味期限とはどういうものかを一緒に確認していきましょう。
賞味期限とは?
賞味期限とはその日付までは「品質が保たれているので、おいしく食べることができますよ」という期限を表します。
賞味期限は品質が悪くなりにくい食品に表示されていることが一般的です。このような食品は賞味期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。賞味期限の食品例としてはスナック菓子や缶詰、冷凍食品などがあります。
消費期限とは?
消費期限とは賞味期限とは違い「その日付までは食べることができます」という期限の事を言います。
お弁当や生肉、生魚などの品質が悪くなりやすい食品などに表示されています。消費期限を過ぎているものに関しては食べると食中毒に繋がることがあるため、食べてはいけません!
消費期限の食品例としてはショートケーキ、サンドイッチ、お弁当などがあります。
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賞味期限の安全係数とは?
パックの赤飯やご飯をはじめ様々な食品に記載されている賞味期限は、実際に算出した賞味期限に0.7や0.8など1未満の数字をかけたものが記載されています。この数字を安全係数と言います。
これによりわかることは記載されている賞味期限は、実際の賞味期限よりも少し短く記載されていることが多いということです。
例えばメーカーが算出した賞味期限が10ヶ月だった場合は、安全係数を0.8とすると10(カ月)×0.8=8になるので、賞味期限を8カ月とパッケージに記載しているということです。
どのメーカーがどの安全係数をかけているかわからない
どのメーカーも安全係数を用いて賞味期限を計算していることに間違いはありませんが、その安全係数の数字というのは決まっているわけではありません。
パックの赤飯やご飯のメーカーがどれくらいの安全係数を賞味期限にかけているかもわかりませんが、一般的には記載されている賞味期限の2カ月程度までなら過ぎていても安全に食べることができると言われています。
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パックご飯の食べられない状態とは
無菌状態でパッケージングされているパックのご飯・赤飯ですが、保存状態が悪いと腐敗が進むこともあります。
次はパックのご飯の腐敗が進んでいるサインについて解説していきたいと思います。
パッケージが膨らんでいる
賞味期限が切れて保存状態が悪いパックご飯の場合は、容器が膨らんでいる可能性があります。
容器が膨らんでいるということは微生物がご飯を分解して腐敗させ、ガスを発生させている可能性があります。
ガスが出ている状態というのはかなり腐敗が進んでいる証拠なので絶対に食べないようにしましょう。
カビが生えている
パッケージに損傷があったり、あまりに長い時間保存してしまうとカビ菌がパッケージの中に入ってしまい中でカビが繁殖する可能性があります。
カビが生えたものは見た目でも簡単にわかりますので、カビが生えているものに関しては絶対に食べないようにしましょう。
中にはカビが生えていても、カビの部分だけを取り外せば食べることができるというかたもいますが、カビは表面に出ている部分だけではなく結構しっかり張り巡らせて成長しますので、表面を取り除いただけではカビが残ってしまうので注意が必要です。
明らかに変な臭いがする
パッケージに膨らみもなく、カビも生えていないのに開けた時に酸っぱい匂いやおかしい臭いがすることもあります。
このように異臭がする場合も腐っている証拠ですので食べないようにしましょう。
色が変わっている
腐敗が進むとご飯の色が黄色~茶色に変わります。カビが生えると緑色になることもあります。
赤飯の場合は色の変化に気づきにくいので注意しなければならないのですが、見た目の変化も腐っているかどうかを見分けるサインになりますのでしっかりと確認しましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 賞味期限切れのレトルトご飯・赤飯は少しの間なら食べることができる
- どうして食べることができるのかと言うと安全係数が設定されているから
- レトルトのご飯や赤飯でも保存状態が悪いと腐ることがある
- パッケージが膨らんでいたりカビが生えていたり、色が変わっている場合は絶対に食べてはいけない
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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