レタスを丸々一個買うと、一度に使うことはなかなか難しいですよね。しかし、カットしてちょびちょび使っていくと、レタスの切り口が赤くなってしまいますよね。「切り口が赤くなってしまったレタスは食べることができるのか?」なんて悩んでしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。
今回は、
- レタスの切り口はなぜ赤くなってしまうのか
- レタスの切り口の変色を防ぐ方法
- 市販のカットレタスはなぜ切り口が赤くならないのか?
スポンサードリンク
目次
|
|
レタスの切り口が赤くなる理由
レタスをカットして冷蔵庫などで保管すると、あまり時間が経過していなくても必ずと言っていいほどその断面図は赤くなってしまいますよね。切り口の赤いレタスを見ると、「もしかしてもう傷んでしまったのかな…?」・「まさかもう腐ってしまったの!?」などと心配になってしまいますよね。そんな不安を解消するためにレタスの切り口が赤くなってしまう理由を以下に記載させていただきますので、参考にしてみてください。
ポリフェノール成分が酸化する為
レタスの切り口が赤くなってしまうのは、レタスに含まれている「ポリフェノール」という成分が空気中の酸素に触れることにより酸化するからです。
包丁の素材によっても変わる
鋼の包丁でレタスを切った場合、レタスに含まれるポリフェノールが包丁の「鉄」に反応して、酸化が急速に進んでしまいます。そのためレタスの切り口の赤さが気になる方は、レタスを切る際は手でちぎると良いでしょう。
スポンサードリンク
切り口の変色を防ぐ方法
レタスの切り口が赤くなってしまう理由が分かりましたね。しかし、理由がわかったからといっても、切り口が赤くなってしまったレタスはあまり見栄えが良いものではないですし、やはり気になってしまうという方もいらっしゃるかと思います。できることなら赤くないレタスを食べたいですよね。ここからはそんな悩みを解消すべく、「レタスの切り口の変色を防ぐ方法」についてご紹介させていただきます。
セラミックス製の包丁で切る
先ほども申し上げた通り、鋼の包丁でレタスを切ると、包丁の鉄にレタスのポリフェノールが反応して急速に酸化が進みます。そのため、包丁を使うのであればセラミックス製の包丁で切ることをおすすめします。
切り口を空気に触れさせない
レタスの切り口が空気に触れることでポリフェノールの酸化が進みますので、レタスを切った後はラップで密閉し、なるべく切り口を空気に触れさせないようにしましょう。
酢水やレモン水に浸けておく
ボウルにレタスが浸かるくらいの水を入れ、そこにお酢またはレモン汁を入れましょう。そのボウルにレタスを入れてしばらく放置しておくと、レタスの変色を防ぐことができます。しかし、お酢やレモン汁を入れ過ぎてしまうとレタスの味が変わってしまいますのでそこは注意が必要です。
スポンサードリンク
赤くなった場合のレタスは食べられる?
「レタスの切り口が赤くなってしまう理由」・「レタスの切り口の変色を防ぐ方法」についてご説明させていただきましたが、では一体、「切り口が赤くなってしまったレタス」は、そのまま食べても問題はないのでしょうか?以下に記載させていただきます。
品質・味に問題はない
レタスの切り口が赤くなってしまっても、品質や味に問題はありませんので問題なく召し上がることができます。見た目が気になるという方は赤くなってしまっている部分だけ取り除いていただいても構いませんが、見た目さえ気にならなければそのまま食べても体に害はないので大丈夫です。しかし、赤みを放置し過ぎて黒くなってしまった場合はカビが生えている可能性がありますので食べずに破棄しましょう。
葉が固くなっている場合は要注意
放置し過ぎて葉が固くなっている場合は、レタスが傷んでしまっている恐れもありますので気をつけましょう。
スポンサードリンク
カット品のレタスが変色していない理由
ここまで読んで「レタスの切り口が赤くなってしまう理由」を理解された方は、「じゃあなぜカットされた状態で売っているレタスの切り口は赤くないの?」と疑問に思われたことでしょう。以下で説明させていただきます。
雑菌消毒がされている為
カット品のレタスが赤く変色しないのは、普通の野菜に比べて細菌による腐食の影響が小さいからです。なぜかというと、カット品のレタスはカットされた後、雑菌消毒が行われるからです。
空気に触れないよう密閉されている
上記の理由に加え、カット品のレタスはカットされた後すぐに空気に触れないよう密閉されます。雑菌に触れる可能性を最小限にするパッケージをしたり適切な温度管理を行うことで、細菌の影響による腐食を最小限に抑えることに成功したのが「カット品のレタス」なのです。
スポンサードリンク
まとめ
この記事をまとめると
- レタスの切り口が赤くなって しまうのは、レタスに含まれている「ポリフェノール」という成分が空気中の酸素に触れることにより酸化してしまうことや、包丁の鉄にポリフェノールが反応することによるもの。
- レタスの切り口の変色を防ぐには、レタスを包丁で切るのではなく手でちぎったり、酢水やレモン水につけたり、空気に触れないよう密閉して保存するとよい。
- 市販のカットレタスは雑菌消毒されており、かつ密閉されているため変色しにくい。