冷凍マンゴーは体に悪いって本当?体を冷やす?ニキビができる?下痢になる?

皆さんはマンゴーはお好きですか?ここ十数年で一気にシェアが広まった甘くて美味しい南国のフルーツのマンゴーですが、一方で体に悪いという話を聞くこともあります。今回の記事では本当にマンゴーが体に悪いのかどうかについて、真相を調べてみたので紹介していきます。

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マンゴーや冷凍マンゴーが体に悪いと言われている理由

マンゴーは体を冷やす?

マンゴーが体に悪いと言われている理由の一番多くの原因は「体を冷やす果物である」ということでした。マンゴーに限らず果物や野菜の中には体を温めるものと冷やす成分を含むものがあります。

マンゴーは南国のフルーツであるため、体を冷やす成分が豊富に含まれています。冷え性の人や体を冷やさないほうが良い妊娠中のお母さんたちは、マンゴーを食べてしまうと体に悪影響が出てしまうことがあるようです。

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マンゴーでニキビが出来やすくなる?

体を冷やす他にマンゴーの体への影響で言われていたのが「ニキビができやすくなる」ということでした。ですがマンゴーに含まれる栄養素を見てもあまりニキビと関係のありそうな栄養は見当たりませんでした。ニキビは体調不良や腸の環境が悪いと生じると言われています。マンゴーを食べてしまうと下痢や便秘などの消化器官の悪影響が出るという話もいくつかありました。これがもしかしたらマンゴー=ニキビができやすくなるという噂につながったのではないでしょうか。

マンゴーを食べると下痢や便秘になる?

先ほどもニキビの項目でお伝えしましたが、マンゴーは胃腸トラブルを引き起こす傾向にあるそうです。必ず胃腸トラブルが起きるということではありませんが、マンゴーにはたくさんの食物繊維が含まれているので、食べ過ぎてしまうと食物繊維の摂りすぎになり便秘や下痢を引き起こしてしまう可能性があります。

食物繊維はお腹に良いんじゃないの?
食物繊維には大きく分けて「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があります。水溶性食物繊維は糖やコレステロールの吸収を抑える効果や、便を柔らかくする効果が知られていますが、水溶性食物繊維をとりすぎてしまうと、腸にある水分を集めすぎてしまい便を柔らかくし過ぎて下痢の原因になってしまうことがあるのです。一方で不溶性食物繊維には、便のかさを増し、腸を刺激することで排便を促進する効果があります。しかし、もともと便秘状態で腸の動きが低下している人が不溶性食物繊維をとりすぎてしまうと、大きくかさが増した便をうまく排出できず、便秘がひどくなってしまうことがあります。

アレルギーの可能性もある?

マンゴーを食べた後に全身のかゆみや蕁麻疹、頭痛、吐き気などが生じる人も中にはいるようです。実はラテックスアレルギーを持つ人がマンゴーを食べてしまうと、上記のようなアレルギー反応が生じて様々な症状が出てしまう場合があります。これはラテックスフルーツ症候群と呼ばれ、ラテックスアレルギーを持つ人がマンゴーを始めとした様々なフルーツを食べた時にアレルギー反応が起きてしまう物を言います。

食物アレルギーとは?
食物アレルギーとは、特定の食べ物に含まれる「アレルゲン(アレルギーの原因となる物質。 ほとんどはたんぱく質)」に「免疫」機能が過剰に反応してしまい、体にさまざまな症状をおこすものです。人によってどの食品に反応しやすいかが異なり、特に幼少期は食物アレルギーが起きやすいといわれています。 「免疫」はもともと体に害となるものを排除する働きですが、それが過剰に反応してしまうと、逆に体の不調を引き起こしてしまうのです。

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食べ過ぎなければとても栄養価の高く素晴らしい効果を持つフルーツ!

マンゴーはとても栄養価が高い!

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マンゴーは食べ過ぎなければ上記のような身体に悪影響が出る心配は、基本的にはありません。さらにマンゴーは比較的低カロリーで様々な栄養をもつ素晴らしいフルーツなのです。

マンゴーに含まれる栄養素

  • ビタミンA
  • βカロテン
  • ビタミンC
  • 葉酸
  • リン
  • 食物繊維
  • ビタミンB1
  • ビタミンB6 

このように様々な体に不可欠な栄養素を豊富に含んでいます。マンゴーは悪影響を考えるよりも健康効果をうける程度の方が多いとも言われています。上手にマンゴーを取り入れて、高い栄養価をしっかり身体に取り入れられるといいですね!

冷凍果物は品質の劣化がほとんどない!

スーパーやコンビニエンスストアに売っている冷凍マンゴーなどの冷凍果物と、生の果物の栄養価を気にされる方が多いと聞きます。しかし冷凍食品は、素材の果物や野菜を急速冷凍という技術を使っているので、生の状態のものとほとんど品質に違いはないといわれています。品質や栄養価の方は全く気にすることがないのです。

冷凍野菜などに使われる急速冷凍ってなに?
急速冷凍とは「食品にマイナス30℃以下の低温の冷気を強く吹きつけ、おおむね30分以内のできるだけ短時間に最大氷結晶生成温度帯を通過して凍結させ、マイナス18℃以下まで冷却し保管する」というものをいいます。一般的な時間をかけての冷凍は食品の細胞が劣化してしまい、品質の低下を引き起こしてしまいます。なぜかというと食品中の水分はマイナス1℃あたりから凍り始め、マイナス5℃程度でほぼ凍結して氷結晶になるのですが、この温度帯を通過する時間が長いと氷結晶が大きくなり、食品の組織を大きく損なってしまうのです。そうなると解凍したときに、壊れた細胞から出た水分がドリップとして流れ出してしまうので、栄養素や歯触りが悪くなってしまうといいます。急速冷凍はできる限り食品の品質や栄養素を損なわないための方法なのです。

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まとめ

この記事をまとめると

  • マンゴーは食べ過ぎてしまうと体に様々な悪影響を及ぼす可能性がある!
  • マンゴーは低カロリーで高栄養な素晴らしい南国のフルーツ!
  • 食べ過ぎを控え適切な量でマンゴーと付き合って行こう!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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