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冷凍したいんげんは水っぽいの?どうして?
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いんげんを冷凍保存する前の下ごしらえはどうすればいいの?
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いんげんを冷凍保存する方法や冷凍いんげんの解凍方法とは?
いんげんを冷凍した際に水っぽくなってしまうことがよくありますが、うまく工夫して美味しく料理に使いたいですよね。ここでは、いんげんを冷凍保存する方法や、その際いっしょに出てくる疑問、解凍方法や美味しく使うためのアイデアなどについて詳しく書いています。
ここで紹介する内容を理解する事で、いんげんを今まで以上に長期保存ができ美味しく、無駄なく使い切る事が出来るようになります。いんげんは大好きだけど保存が上手く出来なくて困っているという人は、是非最後までご覧ください。
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目次
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冷凍したいんげんは水っぽい?
冷凍したいんげんは水っぽいと感じた事のある人はおおいのではないでしょうか。更に美味しさにおいても「不味くなる」という意見もよく耳にします。ここではこれら冷凍いんげんが劣化する原因について詳しく調べていきます。
水っぽくなる?
冷凍したいんげんは水っぽくなるのは、いんげんを冷凍する際にできた氷結晶がいんげんの細胞や繊維をこわしてしまうのが原因です。解凍するとき氷結晶が壊した細胞や繊維の隙間から水分がいんげんの外に流れ出してしまうため水っぽくなります。急速冷凍することで解凍する際の水分の流出を最小限に抑えられます。
不味くなる?
冷凍したいんげんは解凍した場合は出来立てよりも不味くなります。原因は冷凍する際にできる氷結晶が細胞や繊維を壊してしまうためですが、こわした細胞や繊維が解凍された後に空洞となり、それが原因でスカスカになったいんげんは歯ごたえの無い食感に変わるため、食べた際に美味しくないと感じる訳です。
劣化する原因は?
冷凍いんげんが劣化する原因としては、冷凍する前のした処理が悪い場合や、冷凍した際に長期保存することで冷凍焼けを起こしてしまう事が原因です。いんげんを冷凍する場合は、しっかりとした処理をし、急速冷凍する事で防げます。冷凍する際は出来る限りフリーザーバックなどの容器に薄く敷き詰め、熱伝導の良い金属トレーなどに密着させて一緒に冷凍させる事で急速冷凍に近い冷凍が可能です。
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いんげんを冷凍保存する前の下ごしらえ
いんげんを冷凍保存する前の下ごしらえにおいて、できるだけ調理直後の美味しさを維持したまま長期冷凍保存するために是非やっておくべき内容について、作業手順とあわせて詳しい方法についてここでは分かりやすく紹介します。
筋とヘタを取り除く
いんげんを冷凍保存する際には、解凍後に直ぐに調理ができるように筋とヘタを取り除いて冷凍保存するようにしましょう。水をはったボウルにいんげんを浸しきれいに洗ってキッチンペーパーなどで水分を取り除き、ヘタ先をつまんで両側の筋を取り除きます。
茹でる
水1リットルに対して大さじ1杯の塩を溶かしたお湯を沸かしいんげんを茹でます。1〜2分ほど茹でたらお湯からあげ、ざるに移し冷水で粗熱をとります。粗熱が取れたらキッチンペーパーで水分をきれいに拭き取ります。
いんげんを冷凍保存する方法
いんげんを冷凍保存する方法においては、そのまま冷凍出来るのか、調理した後にも冷凍する事は出来るのかと言った疑問について解説していきます。いんげんの特徴をできるだけ失わないような冷凍保存方法があれば知りたいと言う人へ出来るかぎり分かりやすく解説します。
いんげんはそのまま冷凍できる?
いんげんはそのまま冷凍することもできますが、冷凍焼けしたり味が落ちるなど保存するには適した方法とはいえません。冷凍する場合はした処理をした方が長期保存や味の劣化が少ないなどのメリットがあるのでおすすめです。
調理後の冷凍は可能?
調理後の冷凍も可能です。冷凍すると水分の出やすいいんげんは、水分を吸収してくれる食材との組み合わせが好ましく、食べる分だけ小分けしてから冷凍すると無駄なく食べられます。
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冷凍いんげんの解凍方法
冷凍いんげんの解凍方法には数種類の方法があるのですが、全てを理解していると言う人は少ないかもしれません。茹でるのが一般的ですが、炒めたり、レンジなどでも解凍する事は出来そうです。自然解凍の方法も含めて解説します。
茹でるのがおすすめ
茹でる、正しくはそのまま鍋や煮物に使用して茹でると調理を一緒にしてしまう工程がおすすめです。お湯でそのままゆでてしまうと、水分が抜けて食感も柔らかくなってしまいますので、煮る工程が分かっている調理ではそのまま冷凍のものを使ってしまうので便利です。お湯で茹でる場合はサッと茹で溶けたら直ぐにザルにあげ冷水で粗熱をとり、しっかりと手で絞るかキッチンペーパーで余計な水分を取り除きます。
炒める
冷凍のまま食べやすい大きさにカットし炒め物の具材として一緒に炒めると、フライパンの熱で解凍され、火も通りそのまま食べられてとても便利です。一緒に炒める具材の火の通り具合に注意して炒めすぎにならないタイミングで冷凍いんげんを入れるようにしましょう。
レンジはNG
電子レンジを使用した解凍は冷凍いんげんから大量の水分が出てしまい、食感が悪くなるためNGな解凍方法です。レンジではいんげんを解凍する際に氷結晶を熱することで解凍するのですが、急激な熱により氷結晶が沸騰し細胞膜や繊維を破壊するため、解凍された際に水分とうまみ成分がいんげんから大量に染み出し食感が悪くなってしまうためです。
自然解凍もNG
自然解凍も氷結晶が解凍される際に多量の水分とうまみがしみ出てしまうためNGな方法です。但し、冷蔵庫などの低温室で行う自然解凍であれば染み出す水分も旨味も最小限に抑えられるので、自然解凍の際は冷蔵庫内でゆっくり解凍するようにしましょう。
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水っぽさを解消する冷凍いんげんのレシピ
水っぽさが気になるという人が多い冷凍いんげんのレシピを人気と調理しやすさの順に、ごま和え、からし和え、サラダなど、さらには炒め物といった調理方法をここでは詳しく紹介しています。それぞれの調理ポイントを分かりやすく解説します。
ごま和え
冷凍いんげん10〜15本を解凍し水気をとって食べやすい大きさにカット。いりごま、すりごま、めんつゆ、ごま油、をそれぞれ大さじ1杯ずつボウルに入れ混ぜ、砂糖大さじ1杯半を溶かし、その中に水気を切ったいんげんを投入し拡販します。
ツナのからし和え
冷凍いんげんを7~8本解凍し水気を切って食べやすい大きさにカット、麺つゆ、マヨネーズ、練りからしをれぞれ小さじ1杯混ぜたものと和え、ツナ缶の油を切った物と混ぜ合わせ、最後にゴマを少々振りかけます。
レンジでホットサラダ
レンジで3分ほど加熱解凍した冷凍いんげん200gに、半分に切ったミニトマト5個分を加え、オリーブオイル大さじ1杯、ブラックペッパー適量、塩小さじ1/2杯、で味を整え皿に盛り付けた後、温泉卵を上からのせパルミジャーノチーズをたっぷり振りかけます。
卵のマヨネーズ炒め
解凍したいんげん250gを食べやすい長さに切り、たまご3個をボウルに入れ塩コショウ少々を加え溶き交ぜる。フライパンに大さじ2杯のマヨネーズを熱しいんげんを炒めます。炒まってきたらマヨネーズを大さじ2杯更に加え溶いていたたまごをいれ素早く炒め合わせる。皿に盛りつけ粉チーズをお好みで掛けます。
まとめ
この記事をまとめると
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冷凍したいんげんが解凍後水っぽいのは氷結晶が溶け細胞や繊維を壊して染み出るから。
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いんげんを冷凍保存する前の下ごしらえは筋とヘタを取り除き塩を加えたお湯で茹でる。
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いんげんを冷凍保存するには急速冷凍が効率良く、解凍方法としてはそのまま使うのが良い。
これらの事がわかりました。
冷凍いんげんはとても便利な野菜です。うまく活用して、おいしいいんげんを上手に食卓に取り入れましょう。
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