冷凍フルーツは体に悪い?良い?|食べ過ぎは太る?農薬の洗い方は?

冷凍フルーツは長期間保存ができて、季節を問わず好きなタイミングで好きなフルーツが食べられるので、冷凍庫にあるととても便利です。

ただ、『冷凍フルーツは体に悪い』『冷凍フルーツは太る』という噂を耳にしたことがありませんか?

おいしくて、気軽に食べられるなどのメリットは魅力的ですが悪い噂を聞くと「食べるのは控えた方がいいのかな。」と思ってしまう人もいるでしょう。そこで今回は、

  • 冷凍フルーツのカロリー・栄養素
  • 冷凍フルーツのメリット・デメリット
  • おすすめの食べ方・アレンジ
についてご紹介いたします。

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冷凍フルーツのカロリー・栄養素一覧

フルーツは冷凍にしても生のままと同等の栄養があると言われています。中には冷凍すると栄養価が高くなるものもあります。例えばブルーベリーに多く含まれるアントシアニンは冷凍した方が増えるそうです。

また、フルーツは収穫後、時間の経過とともに栄養素が減っていきます。しかし冷凍すれば栄養素が維持できることがわかっているので、新鮮な内に冷凍されたフルーツの方が市場に流通しているフルーツよりも栄養価が高い可能性があります。

生のフルーツを買ってすぐに食べきれないときには、冷凍すると保存期間が長くなり、栄養素も減らないのでおすすめですよ。

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冷凍ブルーベリー

冷凍ブルーベリーはいろいろなメーカーから発売されていますが、どれもエネルギー量や栄養素は若干違います。例えばセブンイレブンの冷凍ブルーベリー1袋150g入りの栄養成分表示によると、100g当たりの栄養素は

  • エネルギー:49kcal
  • タンパク質:0.5g
  • 脂質:0.1g
  • 糖質:9.6g
  • 食物繊維:2.1g
  • 塩分:0g

生のブルーベリーの栄養素は文部科学省「日本食品標準成分表 2020年版 果実類一覧」によると100g当たりの栄養素は

  • エネルギー:48kcal
  • タンパク質:0.5g
  • 脂質:0.1g
  • 糖質:8.6g
  • 食物繊維:3.3g
  • 塩分:0g

生のブルーベリーでも冷凍ブルーベリーでも、エネルギー量や栄養素に大差がないことがわかります。

文部科学省の日本食品標準成分表によると、ブルーベリーにはそのほかにも

  • ビタミンC:9mg
  • ビタミンE:1.7mg
  • カリウム:70mg
  • 鉄:0.2mg

などの栄養素が多く含まれていました。冷凍ブルーベリーでも同等の栄養素が摂取できると思います。

冷凍フルーツで人気のいちご、ぶどう、みかんも文部科学省 日本食品標準成分表2020年版を元に栄養素を調べました。

冷凍いちご(100g当たり)

  • エネルギー:31kcal
  • タンパク:0.9g
  • 脂質:0.1g
  • 糖質:6.6g
  • 食物繊維:1.4g
  • カリウム:170mg
  • カルシウム:17g
  • マグネシウム:13mg
  • 鉄:0.3mg
  • ビタミンC:62mg

冷凍ぶどう(100g当たり)

  • エネルギー:69kcal
  • タンパク質:0.6g
  • 脂質:0.2g
  • 糖質:15.7g
  • 食物繊維:0.9g
  • カリウム:220mg
  • カルシウム:8g
  • マグネシウム:7mg
  • 鉄:0.2mg

冷凍みかん(100g当たり)

  • エネルギー:49kcal
  • タンパク質:0.5g
  • 脂質:0.1g
  • 糖質:11.5g
  • 食物繊維:0.7mg
  • カリウム:130mg
  • カルシウム:17g
  • マグネシウム:11mg
  • βカロテン:1,000μg
  • ビタミンC:35mg

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冷凍フルーツのメリット・デメリット

生のフルーツは日持ちがせず、すぐに傷んでしまいます。またフルーツは旬の時期でないと食べられないものが多いですが、冷凍しておけば鮮度を保ったまま長期保存ができて季節を問わずにおいしいフルーツが食べられます。

冷凍フルーツはメリットがたくさんありますが、デメリットもあるので知っておきましょう。

果糖のメリット

果糖は糖類の中でも最も甘みが強いと言われています。甘みは強いですが、ほとんどが肝臓で代謝されるため血糖値を上げにくく、肥満や糖尿病を防げる甘味料と言われていました。

でも、最近は血糖値が上昇しないため満腹感を感じにくく、食べすぎてしまうことで中性脂肪の増加や肥満の原因になるとも言われています。

食物繊維・ミネラルが豊富

フルーツには水溶性食物繊維や不溶性食物繊維が豊富に含まれています。腸内環境を改善し便秘の改善に効果が期待できます。

また、ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リンなど体に必要不可欠なミネラルも多く含んでいます。

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アンチエイジング・美容効果

フルーツにはビタミンやミネラルが豊富に含まれているので、肌の弾力やハリ、美白など美容効果が期待できます。また、ポリフェノールなど抗酸化作用が高い栄養素を含むフルーツはアンチエイジング効果も期待できます。

食べ過ぎは太る?

冷凍フルーツはアイスクリームに比べるとカロリーは低いですが糖質を含みますし、食べ過ぎればカロリーオーバーになり太ります

添加物・農薬の心配は?

外国産のフルーツには、長距離の輸送や保管で傷みにくくするために防カビ剤が使われていることが多いです。国産なら安心なのかというとそういうわけでもなく、国産の冷凍フルーツでも見た目や味、食感を良くするために添加物が使用されているものは多くあります。

添加物や農薬が気になる方は、国産の無農薬栽培で無添加のものを選ぶようにしましょう。

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おすすめの食べ方・アレンジ

防カビ剤や添加物は表面に多く付着しているので、外国産のものや添加物が使われているものは、洗ってから食べると安心です。

太りにくくするためには食べる時間帯、おすすめの食べ方をご紹介します。

洗い方・農薬の落とし方

冷凍フルーツは、優しく洗わないと皮が取れてしまったり、溶けて潰れてしまったりすることがあります。

水を入れたボウルに冷凍フルーツを入れて優しく洗ってあげてください。

  • 水は2〜3回変えて洗いましょう。
  • 重曹水や酢水に30秒〜1分浸ける方法もあります。浸けた後は流水でよく洗い流してください。
  • 重曹は食用を使いましょう。重曹や酢は500mlの水に対して小さじ1が目安です。

食べる時間帯

1日の内フルーツはいつ食べても良いですが、フルーツに限らず夜遅く食べると摂取したエネルギーを消費できないので太りやすくなります。

また、フルーツの1日の適切な摂取量は200gとされています。果糖が含まれるので食べすぎると中性脂肪が増えやすくなります。

『夜遅く食べない』『食べ過ぎない』ように注意してくださいね。

おすすめの食べ方・アレンジ

冷凍フルーツは、そのままアイスのように食べるのもおいしいですが、ヨーグルトに乗せたり、スムージーにもできます。

凍っているので氷の代わりになり、ヨーグルトや牛乳に冷凍フルーツを入れてミキサーにかけるだけで簡単にスムージーができます。

お菓子作りをする人はジャムやソースの材料として使うのもおすすめです。

まとめ

『冷凍フルーツは体に良い?悪い?食べ過ぎると太る?』などについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • 冷凍フルーツには生のフルーツと同等の栄養素が含まれている
  • 食べ過ぎると太る
  • 食べる時間帯や量に注意すれば美容と健康に必要なビタミンやミネラルが気軽に摂取できる

冷凍フルーツはヘルシーなおやつ感覚で食べられていろいろな栄養が摂取できます。ダイエット中のおやつや食欲がないときにもおすすめです。ただ食べ過ぎには要注意です。果糖が多く含まれるので、中性脂肪が増えたり肥満の原因になったりすることがあります。

1日の量を決めて食べてくださいね。

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