冷凍ホタテの賞味期限はどれくらい?賞味期限切れで食中毒に?症状は?

寒くなってくると旬を迎える「ホタテ」。シチューなどのホットメニューはもちろん、炒め物や生食でマリネなどにしても最高に美味しいですよね。実はホタテなどの甲殻類にはタウリンやアミノ酸、グルタミン酸などの旨味成分の宝庫！材料として使えば、お料理が美味しくなること間違いなしですよ！

そんなホタテですが、近年は冷凍の物も良くみられるようになってきました。でも冷凍食品って日持ちするからってついつい油断しがちですよね？それにずっと冷凍したままだったけどそもそも美味しく食べられるの？この辺りも気になりますよね。そこで今回は

これらのテーマについて紹介いたします。

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冷凍ホタテの賞味期限

賞味期限とは「美味しく食べられる期間」を表記するものです。ですので多少は過ぎてしまっても廃棄せず、加熱調理などで召し上がれば食味の劣化も感じにくいですよ。それでは気になる冷凍ホタテの賞味期限を見ていきましょう。

どれくらい?

メーカーによって違うようですが、ようです。ですが家庭用冷凍庫では、日々の開閉によって温度を保つことが難しく、冷凍焼けなどの品質劣化を起こしてしまいます。

基本はパッケージの賞味期限を目安に召し上がることですが、です。

消費期限は?

冷凍ホタテの消費期限は記載されていないものがほとんどのようです。そもそも消費期限とは「品質や状態が急速に劣化してしまう商品に記載する表示」です。ですのでほとんどの冷凍食品は賞味期限しか記載がありません。

「じゃあ冷凍していればずーっと保存しておいても大丈夫なの？」と思う方もいらっしゃると思います。確かに食中毒の観点から見れば、－15度以下に冷凍庫内を保ち続けることができれば、食べることはできるかもしれません。

しかし家庭用冷凍庫では不可能なことです。冷凍庫の扉は数十秒あけているだけでも庫内の温度は10度近く上がってしまい、戻るのに15分程度かかると言われています。温度が下がっているうちに菌が増殖する可能性も十分にあります。賞味期限を目安になるべく早く召し上がることをおススメします。

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期限切れのホタテで気を付ける事は?

気を付けていたけど、後回しにしていたら賞味期限が切れてしまった・・・。でも諦めきれない！こんなこともあるかと思います。賞味期限が切れてしまったホタテを召し上がる際に、気を付ける事を見ていきましょう。

食中毒

ホタテなどを含む二枚貝で有名な食中毒は「貝毒とノロウィルス」です。それぞれ見ていきましょう。

症状

• 貝毒：麻痺性・下痢性・神経性・記憶喪失性」の4種類が知られていますが、ホタテの場合は麻痺性と下痢性が多いようです。
  
  →麻痺性の場合は食後30分前後から、口唇・舌・顔面・四肢の痺れ感から始まり、運動麻痺がおこります。
  
  →下痢性の場合は食後30分～4時間以内に下痢・吐き気・嘔吐・腹痛が発症します。通常3日程度で回復し、いずれの場合も死亡例は出ていません。
• ノロウィルス：潜伏期間が1～2日程度あり、おもな症状は吐き気・嘔吐・下痢・腹痛・発熱・悪寒・筋痛・咽頭通・倦怠感です。2～3日で回復することが多いですが、抵抗力が衰えた赤ちゃんや高齢者の場合は重篤化しやすい為、注意が必要です。
  
  　　　　　　　　感染力が非常に強く、死亡例も多数報告されているため、注意が必要です。

ホタテが腐ったらどうなる?

「閉まった貝は食べるな」と良く母に言われましたが、殻付き貝で閉じている場合は死んでいて腐敗が進行している可能性が高いです。

ホタテも同様で、中の身をつついて口が閉じない場合は死んでいるため、召し上がらない方が良いです。また、殻から外したものは身が軟化していたり、腐敗臭がする場合は避けてください。

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ホタテはそのまま冷凍できる?

冷凍保存の方法

生の場合は下処理（ウロを取り除き、貝柱・ヒモ・卵を分ける）をし、それぞれジップロック等の保存袋に入れ、ストローなどで良く空気を抜き、真空に近い状態で冷凍すると良いでしょう。

可能であれば、金属トレイなどに乗せて急速冷凍すると劣化を防止できて美味しく召し上がれますよ。殻付きのまま沸騰したお湯で茹でると、身が殻から外れます。粗熱が取れたらウロ（黒い部分）を取り除き、冷凍します。

ヒモ・卵もそのまま冷凍できますよ。2～3週間を目安に食べきりましょう。

ホタテが冷凍焼けしないために

冷凍焼けの主な原因は3点です。

1. 空気に触れたことにより酸化してしまった
   
   →チャックの付いた保存袋に入れて、尚且つ良く空気を抜くことで防げます。
2. 冷凍庫内の温度上昇
   
   →生活している以上完全に防ぐことは難しいですが、冷凍庫の開閉の際は手早く済ませましょう。
3. 冷凍に時間がかかってしまった
   
   →通常の冷凍方法（緩慢冷凍）の場合、完全に冷凍されるまで時間がかかってしまいます。肉や魚などの食材は、急速冷凍を使い分けると良いでしょう。アルコールの凍結温度を利用した急速冷凍の方法もあるようです。コストはかかりますが、こだわりたい方はお試しください。

生臭くならない解凍方法

冷蔵庫にそのまま入れて自然解凍させることが、一番手軽な方法と言えるでしょう。

「いや、せっかく良いホタテが手に入ったからどうしても美味しく食べたい！」という方は「氷と塩を使った解凍方法」がおススメですよ。やり方を説明します。

1. ボウルにホタテと同量くらいの氷を入れ、塩小さじ1杯を振りかけます。塩分量は、氷250gに対して小さじ1です。
2. 凍ったままのホタテを氷が入ったボウルにそのまま入れ、ラップをします。
3. 常温で3～5時間置いて、解凍してください。

氷が解け、ホタテは塩水に浸かった状態になりますが、浸透圧の働きで水っぽくならずぷりぷり食感のまま解凍できますよ。

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まとめ

「冷凍ホタテの期限や期限切れの注意点」などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？

冷凍保存はとても便利で良い保存方法ですが、方法を間違えると食感を損なったり、食味の悪化、細菌の増殖などに繋がります。

せっかく旬の美味しいホタテを手に入れたのですから、是非美味しいうちに召し上がっていただきたいです。

私のおススメは「ホタテの旨味を逃さず食べれるシチュー」です。コーンやブロッコリー、カボチャなども一緒に入れれば、彩も良くお子様のいるご家庭では喜ばれること間違いなしですよ♪

是非作ってみてくださいね♪

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