パプリカといえば、赤や黄色などカラフルな色合いが特徴的な野菜ですよね。そんなパプリカですが、スーパーなどで買い物をしていると、緑のままのパプリカを見かけることがあります。
そこで気になるのが、パプリカは緑色のままでも食べれるのか?ということ。実は、パプリカが緑色のままなのには理由があるようです。ということで今回の記事では、パプリカが緑色のままの原因に関連して下記の内容を解説します。
- パプリカの特徴
- パプリカが緑のままなのはなぜ?
- パプリカの追熱方法・おすすめの食べ方
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目次
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パプリカの特徴
パプリカは、赤や黄色などカラフルな色が特徴の野菜で、サラダに加えると一気に見栄えがよくなりますよね。そんなパプリカですが、ピーマンとの違いや歴史について知らない方も多いのではないでしょうか。ここでは、パプリカの特徴について詳しく解説をします。
パプリカとは?
パプリカといえば「ピーマンに似た食材」このようなイメージをお持ちの方も多いかと思います。しかし実は、パプリカは植物学的には「トウガラシと同じ仲間」で、ピーマンよりも身が大きく甘味があるのが特徴です。
パプリカが最初に日本に伝わったのは1993年頃で、オランダから輸入していたといわれています。それから、パプリカは日本でも流通量が増え、国内でも栽培が行なわれるようになりました。
ピーマンとの違い
パプリカとピーマンには見た目以外にもいくつかの違いがあるんですよ。パプリカとピーマンの違いについて下記にまとめました。
・色の違い
・味の違い(ピーマン→苦味が強い)(パプリカ→甘味が強い)
・調理方法の違い
・原産地の違い
・大きさの違い
・栄養価の違い
上記のように、パプリカとピーマンは同じような野菜ですが、多くの違いがあるんですよ。
栄養・健康効果
パプリカには、健康的な体を維持するのに必要な栄養素(ビタミンCやβカロテンなど)が豊富に含まれています。
特にパプリカには「ビタミンC」が豊富に含まれており、その量はピーマンの2倍といわれています。ビタミンCを摂取することで「美肌効果、抗酸化作用」などの効果を期待できます。また、ビタミンCは水溶性のビタミンのため、欠乏しやすく定期的に摂取する必要があります。そのため、パプリカのようにビタミンCが豊富に含まれる食材を食べることは重要になります。
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パプリカが緑のままなのはなぜ?
スーパーなどに並ぶパプリカの中には緑のままのものを見かけることがあります。では、なぜ一部のパプリカは緑色のままなのでしょうか?ここでは、パプリカが緑のままの理由について解説をします。
収穫が難しい
一般的にパプリカは色がつくまでに時間がかかるため、収穫が難しいといわれています。また、個体によってはなかなか色がつかないものもあり、色がつく前に出荷するものもあるそうです。そのため、パプリカの中には緑のものもあるようです。
赤くなる条件は?
パプリカはオレンジや赤色など、個体によって異なる色をしていますよね。これは、パプリカに含まれる色素のバランスによって色の種類が変わるのが理由のようです。
緑のままでも食べられる?
パプリカは緑のままでも問題なく食べることができます。ピーマンよりも実が厚いですが、食べごたえがあって美味しいですよ。
赤いパプリカと味の違いはある?
赤色のパプリカと緑色のパプリカには「味の違い」があります。なぜなら、赤いパプリカには緑色のパプリカと比べると2倍の果糖が含まれるからです。果糖が多いことで、赤色のパプリカは緑色のパプリカよりも甘味が強く、サラダなど生食に向いています。
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パプリカの追熟方法・おすすめの食べ方
「緑色のパプリカを赤くする方法はないの?」このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。実は緑色のパプリカは「追熱」をすることで、赤色になるんですよ。
ここでは、パプリカの追熱の方法に加え、おすすめの食べ方をご紹介します。
追熟するとどうなる?
緑色のパプリカは追熱をすると赤色に変わってきます。自宅でパプリカを追熱する方法は下記の通りです。
①収穫したパプリカを日の当たる場所に置いておく
②2〜5日程度様子を見る
③お好きな熟し具合になったら食べる
追熱をする日数は、お好みの熟し具合によって調整してみてください。
おすすめの食べ方
パプリカのオススメの食べ方は、そのままサラダにして食べる方法です。シンプルな食べ方ですが、この方法が一番パプリカ本来の味を楽しむことができますよ。
相性のいい食材
パプリカはオリーブオイルとの相性は抜群です。パプリカをお好みの大きさにカットして、オリーブオイルに漬けてマリネにして食べるととても美味しいですよ。
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まとめ
今回の記事では「パプリカが緑のまま!原因は?味は?放置・追熟すると?ピーマンとの違いは?」について解説をしました。
最後にもう一度、本記事の要点を振り返っておきましょう。
この記事をまとめると
- パプリカはピーマンによく似た野菜だが、植物学的には唐辛子の仲間である
- パプリカとピーマンには、見た目の色以外にも大きさや味などの違いがある
- 緑色のパプリカは追熱をすることで赤色にかわる